自動販売機設置の副業は儲かる?収入は?設置場所のポイントも解説

今回は自動販売機設置の副業について挙げてみたいと思います。

これから暖かくなる季節ですね。この時期は特に夏にかけてはドリンクが必須になります。

街中にはドリンクを販売する多くの自動販売機が設置してあり、いつでも気軽にドリンク等を購入することが出来ます。

そんな自動販売機ですが、その設置場所を探すことで副業に繋げることも出来ます。

自動販売機と言えど、その設置場所によって大きく売上げが変わってくる事から、その立地が肝心になってきます。

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自動販売機設置の副業の仕事内容は?

自動販売機設置の副業の仕事内容はその名前通り、新たな自販機を設置する場所を開拓していくのが仕事です。

自販機の売り上げはドリンクの種類や値段によっても変わってきますが、やはり立地によって大きく売上が左右される事が多くなります。

また一等地の立地は大抵は既に業者が抑えている為、新たな自販機設置場所探しは大切です。

今では繁華街や駅前などを中心に自販機の設置場所は飽和状態という声もあり、飲料メーカーでも設置場所探しに苦戦しているケースもあるようです。

 

自動販売機設置の仕事は、通常のアルバイトのように何時~何時までといった定時の勤務時間が定められている事は少なく、大抵は自分の空いた時間や街中を歩いている時間などを利用して設置場所を開拓していくのが通常です。

そのため副業としても適しており、例えば外回りが多い営業マンやドライバー・買い物帰りの主婦などにも向いている副業と言えるでしょう。

隙間時間で取り組みやすいのも自動販売機設置の副業の利点です。

 

仕事内容としては、自動販売機が置けそうな設置場所を見つけ、その土地スペースの家主や管理会社と連絡を取ります。

そしてその土地の所有者である地主と交渉をし、OKが出たら設置会社に連絡をするといった流れになっている事が一般的。

もしくは設置場所の開拓までに留め、地主との交渉は会社の担当者が引き継ぐといった流れもあります。

見ず知らずの人から自販機の設置を勧められれば怪しいと感じてしまう事も多いものですが、友人や知人からの紹介であれば設置を検討してくれる人もいますので、まずは地元や近所周辺の空き土地から探っていくのも有効かと思います。

 

自動販売機設置の副業の収入は?

前述したようにこの副業の報酬はアルバイトのように会社に勤める訳ではなく、完全出来高制である事がほとんどです。

1件の設置場所開拓→地主との契約完了までで報酬が支払われるといったシステムになっている会社が多いでしょう。

 

報酬はその業者や設置場所によって異なり、1つの設置場所を開拓する事で2~5万円程度の報酬が得られるケースが多くなっています。

中には月に10~20万円稼ぐ人もいるようです。

多くの報酬を得るには人通りの多い立地に自動販売機を設置する必要がありますが、通常の立地でも1万円程度の報酬は稼げる傾向があります。

 

また繁華街や商業施設の近く・駅前など、自動販売機の利用者が多く見込めるような場所の開拓の方が報酬額も割高になっている事も多いです。

その他にも自動販売機を設置した後に、実際にドリンクの売上げ本数に比例して報酬額を決定している業者もあるようです。

この副業は1件あたりの報酬は高単価となっていますが、逆に言えば一件も成約が無ければ報酬もゼロとなってしまう為、あくまで隙間時間を利用した副業として検討するのが良いのかもしれません。

 

自動販売機設置の副業を始めるには?

自販機設置場所探しの副業を始めるには、飲料メーカーの設置場所募集にエントリーをして登録をするか、自販機設置場所探しのサイト等で登録をしておく必要があります。

例えば以下のような会社で自動販売機設置仕事の登録ができます。

  • 伊藤園
  • 株式会社コスモフーズ
  • 自販機設置場所探しS.D.S
  • 自販機設置場所リサーチ・ワイズ

 

登録をするにあたり有料と無料の会社があり、報酬額等も各社で異なりますので、事前に確認をしておきましょう。

その他にも各飲料メーカーがHPやサイト等で募集をかけているケースもあるようなので小まめにチェックをしておくと良いでしょう。

 

自動販売機の設置は儲かる?

では設置場所の開拓ではなく、自販機を設置するオーナー側になった場合の収入はどうでしょうか。

特に暑い季節などは多くの人がドリンクを購入するので簡単に儲かりそうな気もしますね。

 

しかし実際には1~2台の自販機のオーナーではちょっとしたお小遣い稼ぎ程度にしかなっていない人が殆どかと思われます。

複数台設置して事業としてある程度まとまった額を稼ぐ人もいますが、それは一部の人です。

 

まず自販機設置方法にはフルオペセミオペがあります。

フルオペは土地をメーカーに貸し出し電気代等は自分で負担する事で、その他のドリンク補充や売上げ精算・ゴミ捨てなどはメーカー側が行ってくれるものです。

この場合には売上げの20%前後がオーナーに入る事になります。

 

一方でセミオペの場合には自販機自体も自分で確保するかリースで借りる等して用意しなければならず、ドリンクの補充なども自分で行う事になります。

その分利益率は高くなりますが、ゴミ捨てや商品選定などほぼ全て自分で行うため、利益重視で本格的に自販機事業に乗り出したい人にはセミオペが向いているのかもしれません。

 

また収入(マージン)を得るには幾つかのタイプがあります。

  • 1本ドリンク販売に対し〇円のマージンが入る
  • 売上の〇%のマージンが入る
  • 定額制で一定額のマージンが入る

 

自動販売機を設置する事で儲かるようにイメージする人もいるかと思いますが、大抵はドリンク1本につき10~20円程度の利益になる事が多いかと思います。

例えば1日10本の販売で月に300本販売したとしても、月に3000~6000円程度の副業収入という事になります。

電気代も月に2000~3000円程度かかりますし、仕入れ費用などを含めると大抵の自販機オーナーはそれほど儲かっていません。

それだけにどれだけ集客が見込める立地に自動販売機を設置できるかが副業収入に大きく影響してきます。

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自動販売機にはどのようなドリンクを仕入れる?

それでは自動販売機を設置した場合、どのようなドリンクを仕入れれば良いのでしょうか。

仕入れるドリンクはあくまでその立地と関連のあるドリンクや人気商品を仕入れる事が大切です。

 

例えばスポーツジム近くに設置するのであればスポーツドリンクや脂肪吸収のドリンク等を置くのも良いですし、子供が多い公園付近であれば価格の低い炭酸飲料を多めに揃えておくのも良いでしょう。

また人気の高いドリンクを仕入れる事も大切です。

例えばテレビや雑誌で流れている人気のドリンクを品揃えとして置くのも良いですし、定番や売れ筋の商品を固定商品として置いておくのも良いかと思います。

どの自動販売機でも同じドリンクを販売するのではなく、その立地でどのような人がドリンクを購入するのかをじっくりと想定しながらドリンクを仕入れるようにしましょう。

 

自動販売機設置に適した場所は?

自動販売機設置に適した場所は幾つかあります。

人通りが多い事はもちろんですが、売上を上げるには下記のような場所が設置ポイントとして考えられます。

 

繁華街

繁華街は人通りが多く、特に土日に売り上げが多く見込めます。

 

オフィス街

多くの企業・オフィスが立ち並び、特に平日に多くの売り上げが見込めます。

 

学校付近

学校帰り・部活の帰りなど、多くの学生が利用する道も売り上げが見込めます。

 

公園付近

公園で遊ぶ子供たちや親がドリンクを購入する機会があります。

 

病院近く

病院近くでもお茶などのドリンクがよく売れる事があります。

 

自販機がたくさん並んでいる場所

自動販売機が既にたくさん設置してある場所は採算が取れている立地も多いです。

 

近くに小売店やコンビニがない立地

この立地ではさほど人通りが多くなくても一定の売り上げを見込める場合があります。

 

自動販売機設置の副業のきつい所は?

自販機設置場所探しのきつい所は、やはり設置場所が思うように見つからない事が多いという事です。

地方を含め全国には至る所に自動販売機があり、特に都市部で売上げが見込めるような土地を見つける事は簡単ではありません。

また場所があったとしても地主を口説けるかどうかも問題であり、遊休地を放置しているようなオーナー・地主は、自販機ほどの副収入やちょっとした小遣い稼ぎには興味がない事も多く、また毎月の自販機の電気代やドリンク補充などの手間を考えると割に合わないと考える人も多いのでしょう。

自動販売機の設置場所を見つけるにはコミュニケーションの上手さや人の伝手・人脈の多さも影響してくるので、実際には自販機設置場所探しで大きく稼いでいる人は一部の人です。

自販機関連の他のアルバイトとしては、自販機補充のアルバイトもあります。

関連記事:自販機補充のバイトはきつい?欠員対応とは?

 

ですが逆に言えば普段から道を歩いている時やどこかに外出した時など、隙間時間に立地を探してみるといったように、趣味を兼ねた副業として行っていくのも良いかと思います。

自販機設置場所探しは自分のペースで続けていけるので副業向きとも言えます。

興味がある方は検討してみるのも良いかもしれませんね。

今回は自動販売機設置の副業について挙げてみました。

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