マンションのコンシェルジュを辞めたい10の理由
今回はマンションのコンシェルジュを辞めたい理由について挙げてみたいと思います。
最近ではマンションのコンシェルジュが常駐している所も少しずつ増えてきました。
ゲストの案内や居住者のサポートなど、ホテルのようなサービスを受ける事もできます。
ですがコンシェルジュとして勤める人の中には「仕事を辞めたい」という声も。
今回はそんなマンションのコンシェルジュを辞めたい理由に触れてみます。
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マンションのコンシェルジュを辞めたい理由は?
マンションのコンシェルジュを辞めたい理由にはどのような点が挙げられるでしょうか。
幾つか挙げてみます。
コンシェルジュ付きのマンションは一般的には管理費や共益費が高いことがあります。
コンシェルジュが常駐している分、人件費がかかりやすい理由も1つにあります。
そのため居住者としても「きちんと仕事をしているかどうか」チェックの目が厳しい場合もあります。
特にコンシェルジュがいるマンションは高級マンションが中心で管理費も高額であり、尚更周囲のチェックは厳しくなる場合があります。
近年ではネットショッピングを始め、宅配ボックスの設置や当日配送など、利便性の高いサービスを受ける事ができます。
また飲食店やコンビニなど、周囲に店舗が多いマンションであればそれだけでコンシェルジュはいらないという人もいます。
コンシェルジュとは言っても建物によって24時間常駐しているとは限らないですし、そもそも管理人1人いれば十分という声もあるでしょう。
そのためコンシェルジュの存在自体が不要という声も一部ではあり、仕事にしにくさからコンシェルジュを辞めたいと考える人もいるかと思います。
コンシェルジュと言うと聞こえは良いですが、個人的には安定した職業というイメージはありません。
管理組合の決議でいつ職が無くなるか分かりませんし、現在でも派遣社員等がコンシェルジュとして勤務しているマンションは多くあります。
雇用が不安定な事からコンシェルジュをいつかは辞めたいと考えている人もいるようです。
コンシェルジュは居住者からの相談や依頼など、様々なことに対応しなければなりません。
メール・電話応対を始めタクシー手配・クリーニング取次ぎ・駐車場手配・宅配便預かり・デリバリーの手配・パーティールームの予約・室内の故障トラブルなど、どのような相談が入るかは分かりません。
そのため入居者の相談内容に合わせて臨機応変に対応する事が求められ、時にはマニュアルに載っていない事態も想定した行動が求められます。
柔軟に対処ができないと入居者からは悪評が立つ可能性もあり、時には神経をすり減らす仕事でもあるので、マンションのコンシェルジュを辞めたいという人は意外に多いようです。
マンションのコンシェルジュにも管理会社宛にクレームが入る事があります。
「挨拶をしない」「設備の故障」「予約手配のミス」「住人によって態度が違う」「建物の汚れ」など苦情内容も様々です。
本人としてはミスをしたつもりがない場合でも居住者によって捉え方や考え方は様々なため、クレームの対処は常に気を遣います。
コンシェルジュとして働いていると、居住者からクレームをもらったり仕事上の苦情が入ることもあります。
そのため特定の居住者とコンシェルジュの関係が悪くなる事もあり得ます。
ですが普通の職場とは異なり、居住者は基本的にはそのマンションにずっと住み続けているので、関係が悪くなっても居住者が引っ越さない限りは毎日のようにフロントで顔を合わす事になります。
居住者との関係悪化から、マンションのコンシェルジュを辞めたいという人もいます。
マンションのコンシェルジュは暇はことも多いです。
マンションによって立ち仕事と座り仕事の建物がありますが、どちらにしても常に仕事が舞い込んでくる訳ではありません。
とは言え居住者の眼があるだけに大っぴらに暇そうにしている事も出来ませんし、ただジッと座っているだけの時もあります。
本人は暇すぎて辛いと思っていても、周囲からは「暇そうでいいよね」といった目で見られているような気がする事もあるでしょう。
マンションのコンシェルジュは1人~3人程度で勤務している建物が多いかと思います。
1日4~5hの短時間勤務のコンシェルジュであれば1人勤務の所もありますし、長時間であれば2~3人で勤務する所もあります。
ですが少人数制で距離が近いために、お互いの相性が合わないと気まずく辛い仕事です。
またコンシェルジュでパート勤務の場合には子供を持つ母が勤めている事も多く、シフト調整でぶつかる事も。
職場ではよくある事ですが、人間関係を理由としてマンションのコンシェルジュを辞めたいと考える人もいます。
マンションのコンシェルジュはさほど給料が高いとは言えません。
パートで言えば時給1000円前後、派遣で時給1200~1400円程度、正社員で月給20~23万円程度といった所でしょうか。
もちろん管理会社や物件によっては諸手当が付いたり、英語対応等ができれば別手当が付く場合もありますが、大きな待遇は見込みにくい仕事かと思います。
コンシェルジュのお仕事は確かに注目されていますが、依然として「マンションの管理人」といったイメージを持つ人も多くいます。
コンシェルジュとして経験を積んだ後であっても、その後のキャリアアップに苦しむ人もいます。
マンション以外にもホテルや駅・病院や百貨店などの転職も検討できますが、大幅なキャリアアップに繋がるケースは少ないようです。
将来のキャリアプランの形成が難しいと考える人の中には、マンションのコンシェルジュを辞めたいと考える人もいるでしょう。
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マンションのコンシェルジュはいらない?
マンション居住者の中には、「コンシェルジュはいらない」といった声もあるようです。
コンシェルジュの人件費は主に居住者らが捻出する管理費などから形成されるため、不要なサービスが多すぎるとコンシェルジュは不要という声をあげる人もいます。
例えばコンシェルジュサービスには以下のようなものがあります。
- フロントサービス
- 共用施設の利用受付
- タクシー等の予約手配
- 駐車場手配
- クリーニング・宅配便などの受け取り・取次
- 紹介業務(ハウスクリーニング・家事代行・ベビーシッター紹介など)
- 備品(台車・工具など)の貸し出し
- デリバリーの手配 etc…
確かにあれば便利と感じるサービスもありますが、逆に言えば「無くてもなんとかなるサービス」も多く含まれているような気もします。
またあくまで個人的な意見ですが、毎日出かける度にフロントにコンシェルジュがいるのは少し気まずい感じもします。
特に私などは細かい用事で頻繁に外出する事が多いので、その度に1日に何回も顔を合わせたり挨拶をされるとこちらも多少気を遣います。
もちろんコンシェルジュサービスを便利と感じる人も多いかとは思いますが、人によってはコンシェルジュがいらないと感じる気持ちも少し分かる気もします。
コンシェルジュが必要かどうかは個人の考え方次第ですが、居住者が必要とする便利なサービスを期待したいですね。
マンションのコンシェルジュのやりがいは?
マンションのコンシェルジュの仕事のやりがいはどのような事があるでしょうか。
例えば以下のような部分でやりがいがあります。
コンシェルジュは居住者が出かける際には「いってらっしゃいませ」と挨拶をし、帰宅時は「おかえりなさいませ」と挨拶をして迎えます。
居住者とは言っても年齢や家族構成は様々であり、フロントで色々な居住者と関わりが持てることもコンシェルジュのやりがいの1つです。
居住者が快適に過ごせるようにサポートをしていきましょう。
マンションコンシェルジュの仕事はフロント受付や居住者サポートが中心ですが、人によっては「何でも屋」のように見る人もいます。
また居住者からの依頼も生活やライフスタイルに応じて変化するので、仕事内容も毎日同じという事は少なく変化に富んだ業務があります。
仕事が多過ぎると忙しかったり、逆に暇なマンションもありますが、多様な種類の仕事があるのもマンションコンシェルジュのやりがいと言えるでしょう。
コンシェルジュは居住者からの困り事を解決・サポートするのも大切な仕事です。
きちんとお仕事をこなせば居住者から感謝されたりお褒めの言葉を頂くこともあります。
人から感謝される事はコンシェルジュとしてやりがいを感じる一番の瞬間と言えるかと思います。
コンシェルジュ付きのマンションはグレードの高い所が中心となります。
そのためコンシェルジュに求められる礼儀・マナー作法もそれなりに高いレベルが求められます。
言葉遣いや挨拶を始めきちんとしたマナーが身に付くので、転職時などにも役立たせる事ができます。
マンションのコンシェルジュを辞めたい?まとめ
マンションのコンシェルジュを辞めたい理由について幾つか挙げてみました。
時代の流れもあり、マンションのコンシェルジュサービスは今後も増えていくような気がします。
またきちんとしたコンシェルジュが在籍する事は、そのマンションの資産価値にさえ影響する事もあります。
マンションのコンシェルジュは楽な仕事ばかりではありませんが、やりがいのある仕事でもあるので興味がある方は検討してみるのも良いかもしれませんね。
今回はマンションコンシェルジュを辞めたい?について挙げてみました。
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