物件撮影バイトとは?カメラはどうする?求人や撮影のコツも紹介
今回は物件撮影のバイトについて挙げてみたいと思います。
物件写真というのは文字通り、建物や部屋室内の写真撮影をするお仕事になります。
主には不動産会社にアルバイトとして勤務し、物件の写真をカメラで撮影をするのがメインの副業です。
不動産会社はHPなどに掲載する写真画像が必要であり、そのための写真を撮影してくる人手を募集しています。
今回はそんな物件撮影のバイトの副業について触れてみます。
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目次
物件撮影のバイトの仕事内容は?
物件撮影のバイトは主に不動産会社にアルバイト等で勤務をし、撮影をするお仕事です。
不動産会社所有の自転車や原付・車などに乗って各物件を廻り、指定された物件の写真撮影をしていきます。
会社にもよりますが撮影は主にパートさんやアルバイト従業員が行っている事が多く、基本的には1人で撮影に行く事が多いので人間関係が苦手な人などにとっても向いている副業と言えるでしょう。
写真撮影は物件の外観・エントランス・廊下・玄関入口・部屋の間取り内部・トイレ・浴室・バルコニー等、現場に行かなくてもその部屋の状況が手に取るくらいにわかる写真を撮影をするのがベストです。
当然にその物件が綺麗に見えるように撮影をしていく事がポイントです。
最近では写真だけではなくYoutube等から動画をアップしている不動産会社も多いので、動画撮影などを伴うこともあります。
不動産会社はこの写真画像を重視しており、例えばHPやポータルサイトに物件写真を掲載するとしても写真の数や質・どれだけ物件内部を細かく撮影できているか等によって、顧客からの問い合わせ件数にも影響する事があります。
また顧客によっては物件写真の内容によって管理か仲介かを判断する人もいるようで、尚更細かな写真が必要になります。
1物件に対して30~50枚程度の写真を撮影をし、事務所に帰ってから良い写真をピックアップします。
不動産会社によっても異なりますが、短時間勤務であれば10件程度・フルタイムであれば1日で廻る物件数は20~30件程度です。
物件撮影のバイトでは丸1日写真撮影をする人もいれば、事務所に戻ってからネット上に画像をアップしたり営業さんのお手伝いをする人もいます。
不動産会社によっては一眼レフのような本格的なカメラを使用して撮影をする事もあり、今後もこの写真掲載は重視されていくでしょう。
物件撮影バイトの給料は?
物件撮影バイトの時給は900~1100円程度となっており、一般の飲食や小売り店のアルバイト時給とさほど変わりはありません。
時給は高くはありませんが、その分1人で気楽に物件廻りをする事が多いので副業にも適していると言えるでしょう。
もちろんガソリン代や車両費は会社が負担してくれます。
宅建主任者資格を持っている人は別途資格手当が出ることもあります。
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例えば毎週末の土日だけ1日5時間程度勤務をしたとすると、月に4万円前後の副収入にはなるのでちょっとしたお小遣い程度の副業としてもお勧めです。
ですが中には平日の夜に副業として物件撮影したいという人もいるかもしれませんが、やはり夜は暗くて撮影が難しい場合も多く、特に外観写真などは夜だと撮影は困難になります。
また土日に勤務をするとしても特に1~3月などの繁忙期などは撮影業務を中止して、店内業務に駆り出される機会もあるかもしれません。
特にHPの更新や入力業務など、店内のお手伝いをするケースもあるので撮影だけでなく店内の雑務をこなす事も覚悟しておいた方が良いでしょう。
物件撮影のコツは?
物件撮影のコツは様々ですが、高機能のカメラを使用したからと言って良い写真が取れる訳ではありません。
特に物件の室内写真を撮る場合には、水平&垂直のバランスを整える事が大切です。
カメラが上を向き過ぎていたり安定感のない写真は、見ている人を不安にさせます。
もちろん撮影時のピントや手ぶれ・白飛びといった細かい部分にも注意をします。
また物件写真に限らず言えることですが、やはり室内も暗いよりは明るいイメージで撮影した方が綺麗に映ります。
そのため必要に応じて画像補正ツールを使用する等して、明るい雰囲気の写真をアップするようにしましょう。
光についても、できればストロボは使用せず自然光を取り入れ、午前中~昼間に撮影するようにしたい所です。
また写真の見た目からして「広く見える部屋」は安心感を生みます。
そのため撮影時にも部屋の隅から対角線上に撮影をしたり、窓の方へ向かって撮影をし十分なスペースがある事を表現することも大切です。
また物件撮影を始めたばかりの頃はとにかく決められた物件の撮影をする事だけに気を取られてしまい、その写真を「客観視する目」が失われている事があります。
ですがお客さんはその物件写真を見て不動産屋に連絡をするかどうか決める場合もあります。
1件の反響がかかっている大事な写真という事を意識し、客観的に見てその写真が問い合わせをしてみたいと思える物件かどうか、常に意識しながら撮影をするようにしましょう。
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物件撮影バイトのきつい所は?
物件撮影バイトのきつい所は、会社によっては廻る物件数が多く時間内に終了できないケースがある事です。
特に仕事に慣れないうちは、交通状況が混雑していたり撮影対象の物件が中々見つからない等の理由により、定時に終了しないというケースもあるでしょう。
撮影中は車を駐車しますが、駐車場確保に苦労することもあります。
また物件の鍵が現地鍵であれば良いですが、他で管理されている場合にはそれを取りに行く手間もかかります。
また大抵の物件はクリーニング済ですが、中には数か月空き室になっている物件も多くあり、部屋に入ると嫌な臭気がしたり汚い物件もあったりします。
万一鍵を紛失したり部屋の電気をつけっぱなしで退室したりすると苦情に繋がる可能性もあるので注意したい所です。
撮影はやはり夕方以降よりは朝方や午前中などに自然光が入るので良い撮影が出来る事も多く、写真の出来栄えも変わってきます。
そのため出来るだけ早い時間に物件を廻らなければならない事もあるでしょう。
また原付や自転車で物件廻りをする場合には天候にも左右されやすい事にも注意が必要です。
夏は蒸し暑く、冬は寒いので移動が多い仕事が嫌いな人には向きません。
また前述したように撮影以外の雑務も任されるケースも多いので、ある程度臨機応変に動ける人材がベストです。
運転が出来るのであれば内見案内などを手伝ったり、カウンターでちょっとした営業を任される事もあります。
来店客や待ち時間の長い客にドリンクを提供したり、アンケートを記入してもらう等もアルバイトの細かなお仕事です。
物件撮影の求人は?
物件撮影の求人は一般的なアルバイト求人誌やネット求人・不動産会社のHPなどから見つけることが出来ます。
不動産会社によってはハローワーク等でも見つける事ができます。
短時間勤務や週2~3日程度から勤務可能な不動産会社もあるので、副業としても検討できます。
中には直行直帰の会社もあり、その場合には帰宅後に撮影データを会社に送付します。
物件撮影のカメラは?
最近ではスマホでも綺麗な写真が取れますし、撮影用のアプリも出ています。
ですが不動産物件を撮影するからには、ある程度カメラにも拘りたい所です。
HPやポータルサイトを見る人はまず写真画像に目が止まりますので、掲載する写真に妥協をすることはできません。
物件撮影ではデジカメを使用しますが、出来れば一眼レフで広角レンズのカメラを持っておきたい所。
一眼レフであれば室内を綺麗に撮ることができますし、広角レンズが付いていれば部屋を広く写すこともできます。
ですが物件撮影のバイトの場合、ほとんどの会社でカメラが貸与されますので、アルバイトを始める場合にはあまり深く考える必要はありません。
ですが物件を綺麗に写すにはカメラの各機能はある程度把握しておく必要がありますので、カメラや撮影に関心がある人の方が向いている副業と言えます。
写真撮影代行サービスの検討
物件撮影をするには不動産会社に勤務する事が一般的ですが、もう少し規模を大きく考えれば撮影の代行業を始める事も検討できるかもしれません。
不動産会社は物件撮影に大きな時間を割いており、また自社の人員から撮影者を割いています。
特に繁忙期などは猫の手も借りたいほど忙しい店舗も多く、撮影にしても人件費や給与計算等の事務処理が必要になるため会社によっては撮影作業を外注化したいという意向もあるように思います。
そのため例えば自分のスケジュールが空いている時間で週末のみ等、写真の枚数によって料金単価を決め代行サービスを始める事も可能かもしれません。
必要な備品としても移動者とカメラくらいなので、大きな初期資本も必要なく始める事も検討できます。
もちろん物件廻りをするにはガソリン代もかかりますし不動産業者の開拓にはある程度営業力が必要ですが、リピート会社が付けばそれなりの副収入を得られる可能性もあります。
物件撮影というのは手間がかかる業務なだけに、ビジネスのチャンスが潜んでいる可能性も考えられます。
物件撮影バイトの副業まとめ
物件撮影バイトの副業について挙げてみました。
物件撮影は運転が好きな方やカメラ撮影が好きな方にはぴったりの副業かと思います。
また物件撮影で応募したとしても、実際には事務所への出入りも多くなるので不動産会社の雰囲気も知ることができる貴重なバイトです。
自分のスケジュールや得意な分野に沿った副業を見つけていきたいですね。
今回は物件撮影バイトの副業について挙げてみました。
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