ゲームのテスター・デバッグの副業は在宅でもできる?仕事内容も解説
今回はゲームのテスター・デバックの副業について挙げてみたいと思います。
ゲームと一言に言ってもRPG・シューティング・アクションやアドベンチャー等、その種類は様々で人によって好みも分かれる所です。
また昔は据え置き型のゲーム機がメインでしたが、現在ではスマホゲームが主流となっています。
今後増々進化を遂げていきそうなゲーム業界ではありますが、その裏側ではゲームを世の中に販売する前に内容をテストしたりゲーム中に発生し得るエラーを発見・修正する仕事をする人たちの存在があります。
今回はそんなゲームのテスターやデバッグの副業に触れてみます。
スポンサーリンク
ゲームのテスター・デバッグの仕事内容は?
ゲームのテスター・デバッグの仕事内容は、主にはそのゲームで発生するエラーを発見・修正していく事です。
ゲームモニタリングやテストプレイ等と呼称することもありますね。
いかに優秀なプログラマーやエンジニアがゲームを作成したとしてもその中にはデバッグが潜んでおり、その不具合を発見・修正する作業がどうしても必要になってきます。
テストとデバッグは同じような意味で使われる事も多いものですが、テストはそのゲームが設計通りに作動するか試す行為・デバッグはエラーが出た場合にその原因箇所を探し修正をしていく行為を指す事が多いでしょう。
基本的な仕事内容としては、ゲームをしていてバグを見つけたらその点を報告書に記入し、そしてデータが修正されたら再度その点を確認するといった作業を長期的に続けていくのがデバッグです。
例えばRPGで言えば街の人物に何度も話しかけてみたり、一度倒した敵キャラに再度アタックする・装備できないアイテムを装備する・予期しない操作によって不自然な画面表示が出ないか等、想定外の事も含めてチェックをしていきます。
普通にゲームをして事前に渡されたチェック項目内からデバックを発見するのも大事ですが、ベテランのデバッガーになると周囲がとても気付かないようなデバックを発見する人もおり、あらゆるデバッグの可能性を想定した作業が必要になってきます。
また普通にプレイをするだけでなく、「この部分をこう操作してみたら一体どうなってしまうのか」といったように常に疑問やイメージを膨らませ、プログラム上デバッグが発生しそうな箇所を見つけられる「勘」もデバッガーには大切です。
デバックと言うと個人が黙々とゲームをしているイメージもありますが、意外とチームプレイが必要とされる事も多く、デバッカーの他にもチームリーダーやテストデザイナー等それぞれが分担して作業を行います。
デバッグのバイトだけでも大型の案件であれば40~50名のデバッガーで一斉に作業をする事もあります。
未経験OKの募集も多いのでゲーム好きな人であれば大抵は誰でもエントリーする事は可能ですが、多くのデバッグバイトは短期の仕事は少なく、長期的に1日に何時間もゲームをする事になります。
そのためある程度まとまった時間が確保できない人には不向きの副業と言えるかもしれません。
また発売前のゲームを取り扱う事が多く、新作ゲームの開発段階に触れられる事もデバッグ仕事の醍醐味の1つではありますが、守秘義務が課せられておりゲーム内容について周囲に漏らしてしまう事は当然に出来ません。
その点でもデバッガーは秘密を守れる点や単調な作業を最後まで継続できる責任感を伴う仕事とも言えるでしょう。
デバッガーになるには?給料は高い?
デバッガーの仕事をするには大別して募集元が2種類あり、ゲームメーカーが直接デバッガーを募集するケースと、デバッガー専門会社が募集をするケースがあります。
メーカーの委託先が専門会社のような位置付けです。
メーカー側が集中的にデバッグ作業を要している時には数週間の短期間の案件もありますが、一般的には数カ月~1年の長期案件が多く、やはりある程度時間を確保できる人ができる副業になります。
給料としてはデバッグのアルバイトの場合には時給1000円前後が多く、派遣形態の場合には1200~1500円といった求人も見かけます。
アルバイトや契約社員で経験を積んで正社員になる人もいますが、年収ベースでも200~400万円程度となっています。
中には業務委託の会社や、バグが発見される度にインセンティブが支給される所もあるようです。
またデバッガー専門会社は登録制となっている事が多く、案件が発生しない限りは仕事にありつけない事も多いので、やはり好きな時に好きな時間働きたいという人には不向きと言えます。
ゲーム制作会社等のHP求人や求人サイトをこまめにチェックするか、デバッグ専門会社に登録をしておくといった方法でエントリーをしていくようになります。
スポンサーリンク
デバッグは在宅でもできる?
デバッグバイトやテスターを在宅でやりたい人も多いかと思います。
ですが在宅での仕事は少ないのが現状です。
アプリ系のデバッグ・テスターであれば、クラウドソーシングサイトやデバッグ専門会社・ゲーム開発会社の求人などから在宅ワークを見つけられる場合もあります。
もしくはオフィス内でデバッグ経験を積んで、実績を認めてもらった後に在宅での仕事をお願いしてみるのも良いかもしれません。
発売前のソフトが多いため家に持ち帰れないことが多く、動画の撮影なども防止の意味合いもあるのでしょう。
またチームとして作業が監視・チェックしにくい事もあり、やはりデバッグはオフィス内での求人が多くなってきます。
デバッグやテスターの在宅ワークを探している人は、スマホアプリのテスター等から探してみるのが良いかもしれませんね。
ゲームデバッグは未経験でもできる?
ゲームデバッグは未経験者でもできます。
実際に多くのデバッガーが未経験からスタートしていると聞きます。
学歴や職歴不問の会社が多いのも特徴です。
できれば以下のようなスキル・性格があればより歓迎されるでしょう。
- プログラミングスキル
- チーム内でのコミュニケーション力
- ゲーム好き・想像力が豊か
- 長期・残業可能
- 同じ作業の繰り返しが苦にならない
- 守秘義務を守れる人
デバッグ作業さえきちんとこなしていれば、他の就業ルールはさほど厳しくないのがデバッグバイトの特徴です。
髪色やヒゲ・アクセサリー等にも寛容な会社が多くあります。
未経験からでもゲーム開発手法のノウハウが身に付いていきますし、慣れていけばアプリ等のコーディングをお手伝いする事もあります。
未経験者やブランクがある方は、一度挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
デバッグの副業のつらい所は?
まずデバッガーのつらい所は先に書いた通り、同じ作業の繰り返しであるという事です。
単純にゲームを楽しむというよりは、ユーザーが操作してみてエラーが出る可能性を少しずつ潰していく作業になりますので、デバッグ発見のために黙々と操作をしていく事になります。
時間や期間が長引くほど人によってはチェックが甘くなる場合もあるので、常に気を引き締めて作業にあたる気持ちが必要です。
単調な作業が苦手な人にとってはつらいと感じる事もあるでしょう。
また本来はバグ(ミス)がなければそれが一番ではありますが、デバッガーはバグを見つけるために操作をしているため、バグが見つからない事が逆にプレッシャーに感じる事もあります。
特に目標やノルマが課せられる会社では重荷に感じることもあるかもしれません。
またデバッグ作業は長時間勤務で遅くなったり24時間稼働である事も珍しくありません。
そのため当然に途中で眠くなってしまったり生活ペースが昼夜逆転してしまう人もいます。
元々夜型の人など、自分の生活ペースに合っている人であれば問題はありませんが、仕事内容や勤務時間によっては生活リズムが狂ってしまう可能性がある事は考慮しておいた方が良いでしょう。
またこの仕事では専門用語が使われる事があります。
ゲーム業界に慣れた人でなければ分からない用語がのってくる事もあり得ます。
周囲の人に聞きながらやれれば良いですが、環境によっては専門用語がわからず苦戦する事もあるでしょう。
またデバッガーだけではなく、エンジニアやプログラマも職場によっては疲労困憊で作業をしている人が多くいます。
会社によっては長時間残業・拘束時間超過になっているプログラマも多く、中には何日も帰宅せず泊まり込みで鬱状態になっている人もいます。
そのため中には少し薄暗い環境や物静かな職場で黙々と作業をする事も多くなりますが、作業に集中するようにしたい所です。
興味がある人は一度チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
今回はゲームのテスター・デバッグの副業について挙げてみました。
スポンサーリンク