コンビニバイトの面接で落ちた12の理由。元店員が教えます。
今回はコンビニアルバイトの副業について挙げてみたいと思います。
アルバイトの定番としても有名なコンビニアルバイト。
学生さんだけでなく本業を抱える人・家庭を持つ主婦など様々な人が取り組みやすい副業の1つです。
ですがコンビニバイトに応募しても、落ちてしまう人も多くいます。
コンビニバイトに落ちるのにはどのような理由があるのでしょうか。
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目次
コンビニバイトの仕事内容は?
コンビニの仕事内容は接客がメインとなってきます。
レジ打ちを始め袋詰めや商品陳列・店内清掃・商品補充・廃棄チェック・フェイスアップ・声出しなどがアルバイトの仕事のメインとなってくるでしょう。
またコンビニチェーン店によっては、店内での調理が含まれることもあり、メニューごとに調理手順を覚える必要があります。
レジにて、清算を行います。
商品のバーコードをスキャンして買い物の合計金額を出し、お客さんからお金を受け取り、清算をして釣り銭を渡します。
レジを打つ人の横に立ち、商品の袋詰めを行います。
レジ打ちと袋詰めを一人で行うケースが多いですが、店舗によっては分担している所もあります。
弁当・総菜・チルド・雑貨・雑誌など、毎日商品が送られてくるのでその商品を陳列していきます。
先入れ先出しが基本となります。
ほうきやちりとり・ポリッシャー等を用いて店内清掃を行います。
駐車場があるコンビニ店ではその清掃もあります。
バックルーム等に在庫としてある商品を店内の棚に補充していきます。
店内から欠品している商品をメモし、足りない商品を補充していきます。
時間帯によって廃棄チェックを行います。
特に弁当や総菜など、ロスが多くなりやすい商品はよくチェックします。
商品の顔部分を整えるフェイスアップを行います。
特に全面部分は乱れやすくなるため、定期的にフェイスアップをして見栄えを整えます。
来店時や買い物後の挨拶など、元気よく声出しをします。
店舗によってはレジ横に新商品等を置き、買い物客のレジ清算時に商品をお勧めする声かけを実施している店舗もあります。
その他にも、勤務年数が長くなってくると「発注業務」や「新人指導」を任される事もあります。
ただ新人指導などは通常は店長や社員が行うことが普通ですし、商品発注を任されたとしても店内全ての商品発注を任される事は少なく、大抵はゴンドラや棚ごとに区分けして発注を分担して行うのが通常です。
また現在ではコンビニのレジもほとんどがタッチパネルとなっており、スマホやPCを普段から使用している人であれば操作方法も特別難しいことはありません。
レジを含め1~2か月もすれば店内の基本的な仕事は覚えるようになるでしょう。
コンビニバイトは1つ1つの仕事はシンプルな作業が多いものの、最近のコンビニは業務が多様化していることもあり、覚える事がたくさんあります。
例えば公共料金の支払いや宅急便の受付だけでなく、最近ではクリーニングの受付やチケット発券サービス・住民票の発行など、次々に新しいサービスがコンビニ内で展開されています。
また販売する商品の種類も増えており、挽きたてのコーヒーやドーナツを店頭で販売するなど、カフェ店のように様変わりする風潮さえも見られます。
今後も業務や店舗の多様化に連れて、コンビニ店員の仕事は増々増えていくのかもしれません。
コンビニバイトの面接で落ちた理由は?
私自身も昔にコンビニで管理職をした経験があり、残念ながら何人かの方を不採用にした事があります。
コンビニバイトの面接に落ちてしまった場合、どのような理由が考えられるのでしょうか。
幾つか考えられる点を挙げてみます。
コンビニでは午前・夕方・深夜など時間帯毎にシフトを組んでいます。
お店によって、朝方のパートさんが足りていない場合や、夕方のアルバイトが足りていない場合など、状況は異なります。
応募者の希望シフトとお店側の希望シフトが合わない場合には、やはり落ちてしまう可能性があります。
どうしても採用されたいのであれば、出来るだけ店側の希望シフトには応じた方が良いかもしれませんね。
今でこそアルバイトでは「履歴書不要」といった会社も多いですが、コンビニバイトの場合には履歴書持参を指示される事が多いでしょう。
コンビニの経営者は中高年者が多いので、オーナーさんの年齢によっては履歴書は手書きの方が良い場合もあると思います。
また履歴書に誤字脱字が多かったり、あまりにも空白だらけの履歴書だと、好印象を与えない可能性もあります。
履歴書はしっかりと記入していきたいですね。
接客業である以上は、やはり笑顔や愛想の良さは大切です。
面接中でも暗かったり愛想がない方だと、どうしても採用に躊躇してしまう事もあります。
自然に笑顔が見えたり気さくに話ができる方だと、店側としても仕事を任せられるイメージがしやすいです。
面接時には清潔感も見られます。
身だしなみや髪型などよく目に留まりやすい部分はもちろんですし、中には最初に応募者の「手」に注目するというオーナーもいました。
コンビニの場合は、上半身はユニフォームを着用する事が多いですが、面接時にはカジュアル過ぎるデニムや手入れされていない靴・アクセサリー等は控えておいた方が良いでしょう。
接客業である以上、まともにコミュニケーションが取れないと厳しいです。
会話が成立しなかったり目をほとんど合わせない・声が小さすぎて聞き取れない等、コミュニケーションに難がある場合には面接に落ちてしまう場合もあります。
面白いもので、例えば男性店員が多い店であればその後に応募してくる人も男性が多く、逆に女性店員が多い店舗であれば応募者も女性が多くなります。
もし女性店員が多い店舗だと、たまたま男性が応募してきた場合には「この人うまくやっていけるかな?」と感じてしまう事もあります。
店舗によっては、オーナーと奥さんで経営していたり、家族経営のコンビニもあります。
そのため面接後に「あの人がいいんじゃない?」みたいな感じで、家族間で相談があったりする場合もあります。
オーナーとの相性だけでなく、全体としての意見で採否が左右される場合もあります。
経験者が良いか・未経験者が良いかはオーナーさんによって異なります。
経験者の方が教育コストがかからないから良いというオーナーさんもいれば、未経験者でも一から自店のやり方を教えていきたいというオーナーもいるでしょう。
こればかりはお店次第ですので、面接前に気にしても仕方がありません。
もし未経験がマイナス要素になると考えるのであれば、過去の接客業の経験をアピールしたり、人と接する事が好きなど、未経験のイメージを出来るだけ払拭するようにしましょう。
本来であれば、大事な面接時に遅刻をしてくるのは考えにくい所です。
面接時に遅刻をしてしまうとどうしても「採用後も頻繁に遅刻をするかも」といった印象が強くなります。
もし遅刻をしてしまう場合には、お詫びをした上で早めに連絡をしたり、事前に遅れることが分かっている場合には面接日を調整してもらう等、早めに手配をしておきましょう。
コンビニの仕事にさほど難しい作業はありません。
しっかりと教われば誰でもできるようになります。
むしろ大切なのは他スタッフと上手くやっていけるかどうかです。
特に午前中のパートさん等、その時間帯に一緒に入るスタッフとの相性を考える事もあります。
コンビニによっては、従業員さんにギフト等に協力をしてもらっている店舗もあります。
ギフト・クリスマス・おせち・おでん・バレンタイン等、シーズン毎に一定金額購入してもらっている店舗もあります。
もちろん強制はできませんが、採用してからこれを知ると驚いてしまう人もいるので、面接時に説明をされる場合もあります。
稀なケースではありますが、本部から情報が入ることもあります。
例えば「○○店で○○さんという人が採用されたが、当日に出勤してこなかった(バックレた)」等の行いがあった場合、本部のSVを通じて他店に漏れる事もありました。
その場合には当然に採用される事はありません。
コンビニは横の繋がりも強いので、採用された後はくれぐれも無断欠勤等はしないようにしたいですね。
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コンビニバイトで即採用はある?
コンビニバイトでも即採用はあります。
コンビニとは言っても実際にはオーナーさん次第の部分が強いので、欲しい人は面接時に採用を決めてしまいます。
即採用の場合には「それでは〇曜日から来てください」のように言われますので、その場で即採用と分かります。
即採用と聞くと驚いてしまう人もいるかもしれませんが、コンビニによっては人手不足が激しい店舗もあり他店に行かれると困ることもあるので、即決も十分にあり得ます。
逆に面接時に以下のような対応をされた場合には、もしかしたら不採用のサインかもしれません。
- いつから勤務可能か聞かれない
- 具体的な仕事内容を説明してくれない
- 面接時間があまりにも短い
- 雑談が多い
また即採用をしてもらったとしても、油断をする事は禁物です。
店舗によっては即採用をする事で「とりあえず採用してから判断する」というスタンスの店もあるからです。
そのようなお店では面接重視というよりも、「採用後の仕事ぶり」で判断をするので、お店によっては人の出入りが激しく離職率が高いお店の場合もあります。
即採用をしてもらった場合でも気を抜かず、きちんと仕事をこなしていくようにしましょう。
また面接時には、即採用したいと思われるような好印象を抱かれる面接にしたいですね。
コンビニバイトで不採用の理由を聞くことはできる?
コンビニバイトの面接で落ちてしまった場合、その不採用の理由を聞くことは出来るのでしょうか。
オーナーにもよりますが、ほとんどの場合では不採用理由は教えてもらえませんし、不採用の理由を教える義務もありません。
もしくは面接時に「採用の場合のみ連絡を差し上げます」としている店舗も多いでしょう。
どうしても不採用理由を聞きたい場合には「自分の今後の為に、落ちた理由を教えて頂けませんでしょうか?」と丁寧にそれとなく聞いてみる手もありますが、必ずしも教えてもらえるとは限りません。
コンビニバイトの面接で落ちたとしても、あまり理由を考え込まずに、積極的に次の面接に臨むようにしたいですね。
コンビニバイトの時給は上がっている?
コンビニの仕事の時給は1000円前後の設定が多いかと思います。
最近では東京都内だと最低賃金も985円となっており、昼間でも1000円以上の時給を設定している店舗もあります。
例えば時給1000円でも、1日5時間程度で週3日シフトに加入すると、月に5~6万円は稼げることになりますので副業としても十分に成立します。
深夜においては1300円程度の時給が設定されているコンビニもあるでしょう。
昔はコンビニも人気職の一つだったかもしれませんが、現在では多くのコンビニで人手不足が続いています。
大手牛丼チェーン店や居酒屋も人員の確保には苦労していますが、コンビニも例外とは言えなさそうです。
また人手不足により店舗によってはコンビニオーナー自らが店頭に立つという機会も増えているとも聞きます。
これからコンビニバイトを副業として考えている人からすれば、採用をされやすい部分もあるのかもしれません。
関連記事:コンビニバイトで一人暮らしはできる?
コンビニバイトの環境はオーナー次第?
コンビニとは言っても実際に経営しているのは中高年の個人の経営者である事が多いものです。
本部の直営店も一定数ありますが、大抵はFC加盟店で1人のオーナーが1店舗のみ経営している場合や、複数経営をしている場合もあります。
とは言ってもコンビニ店内の環境は個人商店と似たような雰囲気もあり、むしろオーナーさんの性格や人柄次第で働きやすさが決まると言っても過言ではありません。
人柄の良いオーナーさんや相性の良いオーナーさんに巡り合えれば働きやすい環境になる場合もありますし、逆にオーナーと相性が合わず辞めるハメになる人もいます。
またコンビニはシフトの融通が利きやすい事も副業向きと言えます。
大抵のコンビニは以下のようなシフト組みになっています。
- 早朝(パート主婦が多め)
- 午前~夕方(パート主婦が多め)
- 夕方~夜(学生が多め)
- 深夜(フリーターが多め)
本業を抱えている人であってもスケジュールに合わせてシフトを選ぶことが出来ますし、勤務する曜日も選択することができます。
また年齢層もシフト時間帯によって一定の特徴があるので、自分が入りやすいシフトで勤務することも可能です。
ただしコンビニバイトは通常は店舗内は3~4人で回していく事になり、店内も狭いため、その時間帯で一緒に入るスタッフと仲が悪いと仕事がしにくくなる事もあります。
オーナーだけでなく、同じ時間帯に入るスタッフとも良好な関係を築いておいた方が良いかもしれませんね。
コンビニバイトの面接で落ちた?まとめ
コンビニバイトの面接で落ちた理由について幾つか挙げてみました。
実際にはコンビニバイトで不採用になる理由は、その時のお店の事情などによっても様々です。
落ちたとしても、もちろんあなた自身が原因ではない場合もあります。
ですがもし落ちた理由に思い当たる節があるのであればそれは改善すべきですし、不採用の理由を自分なりに考えてみる事も大切なことですね。
コンビニバイトは社会人の副業としてはもちろん、学生さんの初めてのアルバイトとしても勉強になるかと思います。
興味がある方は一度挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。
今回はコンビニアルバイトの副業について挙げてみました。
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