今回は洗車代行ビジネスの副業について挙げてみたいと思います。

車を持っている人であれば必ずしも定期的に行っておきたいのが洗車。

自分の車を綺麗に保っておく事は気持ちが良いですね。

洗車をするという作業は意外に時間がかかり、休日でも自分のプライベートな時間や家族サービスの時間が必要という人も多く、忙しい現代人にとって洗車にも代行ニーズがあると考えられそうです。

洗車代行ビジネスの需要は？

洗車を副業にすると考えた場合、普通にアルバイト等で洗車仕事を募集していますのでそこに応募して仕事を得るという事も出来ます。

大手ディーラーやガソリンスタンド等で洗車バイトはよく募集していますし、ＧＳは人手不足の状況なので採用してもらえやすいでしょう。

しかし普通にバイトに応募したのでは時給も９００～１０００円程度で大した収入にはなりませんし、バイトのために常に時間を割いていかなければなりません。

もう少し実入りが良く自分のスケジュールで動けるビジネスとして、「洗車代行ビジネス」が挙げられます。

洗車代行はその名の通り、顧客宅や駐車場など顧客の指示する場所へ向かい、その場で洗車を行うビジネスです。

もちろん店舗とは異なり洗車設備もありませんし顧客の指示する時間内に作業を終わらせるとなると相当の洗車技術は求められますが、自分の空いた時間で行える副業でもあります。

また普通に洗車をするとなると、ガソリンスタンド等に車を運ぶ手間などもかかり、また先客がいれば待ち時間もかかる事から、手間のかからない出張形態の洗車代行ビジネスの需要が見込まれます。

近年ではガソリンスタンドが減少している事もあり、洗車場が不足する事が予想される事から洗車代行の利用も期待されます。

車オーナーの希望としては、「外出している時に洗車を終わらせておいて欲しい」「買い物の合間に洗車をしておいて欲しい」「明日外出するから夕方から夜にかけて洗車を希望」など、様々なニーズが考えられます。

また一般車だけではなく洗車が難しいとされる高級車など、富裕層が所有する車種に限定してターゲットを絞っていくのも面白いでしょう。

料金設定も富裕層の方が単価アップを見込みやすいですし、何より富裕層は無駄な時間の消費を嫌がりますので、洗車を他人に任せたいというニーズも多い筈です。

洗車スキルが求められる副業ではありますが、車や洗車が好きな人にとっては今後ニーズを掘り起こす見込みのある副業になるかもしれませんね。

洗車代行ビジネスは稼げる？

さて洗車代行ビジネスは稼げるのでしょうか。

洗車代行ビジネスに必要用具としては、バケツ・スポンジ・カーシャンプー・ワックス・タオルなど基本材料の他に、ブラシや水切り・コーティング剤やコンパウンド・曇り止めやクリーナー・ツヤ出し剤などの材料が必要になるでしょう。

料金に占める原価としてもさほど高くなく技術料がほぼ利益になりますので割りの良い副業という見方も出来ます。

料金設定を考えてみると安めの洗車専門業者が１０００～２０００円程度・ガソリンスタンドの手洗い洗車が２０００～３０００円位とすると出張洗車代行の料金としては４０００～６０００円程度が妥当な所でしょうか。

副業的にこなすとしても、１日２件で１万円前後の収入となり週に２日ほどこなせば月に８万円程度の副収入が期待できる事になります。

またこの副業の旨味はリピーターが獲得しやすい所にもあります。

一度洗車をしてもらって洗車技術やサービスを認めてもらえれば継続的に依頼してもらえる機会は増えてくるでしょう。

また洗車代行業者は既にありますが、都内などエリアを限定している業者さんも多いので、頻繁に車の足が必要な地方などでも出張洗車の需要は眠っているのかもしれませんね。

タクシーの洗車バイトはどう？

洗車代行のハードルが高い方は、洗車バイトをして副収入を得ることも検討できます。

洗車バイトには幾つかありますが、その中にはタクシー洗車のバイトもあります。

タクシーは運転手が自ら洗車をする事もありますが、洗車場でタクシーを洗車してもらう人もいます。

複数人で一台のタクシーを洗車し、ボディーやガラス・マットなどを５～１０分ほどで手際よく洗車していき、ワックス掛けも行います。

また車種によって洗車の仕方は変わってくる事もあるので、洗車に慣れが必要です。

深夜帯の仕事が多い事から、時給も1200円～と割と稼ぎやすい副業バイトにもなります。

また運転免許の有無で多少時給が異なることもありますが、男女問わず募集をしており、チーム制での仕事となるため取り組みやすいのも特徴的です。

深夜帯に時間がある人や、洗車に興味がある人は一度検討してみるのも良いのではないでしょうか。

洗車代行ビジネスのつらい所は？

洗車代行ビジネスのつらい所としては、やはり屋外での作業が多いという事です。

真夏は太陽の炎天下で作業を行う事も通常ですし、真冬は寒空の下で凍えそうになりながら作業をする事も珍しくありません。

また基本的に１～２時間の作業にはなるので立ちっぱなしで作業をするのが苦痛な人にとっては不向きな副業と言えます。

また一般的な洗車バイト等と比較しても、その洗車スキルは高いレベルが要求されます。

一定の時間内で仕上げるという約束の元で顧客の車に傷を付けないように仕上げ、かつスタンドのように洗車設備が整っていない環境下で作業をする事は洗車技術が求められます。

またサービス対象が高額な車である事から、洗車に慣れた人でなければ賠償責任等のトラブルを招く可能性もありますし、トラブル時のための保険加入等も事前に検討しておく必要があるでしょう。

また洗車代行ビジネスではあるものの、オーナーとの付き合い方の中では洗車以外の仕事も任される可能性もあります。

車のメンテナンスや洗剤等の販売はもちろん・時には洗車に全く関係のないオーナーのプライベートの仕事を頼まれる事もあるかもしれません。

そのため洗車業者という認識よりは、便利屋のように御用聞きのスタンスで営業に臨んだ方が良い場合もあるでしょう。

車の性能は時間の経過と共に上がっていますが、それでも運転をしている以上は定期的なクリーニングが必要になります。

車が好きな方・洗車が得意な人はこの副業に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

今回は洗車代行ビジネスの副業について挙げてみました。