ホストのバイトの副業は稼げる?面接対策や稼げないホストも解説
今回はホストの副業について挙げてみたいと思います。
世間では副業ブームという事もあり、様々な仕事を副業にしている人がいます。
その中には水商売や夜の世界のお仕事を副業にしている人もいるようです。
ホストと言うと一般的には女性にお酒を作ったり話を盛り上げたりといったイメージがありますが、実際に副業としてもこなしていけるものなのでしょうか。
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目次
ホストのバイトの仕事内容は?
ホストの仕事内容は様々であり、また入店してからの経験や売り上げによっても内容が変わってきます。
一般的には以下のようなお仕事内容が挙げられます。
- 店舗の掃除
- おしぼりの用意
- 灰皿・グラスのチェック
- 接客(指名・ヘルプ)
- お酒を作る
- お酒を飲む
- 顧客のタバコに火をつける
- 洗い物(コップ・お皿など)
- トイレ掃除
- 顧客の送り出し
- スカウト
- キッチン
ホストと言うと華やかな世界をイメージしがちですが、実際には縦社会であり上下関係が厳しく体育会系の一面もあります。
また小売店のように商品を売る店舗と違い、自分を売っていく商売でもあるので、顧客に気に入られるような接客が必要であったり、店舗の中での競争に勝ち抜くバイタリティも求められます。
特に入店仕立ての新人の頃は雑用係となる事も多く、思っていたような接客を任せてもらえない事も珍しくありません。
また女性との会話が上手なだけでなく、容姿やお酒の強さ・気遣い・タフである事なども求められます。
ホストの副業の収入は?
ホストと言うと年収数千万を稼ぐイメージがある人もいるようですが、そのようなホストは一部の人間です。
本業としてホストを仕事にしている人でも、月収10万円代のホストもたくさんいます。
ホストクラブの収入は入店時の研修期間を除けば、完全歩合制となっている所が多く、ホストクラブの多くは売上の50~60%を月収としている所が多いように思います。
ホストの給料=売上×お店の歩合率(50~60%程度)
またこの歩合率は売り上げによってスライドするケースもあり、例えば売り上げが10万円以下であれば40%、50万以上であれば50%というように売上金額によって増減させている店舗もあるようです。
店内でもトップ10クラスのホストになると、通常の店であれば売上が150~200万円を超えてくるため、給料としても100万円を超えてくる範囲になります。
ですが例えば売り上げが全く無いからと言って収入がゼロになる事は少なく、新人ホストがすぐに辞めないように「最低保証」が付いていて、例えば月10万円などの収入が保証されているケースも多くあります。
副業としてホストを考えた場合、例えば最低保証で日給8千円として週2日程度の出勤であったとしても、顧客から人気が出て自分で売り上げを立てられるようにならない限りは、一般的なアルバイトとさほど変わらない金額しか稼げない可能性もあります。
また基本が完全歩合制である事から、自分の実力に自信がある人であれば挑戦する価値はあるのかもしれません。
副業でホストのバイトはできる?
ホストと言っても毎晩のように出勤しているホストもいれば、週2~3日くらいしか出勤しないホストもいます。
ただしバイト感覚で稼いでいける甘い世界ではありませんし、また週2~3日程度の出勤では遅刻等の罰金や売り掛け・服・ヘアメイクなどの費用を踏まえると、まともに稼げないケースも考えられます。
中には週1~2日の出勤だけでホストを長年続けている人もいるようですが、このようなホストは大抵は太いお客さんがいたりもします。
またホストクラブには例えば18時頃に出勤をして0時頃に終了したとしても、そこから食事や入浴をして4~5時間の睡眠しかとらずに本業の会社に出社する事はハードワークです。
翌日が土日休みなど、休みの前日にホストをやったり、時間に余裕のある学生さんが副業としてこなせるケースはありますが、アルコールが入った状態では本業の方でミスが出ないとも限りません。
副業者の中には店にいる時だけホストをしていれば良いと考える人もいるかもしれませんが、キャバクラ嬢等と同じく24時間顧客への営業がつきまとう為、腰掛け仕事ではなかなか売れていけないのが現実です。
また売れていないホストほどたくさんのお酒を飲まなければならないケースも多く、お酒が苦手な人には不向きな副業です。
現実的にホストを副業にしている人はいますが、よほど体力に自信のある方やタフな方以外は、副業としてホストをする事は現実的にはなかなか厳しいという事は言えるでしょう。
ホストの副業を掛け持ちする事はできる?
中にはホストと他のアルバイトの仕事などを掛け持ちしたいと考える方もいるかと思います。
例えば飲食店やコンビニバイトとホストを掛け持ちしたり、もしくはホストと他店のホストの仕事を掛け持ちしたいという方もいるかもしれません。
ホストと他の仕事を掛け持ちできるかどうかはその店のルール次第ではありますが、一般的にホストと他のバイトを掛け持ちしている人はいます。
例えば平日だけ他の仕事をして、土日だけホストをやる等、掛け持ちは珍しい事ではありません。
ですがこれがホスト×ホストの掛け持ちだと問題が生じる可能性があります。
ホスト店同士の掛け持ちとなると顧客の奪い合いが生じる可能性もありますし、店内の情報が漏れたり顧客が定着しない等のデメリットが生じる可能性もあります。
またイメージよりも厳しい仕事ではありますので、ホストを複数店掛け持ちするとなると仕事として一点に集中できない事もあるでしょう。
お店のルール次第ではホスト以外のアルバイト等を掛け持ちする事は可能かもしれませんが、複数のホスト店の掛け持ちは控えておいた方が良いのかもしれませんね。
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ホストの面接では何を聞かれる?
ホストの面接では具体的にどのような事を聞かれるのでしょうか。
実際にはホストの面接であっても、特殊な質問をされるケースは少ないです。
具体的には以下のような質問が想定されます。
- 将来の夢
- 入店する目的
- 今までの業界経験
- 自分の住所
- 年齢
- お酒を飲めるかどうか
- 働ける日数(曜日)と時間帯(1部・2部)
- 月にどれくらい稼ぎたいか
- 寮を利用するかどうか
- 他に仕事をしているか
- お店で使いたい名前
特にホストの面接の際には将来の目標・夢や志望動機を聞かれる事が少なくありません。
ホストの副業をやりたい多くの人の目的は「お金を稼ぎたい」という事ですが、それをありのまま伝える事に抵抗を感じる人もいるようです。
ですが志望理由では本音を隠す必要はなく、お金を稼ぎたいという目的であればそれを素直に伝えるようにしましょう。
面接を担当した人によっては「具体的にいくら稼ぎたいのか?」というように話が進展していく可能性もあります。
いずれにしても面接では自分の熱意を相手に伝えるようにしましょう。
儲からないホストの特徴は?
ホストと一言に言っても、月に数百万稼ぐホストもいれば、全く稼げないホストもいます。
儲かるホストと儲からないホストでは何が違うのでしょうか。
一般的に儲からないホストの特徴として、以下のような点が挙げられます。
- 周囲から学ぼうとしない
- 謙虚な姿勢がない
- 空気が読めない
- 気遣いができない
- 清潔感がない
- キャラや個性が出ていない
- 連絡先を聞かない
- 自分に自信がない
- 朝の起床が遅い
- 酒が飲めない
- ルックスだけ(トークを覚えない)
儲からないホストには上記のような理由が考えられます。
実際には売上さえあげていれば他の部分は大目に見てもらえる事は多いかと思いますが、儲からないホストは単純に努力が欠けていたり、すぐに諦めてしまう人が多い傾向があるようです。
ホストを含め、どのようなお仕事に対しても全力になる必要があるという事ですね。
ホストの副業のきつい所は?
まずホストのつらい所はお酒を飲み過ぎると辛いという事です。
特に本業を抱える人がホストを副業としてやるのであれば、新人の頃はヘルプに付いて場を盛り上げなければならない事も多いでしょうし、そのためにお酒を飲まなければならないケースも多いでしょう。
中には体調を壊してしまったり、昼夜の生活が逆転してしまう人も少なくありません。
時間と生活の管理がしっかりとできる人でなければ出来ない副業です。
またホストクラブの上層の方たちはやはり怖い人が多いとは聞きます。
それこそホストクラブに勤めていれば、役職のある方たちの間でも言い争いやケンカ風景を見かける事も多くあるでしょう。
自分は単純な副業のつもりであっても、お店としてはそうは捉えてもらえません。
本業をこなすつもりで取り組む必要があります。
また女性のお客さんによっては売り掛けにする事もあるかと思いますが、もしお店の締日までに売掛金を収めないと、代わりにホスト側が立て変える事になります。
そのため未回収の売り掛けが増えていくと自分の収入が減っていくだけでなく、メンタルさえもやられてしまいます。
支払い能力がある女性かどうかの見極めは難しい所ではありますが、副業として顧客管理までできるかどうかという難しさもあります。
ホストの副業まとめ
ホストの副業について簡単に挙げてみました。
ホストは華やかな世界でもあり挑戦してみたいと考える人も多いかと思いますが、実際にはイメージよりもハードな世界である事に違いはないと思います。
ですがそれだけに成功を収めた場合には大きなお金を稼げる可能性もあり、ケースによっては本業以上の収入を得られる可能性もあるかもしれません。
どうしてもホストを副業にするのであれば、肉体的にも時間的にも余裕を持って取り組みたいものですね。
体に無理は禁物です。それでは今日はこの辺で。
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