4時間のバイトなのに休憩がある?休憩がいらないって?

今回は4時間勤務のバイトの休憩について挙げてみたいと思います。

アルバイトやパートのお仕事の中には4時間や5時間といった比較的短時間のお仕事もあります。

4時間程度のバイトであれば、休憩をもらえない事も多いでしょう。

ですが中には短時間の勤務でも従業員に休憩を取らせる企業もあります。

アルバイトをする上で休憩は必ず取らなければいけないのでしょうか。

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アルバイトの休憩時間のルール

アルバイトであっても、労働時間によっては決められた休憩を取らなければなりません。

これは労働基準法という法律で決められている事であり、正社員だけでなくアルバイトやパート・派遣社員でも同様です。

基本的なルールとしては以下のようになっています。

労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合→少なくとも45分の休憩を取ること

労働時間が8時間を超える場合→少なくとも1時間の休憩を取ること

(労働基準法第34条)

 

つまり上記からすれば、6時間を超える勤務をする場合には休憩が発生する事になり、6時間以下の勤務の場合には休憩が無くても違法にはなりません。

またアルバイト先によっては、1時間休憩の場合でも30分休憩を2回にする等、休憩を分割しているケースもありますが、法律では休憩の分割は禁止されていませんので、この点も問題はありません。

尚、人員が足りず忙しい職場では、休憩中でも電話番や来客対応をさせられるような会社もありますが、このような電話応対や来客対応は完全な休憩時間とは言えず労働時間とみなされるため、この時間分は別途休憩をもらう事ができます。

また職場が忙しすぎてもし休憩を取れなかった場合でも、会社は当然にその労働時間分の給料を支払う必要があります。

 

上記のように6時間以下の勤務の場合には基本的には休憩が不要となっていますが、アルバイト先によっては4時間などの短時間勤務の場合でも従業員に休憩を与えている会社があります。

 

4時間のバイトなのに30分の休憩がある?

6時間を超える勤務をする場合には休憩が必要となりますが、中には4~5時間程度の時短勤務でも休憩を取らせるバイト先もあります。

例えばかなり忙しい職場であったり、勤務シフトが昼食時間帯を含む場合など、会社によっては短時間勤務の場合でも休憩を取らせる事があります。

特に就業規則や雇用契約書上で休憩時間が定められている場合には、時短勤務であっても会社は休憩を取るように言ってくる事でしょう。

 

4時間などの時短勤務の場合に休憩が必要かどうか、それについての考え方は従業員によっても様々です。

疲労を和らげるために少しでも休憩が欲しいという人もいますし、早く帰宅したいから休憩は要らないという人もいます。

他の従業員との兼ね合いもありますので、もし休憩時間の有無について変更を希望する場合には会社側との相談が必要です。

 

バイト・パートの休憩がいらない?

4時間や5時間程度の短い勤務の場合、休憩はいらないという方も多くいます。

4時間程度の勤務の場合、仕事内容によってはそのままぶっ通しで作業をしてもさほど苦にはなりませんし、わざわざ休憩室に行くのも面倒という人もいます。

 

また例えば10分や20分といった中途半端な休憩をもらったとしても、昼食を食べれるような時間もなく、トイレに行って少し座ったら終わり…というケースも多いので、中途半端な休憩を取ることが余計に疲れると考える人もいるのかもしれません。

職場の人間関係を煩わしく考えている方の中には、休憩を取らずに仕事だけ済ませて帰宅したいという人もいるでしょう。

 

従業員のことを考えると、少しでも休憩でも取らせてあげたいというのは会社側の配慮なのかもしれませんが、休憩時間についての考え方は従業員によって様々です。

もしどうしても休憩を取りたくないという事であれば、やはり会社側との話し合いが必要になります。

なお職場によっては、仕事の合間に5分程度の「休息時間」を与えている会社もありますが、休息時間の場合には休憩時間と異なり給与が発生しますので、事前に確認をしておきましょう。

 

4時間バイトの魅力って?

休憩時間の考え方はそれぞれですが、4時間勤務のバイトやパートには幾つかのメリットもあります。

4時間勤務で休憩なしであればその分早く帰宅する事もできますし、主婦の方であれば家事や育児との両立も可能です。

サラリーマンの方であればバイトを副業にしたり、仕事後の時間を趣味等に費やすことも出来ます。

また会社での昼食代というのは意外と高くつく事も多いですが、時短勤務で休憩なしであれば会社内の余分な昼食代もかかりません。

体力的にも7~8時間勤務は辛いという方であっても、4時間程度の勤務であれば集中して効率的に取り組めるという方も多いでしょう。

主婦の方など、時間によっては扶養内で働くこともできます。

 

ただし4時間程度の勤務だと長時間勤務と比較すれば当然に収入は減ることになります。

また時短勤務の場合には社内でのキャリア形成が難しい場合も多く、アルバイトやパートの場合でも昇進・昇格に影響する事もあるかもしれません。

職場によっては自分だけ時短勤務の場合、早く帰宅してしまう事に他従業員への負い目を感じる事もあるでしょう。

4時間などの時短勤務は働きやすいものですが、そのメリット・デメリットをよく理解した上で勤務していく事が大切ですね。

 

4時間のバイトなのに休憩がある?まとめ

4時間のバイトなのに休憩があるケースについて幾つか挙げてみました。

短時間勤務の場合、休憩が欲しいと感じるかどうかは人それぞれかと思います。

個人的には、3~4時間程度の仕事であれば休憩を取らない方がむしろラクに感じるかもしれません。

休憩時間を含め、入社の際には自分の労働条件をきちんと確認するようにしたいですね。

それでは今日はこの辺で。

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