バイトを辞める時の電話が緊張する?スムーズに退職するコツとは

今回はバイトを辞める時の電話のかけ方について挙げてみたいと思います。

バイトをしていても、いつかは辞めるタイミングがあります。

学校の卒業・就職時・別の仕事が決まった・子供が大きくなった等、その退職理由は人によって様々です。

辞める時には当然に職場に連絡をしなければなりませんが、その時に緊張するという人は意外に多いものです。

緊張し過ぎると中々職場に言い出せない事もありますし、退職を件をうまく伝えられない可能性もあります。

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バイトを辞める時の電話が緊張する理由は?

それではバイトを辞める時に電話が緊張してしまうのはなぜでしょうか。

幾つかの理由が考えられますが、緊張してしまうのは上司から「どのような反応が返ってくるか分からないから」です。

退職を告げても引き止められる事もあるでしょうし、退職を受け入れてくれないケースも考えられます。

もしくは辞めると言うと何かしら上司が反論してくるかもしれませんし、退職を告げた事で怒られたという人も過去にはいました。

 

また電話で辞める旨を告げる場合、相手(上司)の表情や反応が見えない分、余計に怖く感じてしまう事もあるのかもしれません。

もしくは職場が人手不足の状況であったり、自分が責任のあるポジションを任されている・突発的に退職をする場合など、緊張が余計に増すこともあるでしょう。

バイトを辞める電話をかける時に緊張してしまうのは、むしろその職場の事を気に掛けているという責任感の表れと言っても良いのかもしれません。

 

まして今では一人のバイトが辞めると、業種によっては人材難もあり、新たに募集をしても簡単には代わりの人は見つかりません。

アルバイト募集をするにしても多額の広告掲載費用がかかりますし、採用した後も教育コストがかかります。

バイト先は真面目に働いてくれる人には辞めてもらいたくないというのが本音です。

そんな大変なお店の状況を何となく感じているからこそ、辞める事を告げる時には緊張してしまうのかもしれませんね。

 

バイトを辞める時の電話が怖い?退職を認めない文句

バイトを辞める事を告げた場合、意地の悪い管理者だと色々な文句をつけて辞めさせてくれないケースも想定されます。

通常の会社であれば退職予定日の前に余裕をもって告げておく事で普通に問題なく退職できますが、お店の管理者によっては以下のような事をチクチクと言われる場合もあります。

 

  • いま辞められると引継ぎがいないから困る →(人員の手配は雇用主側で行うことです)
  • 急な退職には給料は支払えない →(賃金未払いは労働基準法第24条に違反する違法行為となる可能性があります)
  • 最低一年間は働けると言ってたから採用したんだよ? →(期間の定めのある契約でもやむ負えない事情等があれば期間内の退職は可能)
  • 人が足りていないんだから〇月まで待って欲しい →(人手不足は労働者側の責任ではありません)
  • 辞めると周囲のスタッフに迷惑がかかる →(人員手配や仕事量の調整は雇用主側で行う事。退職前には引継ぎをしっかりとしておきましょう)
  • 契約違反になるから辞められない →(きちんと事前に申し出をして退職をすれば契約違反にはなりません)
  • 週1で構わないから続けて欲しい →(じっくり検討要。無理であればきちんと退職の意向を伝えましょう)
  • 損害賠償することになる →(突発的な退職等は賠償責任が発生する可能性はありますが、退職による損害額の算定や損害との因果関係の立証は困難な場合も多いです)

 

バイト労働者からしてみればどうしても辞めたい気持ちがある一方で、お店側からしてみれば今辞められると困るという思惑もあり、状況によっては電話口で口論になってしまうようなケースも想定される事から、余計に恐怖や緊張感を感じてしまう事があるのでしょう。

もしどうしても辞めたい場合には、その意思をはっきりと職場に伝えるようにしたいですね。

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バイトは自由に辞めることができる

アルバイトを辞める際、お店や上司によっては上記のように簡単に退職を認めてもらえない事もあるかもしれません。

ですが労働者側が退職を希望した場合には、上司の意思とは関係なく自由に辞めることができます。

法律的にもアルバイトのように期間の定めのない契約の場合には、二週間前に申し出ることによって退職をすることが出来ます。

民法第627条

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。

この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

上記のように法律的には二週間前に告げれば良いことになっていますが、現実的には職場内の引継ぎやシフト調整なども発生することがありますので、出来るだけ早めに伝えた方が良いでしょう。

 

もし早めに伝えても辞めさせてくれない場合には、退職届を郵送で送るという方法もあります。

内容証明配達記録を利用することで、お店側に退職届を確実に送付したことを証明できるようになります。

ですがこれは最終手段として考え、まずはバイト先と退職についてじっくりと話し合いをする事から始めてみましょう。

 

即日でバイトを電話で辞めることはできる?

アルバイトとして入社したけれど、実際に仕事をしてみたら合わなかった…アルバイト経験がある人であればこのような経験を持つ人も多いでしょう。

仕事が合わない・人間関係が合わない等の理由で、できれば即日で辞めたい試用期間中に辞めたいといった人もいるかと思います。

ですが電話であっても即日退職というのは職場に対して言いにくい所です。

 

先ほども挙げたように、法律上では二週間前に申し出ることによりバイトを辞める事ができます。

つまりあくまで法律においては、即日退職を希望した場合であっても、申し出から二週間を経過することで辞められるという事になります。

ですが現実的には、仕事を辞めるのに二週間も待てないという人もいるかもしれませんし、職場側としても辞めると分かっている人間を二週間も雇っておくのは非効率と考える節もあるかもしれません。

 

そのためもしやむ負えない事情でどうしても即日退職をしたい場合には、まず店長等の管理者に相談をしてみるようにしましょう。

原則としては二週間前の申し出が必要ですが、会社と本人の合意があれば即日退職が認められる場合もあります。

もちろんどのような場合でも即日退職が認められるという訳ではありませんので、退職を希望する場合には期間の余裕を持って申し出をするようにしたいですね。

 

バイトを辞める時の電話が緊張する?まとめ

バイトを辞める時の電話の緊張について挙げてみました。

確かに長年お世話になった会社を辞める際には、伝えにくい事もありますし緊張もします。

ですが上手く伝えられないといつまで経っても退職することは出来ませんし、会社に迷惑がかかる場合もあります。

アルバイトや派遣社員の仕事を無断退職してしまう方もいますが、双方にとって良い辞め方ではありません。

仕事を辞める際のケジメとして、自分なりにしっかりと伝えるようにしたいですね。

それでは今日はこの辺で。

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