内職の副業はバレる?確定申告や収入・おすすめの仕事も解説

今回は内職の副業について挙げてみたいと思います。

昔から在宅ワークの定番とも言える内職。

特に小さな子供がいる方や介護が必要な家庭など、外出が難しい人にとっては内職を検討している人も多いかと思います。

また内職には様々な職種があり選べる仕事が多く、在宅での仕事も可能なことから副業にも適しています。

今回はそんな内職の副業について触れてみます。

スポンサーリンク

内職の副業とは

内職とは細かく言うと「本業の他に収入を得るために行う仕事の事」を指しています。

内職の一般的なイメージとしては「主婦の方などが少しでも家計の助けになるように、在宅で行う仕事」といったイメージの方が定着しているようです。

 

内職を始める場合には会社に雇用され、「家内労働法」という法律の元で安全面や衛生面などの最低基準が定められており、あくまで”労働者”として働く事になります。

内職は在宅ワーカーと同じようなイメージを持たれがちですが、個人事業主である在宅ワーカーと比較すると「会社に雇用されているかどうか」という違いがあります。

 

また内職仕事は簡単な手作業であるケースが多く、慣れてしまえばその日のうちに作業を進められる仕事も多くあります。

内職の流れとしてはメーカーや業者から原材料がダンボールで大量に自宅に送られてきて、その材料を元に会社の指示通りの商品を作ったり加工したりする作業が多くなります。

そして作り上げた完成品を業者に返送し、作業量に応じての給与が後日振り込まれます。

給与は1月に1回の会社もあれば、週払いに応じている所もある等、会社によって様々です。

 

内職と副業の違いって?

内職と副業というのは似たような意味で使われる事もあります。

この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

 

内職とは以下のように定義されます。

内職とは

主として主婦が家計補助の目的で行う家内労働(委託を受けて自宅で製造加工を行い工賃を得る労働)のこと。

つまり内職とは家庭にいる主婦などが家計の助けとして、自宅などでする仕事のことを指しています。

 

一方で「副業」とはどのような事を意味するのでしょうか。

副業とは

主な仕事以外に就いている仕事のこと。

副業とは本業以外に行っている仕事のことで、例えば正社員等が本業以外の仕事に就いていることを指しています。

つまり内職もこの副業という括りの中に含まれる事になります。

 

内職と副業の違いをあまり深く考える必要はないと思いますが、簡単にでも2つの言葉の意味を理解しておきたいですね。

 

内職の副業はバレる?確定申告は必要?

内職の副業を行った場合、確定申告は必要なのでしょうか。

これは本業がサラリーマンで内職の副業の所得が20万円以下であれば、確定申告は不要となります。

またここでのポイントは「所得」が20万円以下の場合であり、「収入」ではありません。

「所得=売上ー経費」のことなので、もし経費を差し引いた後の金額が20万円以下であれば申告は不要という事になります。

 

そのため内職の所得が20万円以上の場合には確定申告が必要になりますが、本業の会社にバレることはあるのでしょうか。

結論から言えば、会社にバレる可能性はあると言えます。

副業の分だけ所得が多くなるため住民税額が増え、そこから会社側にバレる場合があるという事です。

 

会社は役所に「給与支払報告書」を提出し、役所は住民税の額を算出し、会社に対して「住民税決定通知書」を送付します。

会社が支払っている給料の金額に比べて住民税の額が不自然に高ければ、会社の仕事以外に何らかの収入を得ている事に気付かれる可能性があるという事です。

 

そのため住民税を自分で納付するように確定申告の際に「普通徴収」を選択する等して、対応をしている人もいるようです。

基本的に副業の所得が20万円を超える場合には確定申告が必要になりますので、しっかりと申告をして税金を納めるようにしましょう。

 

おすすめの内職の副業は?

それでは内職の副業にはどのような職種があるでしょうか。

ここではおすすめの内職の副業を挙げてみます。

 

ポケットティッシュの広告封入

ポケットティッシュの中に指定された広告をひたすら入れていく内職です。

チラシが束や段ボールで送られてくるので、それを一枚一枚入れていきます。

折れたりシワにならないように注意が必要です。

 

ダイレクトメールの封筒入れ

企業の商品案内やカタログを封筒に入れていく内職です。

こちらも汚れた付いたりシワにならないように封入していく作業です。

 

シール貼り

ハガキや商品・封筒にシールを貼っていく作業です。

シールは値札や宛名・バーコードシール等を貼っていきます。

シールを貼る位置の正確性も求められます。

 

紙製品の折り畳みなど

くじ引きのくじ(三角くじなど)を折りたたんだりする内職です。

単純な作業ですが単価が低いのが難点。

また同じ紙製品ではご祝儀袋の製作なども見られます。

 

ガチャガチャの景品入れ

ガチャガチャのカプセルにひたすら景品アイテムを入れていく作業です。

また景品だけでなく商品の説明書なども一緒に入れていきます。

 

アクセサリー作り

細かなアクセサリーを製作していく作業です。

内職ではビーズアクセサリー等が主流となっています。

アクセサリー作りは製作したり組み立てる工程があるため、単価が高めの案件もあります。

 

手芸・裁縫

商品を裁縫して作る作業です。

製作景品としては、ぬいぐるみ等のプライズ品などが挙げられます。

また細かいボタン付け等、手芸系の内職もあります。

スポンサーリンク

内職の副業の求人はどこで見つける?

副業で内職を始めたい場合、どこで仕事を探せば良いのでしょうか。

普通のアルバイト等であれば求人誌を見れば見つかりますが、内職の場合には一般紙などには殆ど掲載されていません。

副業で内職仕事を探す場合、どこから仕事を紹介してもらえば良いのでしょうか。

 

紹介者経由で仕事をもらう

内職を探す際に意外と多いのが内職者経由での紹介です。

すでに内職を始めている人から、その会社を紹介してもらう形になります。

内職系は中には怪しい仕事も存在する事から、既に仕事に着手している人がいれば安心できます。

 

自治体・役所

ハローワークや役所の担当に聞いて仕事を紹介してもらう方法です。

馴染みのあるハローワークでも内職求人がある場合もありますし、内職等について役所で相談に乗っている場合もあります。

また最近では役所側で内職に関してホームページ等でも情報を提供している所もあります。

 

一般求人誌

よくあるアルバイトやパート求人誌から内職を探す方法です。求人数自体は少ないですが、時々求人が掲載されている事があります。

 

ネット求人

ネット求人サイト等でも内職仕事を見つける事ができます。

総合求人サイト等でも「内職」と検索すれば幾つかヒットするケースもあります。

ただしネット求人の場合には怪しげな求人も含まれているケースもあるため、特に求人元がどのような会社なのか確認するようにしましょう。

 

クラウドソーシング

クラウドソーシング系サイトでも内職に近い仕事を見つける事ができます。

特にWEB系の作業が得意な人は、希望の仕事を見つけられる可能性があります。

 

内職の副業の収入は?

副業で内職をした場合、その収入はどれくらいになるのでしょうか。

在宅ワークでそこそこ稼ぐことが出来れば家計的にも助かりますね。

 

しかし内職仕事は一般的には報酬単価は低めであるケースが多いです。

内職の種類にもよりますが、1つの作業につき数円~数十円といった単価が多くなります。

  • ポケットティッシュの広告入れ:1個あたり:1円~2円程度
  • ポスターの封入:1個あたり:5円~10円
  • ダイレクトメールの封入:1個あたり:0.5円~1円
  • おもちゃのカプセル詰め:1個あたり:1円~
  • アクセサリー作り:1個あたり:30~50円
  • くじの作成:1個あたり1~2円

 

内職では数をこなす事である程度の収入はなりますが、材料によって作業スピードも変わってくるため、自分が取り組みやすそうな内職を選択する事が望ましいと言えます。

 

例えば内職を時給に換算した場合、いくらくらいになるのでしょうか。

実際に時給に換算すると、おおよそ300円~500円くらいに収まる事が多いです。

例えば内職1個の単価が3円として、1分間に2個の完成品を作り上げたとしても(30秒に1個)、1時間にできる完成品の数は120個。

120個×3円=360円程度の時給という事になります。

 

人にもよりますが、内職に取れる時間はせいぜい1日4~5時間。

とすると1日の日給は大体1500円~2000円くらいと計算できます。

実際に内職の副業をしている人の月給を見てみても、大体は2万~4万円程度の給料の人が多いです。

内職でまとまった金額を得るには、数を多くこなす事と、出来るだ報酬単価の高い内職を見つける事が大切になります。

 

内職の副業は本当に安全?

これから副業として内職仕事をやってみたいと考えている人もいるかと思います。

ですが内職の副業は本当に安全なのでしょうか。

 

内職をするにあたり、気を付けておきたいのが内職詐欺です。

中には内職という切り口から様々なやり方で金銭等を要求しようとする悪徳業者も存在します。

ここでは一般的な内職詐欺について挙げてみます。

 

登録料を取る

「内職をするにはまず当社への登録が必要です。登録料として事前に〇万円の会員費がかかります」などの説明をし、事前に金銭を徴収しようとする詐欺です。

当然に登録料を支払っても、実際に割り振られる仕事は最初のうちだけであったり、まともに稼げる仕事を紹介されない等、詐欺的な副業詐欺と言えます。

 

教材を購入

「この内職をするには最初に当社の専用教材を購入する必要があります」等の説明をされ、金銭を徴収しようとする詐欺的な手口です。

中には「仕事は豊富にありますのですぐに教材費は回収できます」等と言われる事もありますが、実際にはそのような事はほぼありません。

 

研修費がかかる

「内職をするにあたり研修が必要です。研修には事前に○○円の研修費がかかります」といった説明をされ、金銭を騙し取ろうとするやり方です。

また中には研修の後に試験やテストを設けて、そのテストに合格しなければ内職を始められないといった手口もあり、意図的にいつまでも試験に合格させずに仕事を始めさせてもらえないといったケースもあります。

 

マルチ商法・ねずみ講

まず大量の商品を買い取り、その商品を他の消費者に買ってもらう事で自分に報酬が入るといったやり方です。

他会員等を永久的に勧誘し続けなければならず、また人口数からしても会員の数には限界があるため、いつまでも在庫を処分できず最終的には行き詰まるケースが多いです。

 

パソコン購入

内職を始める条件として、型落ちの安いPCなどを購入させて金銭を要求してくるやり方です。

安価なPC等のソフトウェアを数十万円といった高額な金額で売り付け、その後にはまともな仕事が紹介されないといった被害が生じる可能性があります。

特に最近では主婦を中心にデータ入力等のシンプルな作業が人気とされている為、このような手口に引っかかってしまうケースがあるようです。

 

特別な場合を除き、内職を始めるために事前に金銭を要求されるという事はありません。

内職と言えど労働力を提供して対価を受け取れるものであり、不明な研修費などを要求された場合には注意が必要です。

どんなやり方にしても、結局はお金を要求されるという点は多くの詐欺に共通しています。

安全に副業をするためにも、不明な金銭を要求された場合には詐欺の可能性を疑ってみる事も大切です。

 

内職の副業まとめ

内職の副業について幾つか挙げてみました。

内職の副業は数多くありますが、稼ぎにくい仕事も多く存在します。

それこそ半日近く頑張っても1000~2000円程度しか稼げない内職も多数あるでしょう。

副業には向き不向きがありますので、それぞれ自分のスタンスに合った内職を選ぶ事が大切です。

中には悪質な業者もいますので、信頼できる会社を選択するようにしたいですね。

 

内職を検討している方はこちらの記事でも詳しく書いているので参考にしてみてください。

参考記事:家に届く内職で稼げるのはどれ?面接やシール貼りの実際も解説

 

今回は内職の副業について挙げてみました。

スポンサーリンク