今回は歯科助手アルバイトの副業について挙げてみたいと思います。

歯医者さんと言えば人によっては普段からお世話になっている身近な存在。

虫歯などで歯が痛くなった時・詰め物が取れてしまった時など、定期的に歯医者に通っているという人も多いかと思います。

そんな歯医者さんでは入口の受付で歯科助手の方が丁寧に対応をしてくれる事も多いでしょう。

今回はそんな歯科助手バイトの副業に触れてみます。

歯科助手バイトの仕事内容は？

歯科助手の仕事内容は患者さんの対応をしたり、治療中の歯科医師のサポートをするのが主な仕事内容になってきます。

いつも歯医者に行くと歯科助手の方が優しく対応をしてくれるといった歯科医も多い事でしょう。

また歯科助手の場合には歯科医師や歯科衛生士と異なり、資格が不要でできるお仕事です。

資格が不要なので歯科医師のように口腔内に処置を施すといった事はできませんが、それ以外にも歯科助手バイトの主な仕事として以下のような業務があります。

• 患者の対応
• 治療器具の準備
• 器具の洗浄
• カルテ印刷
• 唾液吸引
• 予約受付
• 電話応対　etc…

また診療時間も午前・午後と歯医者によって様々ですし、また診療曜日も平日・土日とシフトパターンも多いので、副業としても自分の希望に合った歯科医を選ぶ事ができます。

歯科医によっては週１日～勤務可能といった所も多くあるので、副業として勤務する事もできます。

例えば午前中だけ勤務して午後はお子さんのお迎えや家事をこなすといった事ももちろん可能でしょう。

歯科助手には歯科に関しての専門的知識や技術が求められる事はもちろんですが、それ以上に必要な事は機転が利く事・臨機応変に動ける事です。

患者さんや歯科医がその時に何を求めているのかを察して行動する事も大切ですし、必要に応じて患者さんなど相手に声をかけてあげる等の気配りも必要になります。

歯科助手はアルバイトであっても、普段から隣にいるアシスタントとして歯科医の仕事をサポートする大切な役割を担っています。

歯科助手バイトの給料は？

それでは歯科助手バイトの時給・給料はどのくらいでしょうか。

エリアにもよりますが、実際の所では給与待遇はあまり高い金額ではないケースが殆どです。

アルバイト・パートの場合には時給９００～１１００円程度の歯科医が多いでしょう。

例えば週２日程度で１日５時間ほど勤務をすれば月に４～５万円程度の副収入を得ることは出来ます。

ただし前述したようにシフトを組みやすい歯科医も多いですし、全国には多くの歯科医院がある為、その職場を退職したとしても将来的に潰しの効きやすい職種と言えるのかもしれません。

また歯科助手として勤務をしながら歯科衛生士を目指すといったステップアップも考えられます。

歯科衛生士になれば法律で定められた業務が可能になる事や、歯科助手と比較しても給与待遇が上がるため、自分のスキルアップにも繋がります。

歯科助手バイトの面接で聞かれる事は？

歯科助手バイトは一般的なアルバイトと異なり、少し特殊なお仕事です。

そのため応募する際には面接時に聞かれる事をあらかじめ想定し準備をしておきましょう。

歯科助手のバイト面接で聞かれやすい事は以下のような点が挙げられます。

• 過去の職務経験
• 希望のシフト・勤務日数
• 志望動機
• その歯科医を選んだ理由
• 家族構成
• 結婚・出産予定
• 立ち仕事に抵抗はないか
• 血を見て具合が悪くならないかどうか
• 他の歯科医の面接も受けているか
• 髪色・アクセ・ネイル等の禁止事項を守れるか（医院によってはOKの所も）

歯科助手の応募者というのは意外に多くいます。

ですがきつい仕事であるために短期間で辞めてしまう人が多いのも事実です。

また歯科医とは言え客商売であるために、しっかりと幅広い世代の人とコミュニケーションが取れるかどうか、責任感がある人かどうか等が面接を通して見られます。

その歯科医院で頑張っていきたいという気持ちをしっかりとアピールするようにしたいですね。

歯科助手の志望動機はどうする？

それでは歯科助手アルバイトの面接時の志望動機はどのように記入すれば良いでしょうか。

ここでは歯科助手バイト面接時の簡単な例文を挙げてみたいと思います。

私はドラッグストアでのアルバイトを３年間経験し、主にレジや品出し・接客受付などを担当してきました。

店内での勤務を通して、薬剤師を始め他のスタッフと連携して仕事を進めていく大切さや、幅広い世代のお客様と接する接客力を身に付ける事ができました。

以前から歯科助手という仕事にも興味があり、特に多くの患者さまから支持されている職場で働きたいと考え、貴院を志望させて頂きました。

歯科助手の仕事は未経験ではありますが、歯科医師や歯科衛生士の方々と連携を取りながら業務を進めていき、患者様には笑顔で丁寧に接していく事を心掛けていきたいと考えております。

宜しくお願い致します。

歯科助手の志望動機としては様々な書き方がありますが、自分が歯科助手のアルバイトをしたいと思った気持ちや動機を素直に記入すれば良いでしょう。

歯科助手は厳しい仕事ではありますが、患者さんや医院のために役に立ちたいという熱意が伝わるような志望動機が良いかもしれませんね。

歯科助手バイトの面接時の服装は？

歯科助手バイトではどのような服装で面接に臨むべきでしょうか。

実際に面接の連絡時にも「ラフな服装でお越しください」のように言われる事も多いかと思います。

歯科助手のアルバイトの面接時には服装の決まりはありません。

強いて言えば仕事柄、やはり清潔感を感じさせる服装が求められます。

もし服装に困るようであればスーツでも良いですし、髪もきちんとまとめて化粧もナチュラルメイク程度で臨むようにしましょう。

実際にはどのような服装・印象が良いかは医院の経営者の考え方にもよりますので一概には言えませんが、最低限の服装として「清潔感＋きちんと感」は外さないようにしたいですね。

歯科助手バイトは未経験でも可能？

歯科助手のアルバイトは歯科医院によっては未経験でも可能です。

また歯科助手には特別な資格は必要ありませんので、無資格者の主婦や学生でも応募する事ができます。

受付の場合には年齢が若い方を優先的に採用している医院もあるようですが、その他は経験者・未経験者問わず求人はあります。

ただし未経験者の場合には、毎日が勉強の日々となり最初の半年～一年くらいは厳しい現場が続くと考えておいた方が良いでしょう。

特に歯科医院では専門用語や薬・必要な器具の名前など、最初は分からない事ばかりですので自ら意欲的に学んでいく姿勢が必要です。

例えば指示を待っているだけでなく、その状況で何を求められているのか・次に何を指示されるのか先を読みながら行動をしていく事になります。

また医院によっては歯科助手は立場が弱いこともあり、時には理不尽な事で叱られる事もあるでしょう。

歯科助手として未経験で入った場合、早期に辞めてしまう方も多いため根気強さや忍耐も必要と言えます。

歯科助手バイトは学生・高校生もできる？

歯科助手のバイトは学生や高校生でも応募可能な歯科医院はあります。

ですがその求人数自体はさほど多くはなく、高卒以上となっている医院も多いかと思います。

ただし歯科助手は大変な仕事ではありますので、医院の教え方によっては学生の方には仕事内容がハードに感じる事もあるかもしれません。

特に高校生などバイト自体が初めての場合には、厳しく感じる事もあるでしょう。

また学生さんで未経験者の場合には受付や患者さんの案内・器具の洗浄や清掃など、業務が限られてくる事もあるでしょうし、専門用語等も覚えにくいと感じる事もあると思います。

ですがやりたい事にチャレンジしてみる事は良い事ですので、もし歯科助手のアルバイトに挑戦してみたい方は、若さを活かして積極的に経験を積みに行くのも良いかもしれませんね。

歯科助手は美人が多い？

歯科助手さんは美人が多いという話を聞く事があります。

確かに私の住むエリアの周囲の歯科医の歯科助手さんも、なんとなく美人な方が多いような気がします。

これが気のせいなのかどうかは分かりませんが、もし事実だとすれば幾つかの理由も考えられます。

例えば単純に歯科医師が容姿を優先して面接で選んでいるという話。

やはり歯科医も商売ですので患者さんから見ても清潔感や好感を持たれやすい容姿の方を選んでいるという話もあるようです。

また治療中でも唾液吸引などで顔や口の中に触れる事もあるかと思いますので、患者さんの中には少数ながら容姿を気にする人もいるのかもしれません。

特に自分の意見が反映されやすい個人開業医であれば、そのような事も考慮して人選している可能性も考えられます。

また別の理由では逆に歯科助手さんの方が歯科医を選んでいるという事も聞いた事があります。

歯科医は職業としてはやはり高収入に入る職業。

歯科医が異性からモテやすいという事がもし事実であれば、その分美人な方が職場に集まりやすいというのも納得できそうな気もします。

実際に職場結婚で歯科医と歯科助手さんが結婚という場合もあるようです。

また殆どの歯科医では白色やピンク色の清潔感のある白衣を着た歯科助手さんが多いかと思いますので、イメージとして清潔感が増し、普段以上に美しく見えてしまうといった事もあるのかもしれません。

もちろん容姿に自信がないといった方でも歯科助手になれないといった事はありません。

上記のような一部の噂は気にせず、自分のやってみたい仕事・副業に積極的に挑戦していきたいですね。

歯科助手バイトは男性でもできる？

歯科助手バイトは圧倒的に女性が多いかと思います。

ですが男性がNGとされている決まりもありませんし、資格も必要としません。

歯科衛生士等では男性の方もいますので、歯科助手バイトに男性が応募しても問題はありません。

ただし歯科助手というのは歯科医の助手役として、傍にいて細やかな気配りをしたり対応の柔らかさが求められる事も多く、また患者さんとも多く接する事から人当たりの良さ等を考慮して女性を優先的に採用する医院も多いようです。

これに関してもやはり院長の考え方や価値観によって左右される部分が大きいかと思いますので、気になるようでしたら直接該当の歯科医院に聞いてみるようにしたいですね。

歯科助手バイトのつらい所は？

良い事ばかりのように見える歯科助手バイトの副業ですが、もちろん決して良い事ばかりではありません。

むしろ周囲で私たちが見ている以上に、大変なお仕事と考えておいた方が良いかと思います。

まず歯科助手さんの場合、歯科医にもよりますが、歯科医師を除き殆どが女性である事が多いです。

職場によっては女性だけの現場は少しギスギスしてしまう事もあります。

中には派閥のようなものが出来てしまったり、毎日ケンカムードが漂っている職場もあるでしょう。

特に個人医院等の場合等で作業スペースもさほど広くはない場合には、お互いの仲が悪くともあまり逃げ場がありません。

女性職場での人間関係が得意な方であれば気にならないかもしれませんが、苦手な方は検討するのも良いかと思います。

またその他にも歯科助手の場合、その業務の線引きが曖昧になりやすい事が挙げられます。

これは歯科医師や経営者の考え方にもよるかと思いますが、例えば歯科助手は受付だけをやれば良いという所もあれば、兼任として助手もやる所・事務もこなさなければならない所など、その歯科医によって業務範囲が異なるケースが多いものです。

またそれだけならまだしも、歯科助手の業務範囲外（歯科衛生士の範疇の業務）などをやらせてしまう歯科医も存在する事もあり、自分が知らない間に違法行為をしている事にもなり兼ねません。

それをはっきりとＮＯと言えるのであれば良いですが、自分に知識や経験がないだけにその線引きの判断も難しい場合も多く、日々忙しい現場の中ではそのような判断基準さえ曖昧になる可能性もあります。

もちろんこのような歯科医は一部かと思いますが、自分ができる業務にきちんと集中できる歯科医を選択する必要があると言えるでしょう。

また特に個人医院の場合には医師との相性が重視されます。

特に歯科医との相性が悪いと作業がしにくくなったり居心地が悪くなる可能性もあります。

また悪く言えば歯科助手の立場は低く見られているケースもあり、医院によってはいつでも交替の効く人員と思われている場合もあるようです。

確かに未経験歓迎の募集も多いですし、入れ替わりの激しい職種なのかもしれませんが、歯科助手は大変はお仕事です。

自分のポストを確保していくには衛生士の資格を取るなり、経験を積んで周囲にも自分の存在を認めてもらう等の努力は必要になってくるでしょう。

歯科助手の副業まとめ

歯科助手バイトの副業について幾つか挙げてみました。

厳しい一面もある歯科助手の副業ではありますが、やりがいのある仕事でもあります。

医院によっては柔軟にシフトも組める事から、副業的に考える事もできます。

歯科助手の仕事に興味がある方・将来的に衛生士等の勉強をしている方などは一度検討してみるのも良いかもしれませんね。

それでは今日はこの辺で。