ネイルチップの副業は稼げる?制作や資格・スクールについても解説

今回はネイルチップの副業について挙げてみたいと思います。

今や女性にとってネイルアートは一般的になってきました。

以前はデートの時や結婚式などお祝い事の時にネイルをしている女性の姿を見かけましたが、今では仕事時にもネイルをしている姿もよく見かけます。

また自爪にネイルができればそれが一番なのかもしれませんが、シチュエーションやメンテを考えるとネイルチップを使用したいと考える女性もいるかと思います。

今回はそんなネイルチップの副業に触れてみます。

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ネイルチップの副業とは

ネイルチップの副業とはその名の通りネイルチップを製作する仕事になります。

ネイルチップとは「付け爪」の事。

自爪でネイルができない人などはネイルチップでアートを楽しむ人もいます。

ネイルアートが好きでも、職場ではネイルが禁止されていたり毎回ネイルサロンに行く余裕がない人もおり、そのような人にとってもネイルチップは手軽にアートを楽しむ事ができるツールです。

ネイルチップの副業は、その販路によっても分かれます。

 

ネイルサロンの仕事請け負い

1つ目はネイルチップを扱っているネイルサロンや店舗等・専門店で「内職仕事」の形態で求人募集をしていて、そこから仕事を請け負うケース。

この場合にはチップやマニキュアなどの材料などを店側から支給される所もあれば、一部を自分で負担したりといった事もあります。

主には店舗側から「このようなデザインを作って欲しい」といった依頼があり、ネイリストはその依頼通りに製作をする事になります。

毎回違ったデザイン・新作デザインを製作していく事もあれば、人気のデザイン等は量産して製作していく事もあります。

 

チップの単価としては50~100円程度・1箱(10個)で400~500円程度が一般的で、ある程度まとまった収入を得るには数多く製作を請け負う必要がありますが、やはり人気のデザイン等を手掛けるようになると注文も増え、作業量と共に収入も上がっていきます。

在宅ワークでの副業となるので、ネイル製作技術はあるけれども家事や育児で外出できない方々にとっても適した副業になります。

 

フリマサイト等の販売

2つ目はフリマサイト等を利用した販売です。

有名サイトで言えばミンネやクリーマといったようにハンドメイド系アプリを販路としてネイルチップを販売している人も多くいます。

価格設定も自分で自由に決められる他、自分の好きなデザインで製作できるというのも大きな利点と言えます。

価格としてもチップ10本程度で2000~3000円程度で出品しているネイリストも目立ち、その単価の高さも魅力的です。

 

ですがアプリ内ではやはり競合のクリエイターも多く、また売れているデザインはすぐに模倣されて他者に真似されるケースも目立つ事から、どのようにリピーターを付けていくのかといった事も苦慮する必要があります。

またギフトラッピングやオーダーメイドへの対応等、やはり個人間の取引なだけに細かい部分にまで配慮した工夫や対応が求められます。

 

その他にもネットショップ等を立ち上げて自分でネイルチップを販売していく事も可能でしょうし、ネイリストを本業としている人であれば顧客に自作チップを施す事も可能でしょう。

または出張形態での出張ネイリストとして営業をしたり、SNS等でオーダーメイド製作の受付・小規模でも数名程度の生徒を集めた製作教室の開催など、あらゆる角度から副業として考える事もできるのかもしれません。

 

ネイルチップを作るには?

ネイルチップには幾つか種類があり、お店にオーダーするオーダーチップ・お店で販売しているチップ・そして副業も可能な手作りのネイルチップがあります。

オーダーの場合には金額がかさみやすいですし、市販のものだとサイズの問題が生じることもあります。

その点自作チップであれば安価でサイズの問題もなく、イメージ通りのものが作りやすいと言えます。

 

ネイルチップを製作するにはまずそれを固定する土台が必要。

その為にもネイルスタンドを用意し、チップを固定をして製作をするようにします。

また肝心のチップ自体も今では100円ショップ等でも入手できますし、タイプや量も様々なので用途に合ったものを選択したい所です。

他にもやすりやネイルチップ用の両面テープがあると便利でしょう。

チップはサイズに合わせてやすい等で削って形を整えていきます。

そしてスタンドに取り付けネイルを描いていくといったシンプルな工程です。

最近ではyoutube等の動画サイトでもネイルチップの制作方法を見ることが出来ますので、参考にしても良いでしょう。

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ネイルチップ制作に資格は必要?

ネイルチップを制作していくには資格は必要ありません。

資格や許可は必要なく、誰でも制作することができます。

お客さんの爪に直接施術するわけではないので、ネイルチップを販売するにあたり資格は必要ありません。

 

ですが本格的にネイルチップを販売をしていくとなると、資格を取得しておいた方が良い場合もあります。

例えば「一般の素人が制作したネイル」と「有資格者が制作したネイル」では、やはり後者の方が購入に結びつきやすいでしょう。

資格が付加価値を付けてくれるという事です。

また個人販売だけでなく将来的にスクール運営などを始める際には、やはり資格があった方が講師としてのイメージが付きやすい事もあるかもしれません。

資格にはJNECネイリスト技能検定試験やJNAジェルネイル技能検定試験・JNA認定ネイルサロン衛生管理士など様々な資格・試験がありますが、もし資格を取得する場合には受講料や合格率を見て自分の目的に合った資格を選ぶようにしたいですね。

 

ネイルチップのスクールを兼業するには

ネイルチップを副業とするには、先ほども挙げたようにネイルサロン店舗などから依頼を受けたり、自分で副業的に販売していくといった方法が挙げられます。

またその他にもネイルチップのスクールを兼業するといった方法も考えられます。

ネイルチップを使用した開業には許可や資格も必要なく、開業費用もそれほどかかりません。

美容室のような保健所の届け出もありませんし、それこそ自宅等での開業であれば初期費用も抑える事ができます。

個人事業の開業届け出くらいです。

 

ネイルチップやハンドメイド作品を販売して一定以上の収入を得た人が、次のステップとして考える事は「人に教える事」です。

スクールや教室を開業して生徒さんを集める事は利益率も高く収益を出しやすいビジネスとも言えます。

作り方について習いたいと考えている人はリピーターにもなりやすく、教え方が上手ければ口コミにも繋がり、ひいては自分のネイル等の販売の促進にも繋がっていく可能性もあります。

 

ただしスクールや教室を始める条件として、自分がネイルチップを製作してきた豊富な経験があり、既にそこから一定収入を築いている事は必須です。

多くの生徒さんはネイルチップ製作を通して収入を得ていきたいと考えているでしょうから、自分がその分野で既に成功していなければ説得力は生まれません。

作り方のコツ・仕入れ・販売経路など、ネイルチップ販売に精通した豊富な経験が求められます。

まして現在ではネットや動画サイトでも制作方法はいくらでも学べますので、スクールに通うだけの付加価値を付ける必要があります。

その他にも自宅以外にテナントを借りるとなれば賃料もかかりますし、スクールとなると講座の内容も自分で考え、教材費や材料費も考慮しなければなりません。

 

また個人スクールで上手くいっている教室の特徴の一つとして、「講師としての魅力」があります。

流行っている教室では、コミュニケーション力が高かったり人を惹きつける魅力が備わっている講師が多いものです。

こればかりは始めてみないと何とも言えませんが、個人でスクールを始めるのであれば最初から大きなスクールとして始めるのではなく、まずは自宅や空きスペースを利用した小規模な教室から始め、生徒数が増えていき軌道に乗り始めたら徐々に規模を拡大していくといった方法が良いのかもしれません。

 

ネイルチップの副業は難しい?

ネイルチップを販売していくとなると、デザイン・サイズ変更・耐久性・季節感・カラー変更・加工方法・撮影方法等にも配慮していく必要があります。

一般的なネイルを好む女性と、チップを使用する女性の需要というのはそれぞれ異なります。

あえてネイルチップを使用する人の事情シチュエーションを細かく想定した上でデザイン等を考える必要があるでしょう。

 

またフリマアプリ等では特にチップの販売だけではなくおまけ品の提供やラッピングサービスなど、細かい特典をつけて他作家との差別化を図ろうとする動きもよく見られます。

リピーターを付けていくには自分にはどのような販促が適しているのか模索していく必要があります。

 

またどんなに良い作品を作っていてもそれが人の目に止まらなければ意味がありません。

例えばフリマアプリにしても、作品数だけで数百万個もの作品が出品されています。

数百万の作品の中から10~20の作品を見つけてもらうのは至難の業です。

コツコツと時間をかけながら少しずつ出品数を増やし、露出を増やしていくように心掛けましょう。

 

またネット販売の場合は特に、ネイルチップのサイズや色見・イメージ違いなどのトラブルが多く発生しがちです。

画像やテキストの説明を通してそのネイルを実際の装着感などをどれだけ具体的に伝えられるかも大切です。

どんなに作品が素晴らしくとも、画像や説明が悪ければほぼ売れません。

また売れ筋や動向を把握する意味でも、アルバイトでも良いのでネイリストとして店舗等である程度の経験を積んでいく事もプラスになります。

在宅ワークに共通して言える事ですが、ネイルチップの副業においても他作家などの競争者が多いため、自分だけの販売方法を確立していきましょう。

 

ネイルチップの副業まとめ

幾つかネイルチップの副業について挙げてみました。

ネイルチップ製作の仕事は資格も不要で、比較的誰でも取り組みやすい仕事であるうえ在宅ワークも可能な事から、副業仕事の中でも人気が上がっているように思います。

ですがそれゆえに競合者やライバルクリエイターが増え、売上を作る事が難しくなってきている事は事実です。

自分にとってのウリは何なのか、時間をかけて作品を作り続ける中で見つけていきたいものですね。

それでは今日はこの辺で。

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