副業は履歴書にどのように書く?失敗しないポイント

今回は副業の履歴書の書き方について挙げてみたいと思います。

本業であっても副業であっても提出を求められるのが履歴書。

アルバイト等の中には履歴書不要といった求人も増えてきましたが、それでもまだまだ履歴書の提出を要求される事が一般的。

その際には副業である事を記入するべきかどうか迷ってしまうケースもあるかと思います。

今回はそんな副業の履歴書について挙げてみます。

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副業における履歴書は2パターン

副業における履歴書で考えてみると、主にその種類には2パターンあります。

  • ①本業をすでに持っていて、これから副業仕事に応募する時の履歴書。
  • ②本業・副業をすでに両方やっていて、これから新たに別の仕事に転職する際の履歴書です。

 

①つ目の場合にはすでに本業をやっているので、これから応募する仕事が「副業」であるという事を応募先企業側に伝えるのかどうかという点に迷ってしまう場合があります。

②つ目の場合には本業・副業の両方をやっているので、現状で2つの仕事を抱えている事を応募先企業に伝えるべきかどうかという点に迷ってしまう場合があります。

 

副業・Wワークはありのままを書く

当たり前と言えばそうなのですが、①のケースにしても②のケースにしても、現状のありのままを履歴書に記入する事が基本的な考え方になります。

これから副業仕事に応募する際にはすでに本業を持っている事を履歴書に記入するべきですし、本業・副業を両方すでに行っている際にも同様にその2つの会社で就業中である事を記入するべきでしょう。

もちろん履歴書に記入する際にも、1つ1つの会社を別々に分けてしっかりと記入する事が肝心です。

 

例えば本業だけを持っていてこれから副業仕事に応募する際であれば職歴欄には

「○○年 ○○会社 入社(在職中)」

のように記入した方が良いかと思いますし、

本業・副業をすでに両方やっているのであれば

「○○年 ○○会社入社 正社員 (在職中)」 (本業)

「○○年 ○○会社入社 アルバイト(在職中)」 (副業)

等のように相手側企業に分かりやすく記入するようにしましょう。

 

なぜ正直に記入する必要があるのか

なぜ履歴書を副業分まで正直に記入する必要があるのでしょうか。

職歴はありのままを記入するというのがルールです。

嘘をついて仮に入社できたとしても、ケースによっては入社後に副業がバレたり、職歴の詐称を疑われるケースもあるかもしれません。

入社後も堂々と勤務していく為にはやはり最初に堂々と副業の存在を申告しておくべきかと思います。

 

また応募先企業が副業禁止規定を設けている可能性もあります。

就業規則等で副業禁止ルールがある会社であれば、基本的にその会社で働く上では別の副業をする事はできません。

もし後々にバレたとなると、せっかくその会社で積み上げてきた信用やキャリアも台無しになる可能性もあります。

どちらにしても副業の存在は面接時に履歴書ではっきりと記入しておくべきでしょう。

 

ですが上記のように職歴だけの記入だと、応募先企業からしてみれば「Wワークで体力的に大丈夫なのか」「他社に同時に勤める事で会社への悪影響(情報漏えい・競合など)がないか」といった事を懸念されるケースもあるかもしれません。

そのため履歴書を記入する際には「どのような理由で副業(Wワーク)をする必要があるのか」といった事をはっきりと記入する事が大切です。

 

理由を履歴書にてはっきりと先方に伝える事で、副業であったとしても相手側がOKしてくれる可能性が上がります。

「本業での勤務時間や給与が減ったために副業をする」「明確な目的(独立や学費など)があってその資金を貯めるために副業をしたい」等、なぜその副業仕事をしたいのかといった事を応募先企業にしっかりと伝える必要があります。

またもちろんその際には応募先企業(副業会社)には本業会社の許可を取得済である事や副業禁止規定が無い事を伝えておくと安心してくれるケースが多くなるでしょう。

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副業の動機・理由は履歴書にどう書く?

上記にも挙げたように、副業の履歴書には「どのような理由で副業をする必要があるのか」という事をはっきりと記入しておく事が大切です。

それでは一般的に副業をしようと思った動機として、どのような事を記入するべきでしょうか。

副業動機には以下のような事が挙げられます。

  • 現在よりも収入を上げるため
  • 会社が業績不振で待遇が下がったため
  • 独立・学費などの資金を貯めたい
  • 本業の仕事以外でも、時間を有効に使いたい
  • 多くの仕事を経験しスキルを高めたい
  • 将来お金が必要になる事が分かっているため(介護費・子供の養育費など)
  • 社会貢献の一環として
  • 副業の経験を通して本業のキャリアアップに繋げたい
  • 趣味・生きがいを見つけるため

 

この他にも副業をしようと思った動機は人それぞれですが、企業側がスムーズに納得してくれそうな理由・動機を履歴書に記入しておきたい所です。

 

履歴書不要の副業はばれない?

アルバイトや派遣社員のお仕事の中には、履歴書不要のお仕事が増えてきました。

履歴書不要と言うと「少しブラックなお仕事?」とイメージする人もいるかもしれませんが、そうとも限りません。

アルバイトでも日払いのお仕事であったり、派遣の単発・短期のお仕事などでは履歴書不要のお仕事がたくさんあります。

 

しかし履歴書不要であればバレないかと言えばそうとも限りません。

実際に副業がばれるケースを挙げてみると

  • 住民税計算時に本業の会社に収入金額からバレる
  • 年末調整を本業・副業2箇所で行ってしまった
  • 副業の職場で働いている現場を本業の同僚に目撃された
  • 自分で副業のことを周囲に話してしまった

等の理由が挙げられます。

つまり履歴書の記入とは別の理由で副業がバレる可能性も十分にあるという事です。

 

また「履歴書不要」と記載されていても、実態が違ったというケースもあり得ます。

  • 履歴書は不要だが、面接時に応募シートに職歴を書かされた
  • 面接に行ったらPC上で履歴を入力する必要があった

履歴書不要と記載されていても、実際にはそれに近い専用シートや職歴データの入力が必要になる場合もありますので、応募前によく確認をしておく必要があります。

 

副業の履歴書は手書き?PC?

さて現在では履歴書をPC入力する人も増えてきました。

様々なサイトで履歴書や職歴書のひな型をダウンロードして使用する事ができるようになっています。

一方では手書きの履歴書の方が感情や想いが相手先に伝わりやすいのでは?と考える人もいるかと思います。

 

では副業仕事に応募する際には履歴書は手書きとPCどちらで提出するのが良いのでしょうか。

これは個人的な意見を踏まえてになりますが、あくまで応募先企業の雰囲気や傾向に合わせるのがベストかと思います。

例えば相手先企業がバリバリのIT企業であればやはりPC入力の履歴書の方が好まれやすい傾向がありますし、手書きだと逆にセンスを疑われる場合もあるかもしれません。

また相手先企業が自宅の近所の飲食関係の老舗店で、経営者が中高年だったりした場合には、逆に手書きに好感を抱いてくれる場面もあるでしょう。

その相手先企業や担当によって履歴書のフォーマットや記入方法を変えてみるというのがベストな形のように思います。

 

副業の履歴書の書き方まとめ

副業の履歴書の書き方について挙げてみました。

副業の履歴書というのは本業の場合と異なり、どこまで記入したら良いのか迷ってしまう事も多くなりがちです。

ですが基本的にはありのままを記入し、副業として応募している事を企業側にも理解してもらう事が通常です。

もちろん書き方に正解というものはありませんが、応募先企業の傾向や従業員の年齢層を踏まえて、自分なりに面接突破の方法を考えてスムーズに仕事を始めるようにしたいですね。

今回は副業においての履歴書の書き方について挙げてみました。

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