盗聴器発見バスターの副業

今回は盗聴器発見バスターの副業について挙げてみたいと思います。

ネットの広まりや個人情報保護法が制定以降、あらゆる情報についてシビアに

扱う個人や企業が増えてきました。昔は自分の氏名や住所などを他人に教える

事にさほど神経質にならない人も多かったものですが、今では人に自分の情報を口外

する事にかなりナーバスになっている人を多く見かけます。特に昨今ではネットやSNS等

を通じて事件等が起こるケースもある事から、そのように感じてしまう事も不思議では

ないのかもしれません。

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多様化する盗聴

今では企業や個人でも普段の生活から発生する情報については漏えいしている可能性が

あると考えていた方が良いのかもしれません。自分の家には盗聴器など仕掛けられている

筈がないと考えていた人でも、実際に盗聴器が発見された事例も多くあるようです。

盗聴器が仕掛けられる理由としては家族や友人の素行調査目的・恋人や異性のストーカー

絡みの盗聴・企業内の企業情報や機密情報の盗聴・空き巣等がその家の留守時間を確認

する為の盗聴・夫や妻の浮気確認のための盗聴・単純な興味本位目的での盗聴など、盗聴を

される原因としてはあらゆる理由が考えられます。また盗聴器を仕掛けられていたとしても

素人ではその盗聴器を探し出す事はおろか、機器を除去する事さえ困難なケースも多く、

やはり専門業者やプロへの依頼が必要になってきます。また今では盗聴ツールや技術も巧妙になって

おり、小型の盗聴器であれば部屋内のどこに仕掛けられていたとしても不思議ではありません。

コンセントの中・時計の中・室内の照明の中・テレビ・エアコン・絵画・ボールペン・キーホルダー・

もらったプレゼント等々、、室内にある物品であれば盗聴器の仕掛けが可能なモノは多いものです。

また最近では利用者も多いスマホ等でも自動応答アプリをインストールすれば、簡単に会話を

盗聴する事が出来てしまいます。恋人などが浮気調査のためにこれらのアプリを相手に知られ

ないようにインストールしているといったケースもあるでしょう。もはややり方次第では簡単に盗聴

が出来てしまう時代でもある事からそれを調査・除去できる専門業者が不可欠ともなっています。

また盗聴を特定したとしても室内への不法侵入や脅迫行為・電話線の切断など具体的な行為がなければ、

盗聴行為だけではなかなか法律的に盗聴者を裁く事も難しいケースが多く、盗聴器を発見したとしても

二次的な被害が発生しないように後々のトラブルを想定した対応が求められているとも考えられます。

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盗聴器発見バスターをやる注意点は?

盗聴器発見の一般的な流れとしてはまず顧客相談者からの依頼をメールや電話等で受けて、

じっくりと内容を確認してから調査をする事が一般的かと思います。中には流しと呼ばれるように

街中を車で走り回って営業をかけたり電話をかけまくる・アポなしで自宅訪問をして盗聴器発見を

促すような営業手法もありましたが、今では数は少なくなってきているのではないでしょうか。

また探偵などは公安委員会への探偵業登録が必要になりますが、盗聴器発見のみを専業とするのであれば

特に届出の必要はないとされています。そのため中には素人に近いような業者も紛れ込んでいるのが

実際の所でしょう。また盗聴器発見機器は購入しようと思えば簡易発見機であれば数千円程度から

購入出来てしまいます。しかし簡易機器の場合には音声による確認ができない機器が多い為、反応した

電波が本当に盗聴器からのものであるかどうかが見分けが難しい場合もありますし、テレビ等の電波と

誤検知を引き起こしてしまうケースもあります。一方で受信器タイプのものであれば音声確認ができるため

誤検知は少なくなりますが、素人ではその操作自体が困難な場合もありますし、有線やデジタルには

対応していない事・また盗聴器を発見したとしても、例えばその盗聴器が家電製品の中に仕込んである場合、

どの部分が盗聴器の基盤でありどこを除去すれば良いか等の判断が難しい場合が多く、その結果

盗聴器がどこかに仕掛けられている事だけを依頼者に告知して肝心の盗聴器を除去せず、調査費用だけを

徴収するといったお粗末な調査が行われるケースもあります。その結果依頼者はその曖昧な告知を受けて

再度他の業者に再依頼するといったケースも少なくありません。また例えばコンセントや電話機等に

盗聴器が仕掛けられていれば電気工事士の資格や電気通信設備の資格が必要と求められますが、

無資格で知識や技術のない業者が依頼者の不安や恐怖を煽り高額な費用を徴収しようとするケースも

あります。仮に副業的に盗聴器発見バスターの仕事を請け負うとしても、本当に依頼者の盗聴問題を解決

しようと試みるのであれば専門的な知識や経験・機材が必要になる事は言うまでもありません。

盗聴器も時間を経て一般人が簡単に本格的なモノを入手できるようになってきており、また盗聴器の種類も

多様化してきています。それに応じて本格的な業者さんであればメイン受信機の性能や電界強度計・

リモコン盗聴器の発見など機材にも拘りがあり、またその操作も熟知している経験豊富な担当者も多いかと

思います。副業的に安易なハンディ1台で盗聴バスターをしている人もいますが、全ての依頼者の盗聴器を

発見・除去できているかは不透明な所です。またそもそも相談者が依頼したとは言え、調査の為であっても

他人を自宅へ入れる事に抵抗を感じる女性やお年寄りも多い筈です。どのような調査方法でどのような機材

を使い調査をするのか・調査費用の金額等を事前に明確にした上で調査を行う事が求められます。

盗聴器発見バスターは稼げる?

さて盗聴器発見バスターは稼げるのでしょうか。ご想像が付く方も多いかと思いますが利益率だけ

を見ればやはり高い利益率を上げる事は可能な副業と言えるかと思います。各社によって調査費用は

大きく異なり、相場としても2万~15万円とかなり開きがあるのが実際かと思います。

多くはその調査対象の建物形態(集合住宅・戸建・企業など)・調査対象の㎡面積・オプションの

有無などによって費用が増減するケースが多いでしょう。例えば月に2件の個人宅の調査を受けた

としても機材費やガソリン代等を除けば原価はあまりかからない事からほぼ丸々が利益になり、

月に5~10万円程度の副収入を得られる可能性もあります。調査時間としても1~2時間程度

が一般的である事から時間あたりの利益率として考えても高めな傾向があります。

また1人でも調査は可能な事から実際に副業的に活動している業者さんも多いでしょう。しかし先にも

書いたように実際の調査には電波知識や調査機材・それを操作するスキル等が必要とされる為、

やはりある程度の経験が必要とされる副業でもあります。また利益率が高いだけにこの業界は他社競合も

多く、また盗聴器発見業者だけに留まらず探偵業者や便利屋業者等も競合相手として考えられる事から、

営業方法やネットSEO・自社のPR方法・新しいタイプの盗聴器や機材への注視などをじっくりと検討

する必要があります。併せて個人宅だけでなく一般企業やホテル・スクールや病院など定期的な調査を

必要とする法人を顧客として徐々に固定収入を確保していく事も長期的な運営には必須です。

盗聴器は街中でも秋葉原等の電気街で誰でも簡単に購入できますし、ネット上でも普通に販売されています。

また今後においても情報やプライバシーに対するシビアな意識は増々高まってくるようにも思います。

興味がある人はどこかの会社等でしっかりと経験を積んだ上で、これらの副業を検討してみるのも

良いのではないでしょうか。今回は盗聴器発見バスターの副業について挙げてみました。

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