ビル清掃バイトの仕事内容は?高校生もできる?深夜はどう?

今回はビル清掃のバイトについて挙げてみたいと思います。

街中には様々なビルが立ち並んでいます。

オフィスビルだけでなく学校や病院・テナント店舗の入るビルなどその形態は様々です。

また人が利用をしている限り清掃業は常に需要がある仕事でもあり、ビル清掃においてもそれは同様です。

ビル清掃のバイトの仕事自体はどちらかと言えば地味な仕事ではありますが、働きやすさや職に就きやすい事からビル清掃を副業にしている人もいます。

今回はそんなビル清掃のバイトについて触れてみます。

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ビル清掃バイトの仕事内容は?

ビル清掃は「日常清掃」「定期清掃」に分ける事ができます。

日常清掃はその名の通り日常的に頻繁に行う清掃のことを指し、定期清掃は主に日常的な清掃で落とすのが困難な汚れを落とすための清掃作業のことを指します。

 

日常清掃はそのビル内の従業員などが行っている事も多いので、副業として考えるのであれば定期清掃が多くなるでしょう。

その他のビル清掃の仕事内容として、事故時の清掃やネズミ等の害虫駆除・死体現場の遺品整理・ブランコやゴンドラに乗って作業をする高層ビルのガラス拭きなど、特殊清掃と呼ばれる仕事もあります。

 

ビル清掃のバイトは数名のチーム単位で作業を行うことが多くなります。

大抵は清掃用具を詰め込んだワゴン車などに数名で乗り込み、現場まで揺られて向かいます。

現場はオフィスビルや病院・学校などの他にも、居住用マンション・商業施設・テーマパーク・飲食店など現場によっても様々。

 

ビル清掃バイトの作業内容としては室内清掃と室外清掃に分ける事ができ、例えば室内であれば床清掃・天井・壁・トイレ・窓ガラス・排気口や照明・階段やエスカレーターなど清掃箇所は複数ありますし、室外はビルの外壁・窓ガラス・屋上・建物周辺などの清掃があります。

またその清掃箇所によって清掃方法や洗剤の種類・用具も異なり、モップポリッシャー・ダストといった用具を使用しながら傷を付ける事のないように丁寧にクリーニングを施していく事が求められます。

油汚れや繊細な材質部分の清掃には手作業でクリーニングをする事もあり、体力を要する仕事でもあります。

 

ビル清掃のバイトが副業向きなのは、作業自体がビル内で働く人たちの邪魔にならないように早朝や夕方以降に行われるケースも多く、本業を抱えている人でもサイドビジネスとして取り組みやすいからです。

例えば分かりやすい所で言えばコンビニ清掃などは来店客の少ない深夜にポリッシャー・ワックス掛け等をする事が一般的ですし、ホテル等ではチェック

アウト時間帯~次のチェックイン時間(早朝・午前中など)までにクリーニングを施すことが多くなります。

飲食店やオフィスビルでも早朝や深夜帯・土日祝などに清掃をするケースが多くなり、平日の日中に本業を抱えているサラリーマンでも副業として取り組むことが可能です。

また清掃とは言っても土木作業や建築現場ほどハードワークは少ない事が多いので、特に本業でデスクワークをしている人にとっては程良い運動にも良いかもしれません。

 

ビル清掃関係の資格としてはビルクリーニング技能士資格などもありますが、無資格であっても職に就きやすい仕事と言えます。

また若年層だけでなく中高年の従業員も多いので、幅広い年齢層が検討できる副業と言えるでしょう。

ビル清掃業は意外に不況に強い職種でもあり、未経験でも採用されやすい仕事である事から一定の層には人気があります。

 

ただし数名単位での作業になる為、従業員同士のチームワークや用具等を運ぶ基礎的な体力は必要な仕事と言えます。

特に店舗クリーニングなど特殊なスキルが必要とされやすい清掃は、一度技術や作業を覚えてしまえば自分が親方として将来的に独立して仕事を請け負う事も検討出来ます。

その他にも便利屋業など他職種と兼業での仕事も検討できるでしょう。

人間がいる限り清掃業はどの環境でも必要とされる事から、仕事として成立させやすいのもクリーニング業の特徴です。

 

清掃バイトのメリット・デメリット

ビル清掃のように、清掃バイトのメリット・デメリットにはどのような点があるのでしょうか。

清掃バイトのメリット・デメリットを挙げてみます。

メリット

  • 資格不要で未経験者も働ける
  • 人間関係が少なめ(モクモク作業)
  • 深夜・早朝勤務が多いので副業向き
  • 時代に関わらず仕事の需要がある
  • 週払い・即日払いの仕事も多い
  • 短時間勤務OKで副業としても
  • 私生活の掃除が上達する

デメリット

  • 生活リズムが崩れる
  • 毎回勤務場所が異なることも
  • 給与はさほど高くない
  • 高所の作業をすることがある
  • 年末に忙しくなる
  • 昇給・昇進は見込みにくい
  • チーム内に変わった人がいることもある
  • 汚れ作業も多く、潔癖症の人は向かないことも

 

清掃バイトには様々なメリット・デメリットがありますが、副業の場合には本業に支障が出ない程度のペースでシフトを入れるようにしましょう。

 

ビル清掃のバイトは稼げる?

ビル清掃の雇用形態として副業として検討する場合にはアルバイト・パートがメインとなってきます。

給料としては8時間程度の勤務で8000円~1万円程度の日給が平均といった所でしょう。

作業時間帯や資格の有無によっても多少給料は増減はしますが、基本的には日給1万円前後の仕事が多いように思います。

 

例えばビル清掃のバイトを週に2日のみ勤務をしたとすれば月に7~8万円の副収入を得られますので副業としても十分に成立します。

また特殊清掃等になれば更に高い給料を狙う事も出来るでしょう。

求人は求人誌・ネット求人やビルクリーニング会社HPなどで見つける事が出来ます。

ビル清掃の他にも清掃スタッフ・クリーンクルー等の名称で検索をかければヒットしやすいかもしれませんね。

ビル清掃バイトの深夜はどう?

ビル清掃バイトは深夜に実施されることも多いです。

コンビニ・オフィス・デパート・飲食店・パチンコ屋など、営業時間内に清掃が入ると営業に支障が出やすい所は深夜清掃が多くなります。

深夜清掃なので深夜手当が付き給料も高めである事だけでなく、3~4時間程度の勤務もあるので副業向きとも言えます。

また作業内容自体もきつい作業は少なく、3~5名程度でモクモクと作業をする事も多いです。

仕事が終わった後は直行直帰の現場も多く、作業が早めに終わっても日給分の給与が保障される会社もあります。

 

ですがその職場がたまたまかもしれませんが、特にベテラン組の中には新人さんは輪の中に入りにくい事もあるような気がします。

深夜の場合は特に雰囲気が独特なので、人間関係に馴染めるかどうかも大切です。

また早く終わったとしても、現場から直帰の場合には自分で交通手段を確保しておく必要があります。

ビル清掃の深夜のバイトは働く人の年代も様々で特別なスキルは不要ですが少人数での作業になるので、まず入社してみて職場に馴染めるかどうかの見極めも大切です。

 

ビル清掃バイトは高校生もできる?

ビル清掃のバイトは高校生もできるのでしょうか。

清掃作業自体はさほど難しい作業ではないので高校生でも可能ですし、バイト未経験の高校生であっても取り組みやすい仕事と言えます。

 

ですがビル清掃において高校生可能なバイトを探すとなると、求人は少なめになる場合もあります。

清掃会社の中には、18歳以上や大学生からの受付としている会社も多いです。

単発や日払い系のお仕事であれば高校生可の求人も見かけますが、どちらかと言えば20代やフリーターが多めの職場が多いと思います。

もちろん早朝や深夜など、午後10時から午前5時までの間は法律により高校生のアルバイトは原則できません。

高校生は日中の清掃バイトを中心に検討する事になりますが、ビル清掃自体が早朝や深夜の時間帯に多く、高校生ができる求人は少なめな印象です。

 

そのためもし自分の希望に合った求人があった場合には、早めに検討するのが良いかもしれませんね。

また高校生の場合には学業も優先し、体力的に無理のないアルバイトを探すようにしましょう。

 

ビル清掃バイト関連の資格は?

ビル清掃のバイトでは必ずしも資格が必須という訳ではありません。

無資格者も普通に働いていますし、未経験者でも応募が可能な会社が多いでしょう。

ですが長期的にビル清掃バイトをしていく際には、資格を取得しておくと有利に働くケースもあります。

 

ビルクリーニング技能士

ビルの環境を快適に保ち清掃のスペシャリストになるために欠かせない資格。

実務経験3年で受験資格の国家資格でもあります。

 

ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)

特定建築物(延べ面積3000平方メートル以上)施設において必ず設置が必要な国家資格。

転職にも有利な資格。

 

清掃作業監督者

建築物の清掃作業の監督を行います。

最近では積極的に清掃作業監督者を採用している会社も多いです。

 

ビル清掃バイトには資格は必須ではありませんが、将来的に本格的に清掃業に勤めていきたい方は資格取得を検討しても良いかもしれませんね。

 

ビル清掃のバイトのきつい所は?

ビル清掃のバイトのきつい所はまず体力面です。

肉体的に疲労する作業は少なめなものの、クリーニング作業以外にも物を運んだり前傾姿勢にになったりと身体を動かす作業が多いので、足腰や腰に痛みが伴う事もあります。

特に作業に慣れていない段階では作業が苦痛に感じる事もあるでしょう。

オフィスや店舗・テナントや施設などその場所によって作業内容は様々なので、清掃場所によって多少の当たりハズレもあります。

 

またビル清掃はどちらかと言えば人目の付かない時間帯や深夜の時間帯に作業をする事が多くなります。

土日祝日や連休・年末年始など、周囲が休んでいる時にクリーニング作業をするケースも多くなるでしょう。

そのため時期によっては自分が休暇を取りたいタイミングで休みを取れなかったり、周囲が連休の時期に休めない等、シフトに融通が効かないといった可能性も出てきます。

 

またビルクリーニングは実際の所は離職率が高い仕事でもあります。

従業員の年齢層が高めという事もありますが、人と接する事も少ない閉鎖的な現場であったり、作業場所が固定でなく流動的であったりと不安定なイメージも影響しているのかもしれません。

黙々と作業ができる人には向いている副業かもしれませんが、常に賑やかな雰囲気が好きな人には不向きとなるケースもあるでしょう。

 

ビル清掃のアルバイトまとめ

ビル清掃のバイトについて幾つか挙げてみました。

ビル清掃のバイトは早朝や深夜など、時間帯としてもシフトを組みやすい事から副業向きとも言えます。

ですが実際の現場では清掃業という特殊性もあり、人によって向き不向きもあります。

掃除が好きな人・人から感謝されるのが好きな人は一度挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

今回はビル清掃のバイトについて挙げてみました。

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