ハチの巣駆除の副業は稼げる?つらい所は?

今回はハチの巣駆除の副業について挙げてみたいと思います。

最近では少しずつ涼しくなってきましたね。

しかし家の中では様々な衛生害虫がまだまだ潜んでいます。

ゴキブリやコバエ・白アリなど、暖かいシーズンになってくるとどうしても見かける事が多くなってきますね。

また夏の時季の害虫としてもう1つ忘れてはならないのがハチです。

家の付近に巣をつくられてしまうケースもありますし、万一刺されてしまった場合には最悪の場合、死に至ることもある怖い害虫です。

一方ではそんなハチの巣駆除を副業として収入源としている人もいます。

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ハチの巣駆除の方法は?

ハチの巣駆除の作業内容としては、まずハチの巣を見つけてしまった依頼者から電話やメール等で連絡を受けた後、指定日に指示された場所に向かいハチの巣を駆除するといったシンプルな作業内容です。

ですがやはり相手が凶暴なハチなだけに、巣を駆除するだけでも慎重に作業を行う必要があります。

 

また依頼を受けた際には現場に向かう前に、そのハチの巣の形状や周辺環境を依頼者に確認しておく必要があります。

巣の大きさはどれくらいか・巣の形状・巣の場所はどのあたりに存在するか(二階・軒下など)・分かるようであればハチの種類・作業には脚立などの足場が必要になるかなど、出来るだけ現場詳細を聴取するようにします。

そして迅速に現場へ向かい、まず依頼者の安全を確保した後に作業に取り掛かります。

 

ハチと一言に言ってもその種類は様々でスズメバチやアシナガバチ・ハナバチ等が多く、スズメバチだけでもオオスズメバチを始めキイロ・クロ・ヒメなど多くの種類があり、ハチによってその巣の形状や色・凶暴性なども変わってくるので、作業経験や勘が必要になってきます。

作業に必要なものとしては防護服・蜂の駆除剤・場所によって脚立・巣を落とす棒状の道具・取った巣を入れるゴミ袋・ほうきやちりとりなどが必要です。

 

作業としては、真っ白な防護服をまとい巣に近づき駆除剤を巣や巣の中に噴射します。(この時点で巣をゴミ袋で覆ってしまう場合も)

そして巣を削るように落としていき、その巣跡にも駆除剤をかけ、完了時に巣をゴミ袋に入れるといった方法が大まかな流れです。

 

また作業時間帯によっても難易度が変わり、特に夕方~夜間にかけてはハチの行動が多少落ち着くので昼間よりは作業がしやすいと言われています。

ハチの巣駆除は素人がいきなり1人で独立してしまうのは危険が伴います。

まずどこかの駆除業者で修行を積み、一人立ちできる程の技術が備わってから1人立ちや副業を検討した方が良いでしょう。

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ハチの巣駆除の副業は稼げる?

さてそんなリスクとも隣り合わせのハチの巣駆除の仕事ですが、実際に稼げるのでしょうか。

特に最近ではハチの巣駆除は駆除業者だけではなく、便利屋や害虫駆除業者もハチの巣駆除をメインの仕事としている所もあり、エリアによっては業者間で顧客の奪い合いとなっている所も多いようです。

 

駆除の料金の目安としては業者によって異なります。以下は一例です。

  • オオスズメバチ駆除:18000円~30000円程度
  • スズメバチ駆除:15000~20000円程度
  • アシナガバチ:10000~15000円程度
  • ミツバチ:8000~10000円程度

 

危険と隣り合わせの作業でこの報酬が高いと思うかどうかは個人次第ではありますが、ホームセンター等での備品等でも調達が可能な事や、1人作業も可能であり副業向きでもある事・経費があまりかからない収益率の高いビジネスである事を考えると、挑戦してみたいという人はいるように思います。

また自治体によっては蜂の巣駆除に関して補助金を助成してくれる市区町村もあります。

ハチの種類などによってその駆除費用の何割かの助成金を支給してくれるといったものです。

もちろん全ての市区町村で負担してくれる訳ではありませんし、オオスズメバチ等、駆除が容易でないものに関しては負担がおりないケースもあるでしょう。

 

一人立ちして副業的に蜂の巣駆除ビジネスを始めるのであれば、競合相手として様々な業者が関わってくる事から、駆除の技術だけでなく営業力や広告力など様々なスキルが求められます。

また一般的な料金相場としては、会社単位より一人親方の所の方が料金は安価なケースが多いので、他業者との価格差を付けたり当日対応する等、小回りの効いた営業が必要になってくるでしょう。

その他にも巣を駆除した後の家の補修などを考慮すると、大工や修繕業者との提携も考えておく必要があります。

蜂は種類にもよりますが蜂は初夏~秋にかけて攻撃性が高まり、蜂の巣駆除は季節が限られたサイドビジネスとなりやすい為、本業との収入のバランスも考えておきたい所です。

 

ハチの巣駆除の副業のつらい所は?

ハチの巣駆除のつらい所はまず基本的に夏場が作業のメインとなってくる為、気温が高い中での作業になるという事です。

炎天下の下で時には脚立に昇り太陽に近い位置で1時間前後の作業を続けなければなりません。

またその状況下でガツガツと巣を落としていったり、駆除剤を散布する訳ですからイメージしただけでも辛い部分がある仕事という事は分かります。

作業場所が現場によって様々なだけに、高所や閉所が苦手という人にも向かないでしょう。

 

また蜂の巣駆除ビジネスは人体への影響もゼロとは言い切れません。

蜂が襲ってくる可能性がある事はもちろん、防護服の上からでも刺される事はあります。

また防護していても散布した薬剤などを吸い込まない可能性がないとも言い切れません。

短時間の高単価な副業なだけに常にリスクと隣り合わせの仕事であると言えます。

 

また便利屋で駆除をしている人はその他にもゴキブリやネズミ駆除を併せて行っている人もいるかと思いますが、この場合には施設や飲食店などの現場を請け負うケースが多く、場所によっては油まみれのキッチンや不衛生な場に足を踏み入れたり、異臭がすごい作業所での作業になる事も少なくありません。

気にならない人は良いかもしれませんが不衛生な場所が苦手な人は不向きとなる事もあります。

 

また害虫苦情業者などは特に悪質な業者も一部では存在するため、依頼者の信頼を得ることが大切です。

特に害虫駆除は家の天井裏や床下など目に見えない所を点検するため、どのような作業をしたのか顧客には分かりずらいという側面があります。

そのため駆除前にはどのような対策・駆除を施すのか、顧客に対し具体的な説明が求められます。

 

また先に書いたようにハチの巣駆除は初夏~秋にかけての作業が多いので、それ以外の時期は収入にもバラつきが生じます。

あくまで一時的な副業として割り切る等、他の仕事との収入バランスを考えておきたいものです。

副業としても高単価で魅力的なハチの巣駆除の仕事ですが、その作業は素人には難しく、時には危険を伴う作業でもあります。

しっかりと修行を積んだ上で現場での作業に臨みたいものですね。

今回はハチの巣駆除の副業について挙げてみました。

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