観光案内人の副業

今回は観光案内人の副業について挙げてみたいと思います。

街を歩いている時など、誰しも一度は街中で外国人に声を掛けられた経験がある人も多い

のではないでしょうか。外国人からすれば東京のゴチャゴチャした道は分かりずらい事も多く

経路の道案内をしてあげたり、鉄道会社毎の複雑な電車の乗り継ぎの説明・観光スポットや名所

等へのアクセス等、日本に来たばかりの外国人からしてみればガイドブックには載っていない

事も多く分からない事ばかりです。まして最近では日本での外国人居住者の増加や出稼ぎ外国人

の流入・数年後のオリンピックを控えた状況という事もあり、外国人観光客等への対応に関心が

集まってる部分もあります。

スポンサーリンク

観光案内人の仕事内容は?

日本における外国人の数は増々増加しています。厚労省の発表によれば2016年末時点で

日本の外国人労働者数は約108万人を超えており既に100万人を超えています。中国やベトナム

の留学生や技能実習生が多く、やはり発展途上の母国で働くよりは日本へ出稼ぎに来た方が割りが良い

といった理由で働く外国人も多いようです。また日本でも建設現場や製造現場では日本人スタッフが

足りていない事もあり、外国人でも可能な単調な作業は外国人労働者で穴埋めをしているといった

企業も多く見受けられます。

また労働者だけではなく訪日外国人観光客の数も増加しており、2016年には外国人観光客が

2000万人を超えたと言われています。中国人の爆買いは一服した感はあるものの、それでも

免税制度の拡充や政府の訪日客受け入れ策が功を奏し、中国や韓国・台湾を始めアメリカやヨーロッパ

諸国からも観光として日本へ訪れてくる外国人が多く見受けられます。またオリンピックを始めとした

インフラの整備等も進む中で、今後これらの外国人の受け入れ対策や観光案内・消費のニーズをどのように

取り込むかという点に注目が置かれています。

確かに外国人向け旅行プランやパックツアーでも日本の観光名所巡りなどプランが既に組まれて

いますので単純な観光目的であればこれだけで満足する外国人観光客もいるかと思います。しかし

何度も訪日している外国人観光客にとってはこれだけでは満足できなくなってくるケースも

ありますし、ガイドブックに載っていない街やお店を巡ってみたい・日本をもっとよく知りたい

というニーズはある筈です。また旅行プランでは自分の好きな場所へも自由に行動できない場合も

多いですし、行き先やコースはある程度自分で考えたいという外国人や、添乗員ではなくそのエリアに

実際に住んでいる地元の人間に案内してもらいたいといったニーズもあるでしょう。または日本で買い物

をした経験がなくお土産物やショッピングの相談をしたいという外国人もいるかもしれませんし、

日本への滞在中に病気になってしまったり忘れ物をした・お子さんが迷子になる・wifiスポットが見つからず

通信手段がない等、ハプニングに襲われた時の相談先が欲しいという外国人もいるかもしれません。

そのような外国人観光客に対してそのエリアの食事が美味しいお店や珍しいショッピングスポット・

話題の名所・緊急時の相談受付など、その付近や地元の人間しか知らない特別な場所に案内できるのも

地元の観光案内人の強みです。そのためネットやガイドブックで収集できる情報以外の部分で、

どれくらいの情報を持っているかが観光案内人の腕の見せ所となります。また事前に観光客のニーズを

聞き出す事で自らがイベントプランナーとなり、簡単な企画やイベントを実施してあげるのも面白い

でしょう。これらに近い仕事は既に通訳案内士等が携わっている事もありますが、通訳案内士の認知度が

まだまだ十分でない点や、スポット的な短時間の案内枠が不足している点・依頼すると意外と費用が高く

つくケースがある点など、外国人観光客のニーズを全て満たしているとは言えない部分がある事を考慮

すると、まだまだ観光案内人が活躍できる場は存在しているように思います。また昔と違い最近では

ネットやSNS等、観光客とも簡単にコミュニケーションが取れる仕組みがある事から、個人の案内人が

ガイド仕事を受注できるハードルも低くなっているのではないでしょうか。また個人でも空いた時間で

できる仕事である事から、特に観光地等の付近に住んでいる人にとっては向いている副業かもしれません。

スポンサーリンク

観光案内人の副業は稼げる?

さて観光案内人としての収入はどれくらいのものでしょうか。例えば通訳案内士が1日ガイドをすると

大体1万~2万の日当を取る案内士が多いように思います。しかし実際には通訳案内だけで生計を立てて

いる人は少なくどこかの旅行会社や添乗員派遣会社・翻訳業との兼業に勤めながら案内をしている人が

多いでしょう。そのため個人の観光案内人としてはやはり副業的に時間制等にしてスポット的な案内も

引き受ける等、小回りの利いた仕事が求められる事もあります。またこの仕事はとにかく季節や観光

シーズンによって仕事の受注量が変動しやすい為、本業との兼ね合いを見ながら仕事を引き受けるように

したい所です。

観光案内人の副業のつらい所は?

観光案内人の副業のつらい所はやはりまず語学の壁がある所です。案内人とは言っても基本的な言語が

喋れなければ意志の疎通が出来ない事もありますし、せっかくの日本の魅力を十分に伝えられない可能性

もあります。それ以外にも元々の文化の違いや生活習慣などにも違いがある為、慣れない外国人とも

やりとりが出来る基本的なコミュニケーション力は必要となってきます。

また現在の訪日の外国人観光客と言えば中国人が多いものですが、例えば中国人観光客で言えば

訪日する際には向こうから中国人ガイドが連れ添ってくる事が普通で、日本人案内人と比較すれば

その人件費は圧倒的に中国の方が安価です。そのため案内人を請け負うとしても海外の相場を考慮

して単価を決定するとなると、十分な稼ぎを見出せるとも限らず、結果的に思うような収入が得られない

といったケースも考えられます。また観光案内の仕事は旅行会社等だけではなく、一部のボランティア団体

なども無償かそれに近い形で案内に寄与しているので、報酬を得て案内をする観光案内人としても

仕事にそれなりのクオリティを求められます。やはり一般的なガイドがカバーしない案内仕事を

請け負ったり、一部の外国人観光客に向けたマニア・専門的なサービスに絞る等、差別化を図って

いかなければ、副業と言えども十分な収入を得るのは難しいのかもしれません。

地元エリアをよく知っている人・観光案内の仕事に興味がある人は挑戦してみるのも良いかも

しれませんね。今回は観光案内人の副業について挙げてみました。

スポンサーリンク