クリーニング屋の受付の副業
今回はクリーニング屋の受付の副業について挙げてみたいと思います。
下着や肌着・Tシャツなど簡単な衣類は自宅で洗濯できるとしてもスーツやジャケット・スラックス
などやはりデリケートな衣類はクリーニング屋に頼んでいる人も多いかと思います。街中には多くの
クリーニング屋が競合していて、数分歩けば別のクリーニング屋にぶつかるといった程に競争が激しい
エリアも存在しています。クリーニング屋に行った事がある人であれば分かるかと思いますが、大抵の
クリーニング屋では1~2名程度で受付をしているのが一般的です。今回はそんなクリーニング店の受付
の副業に触れてみます。
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クリーニング屋の受付の仕事内容は?
クリーニング屋の受付の仕事内容としては主に顧客から衣類をお預かりし、完了日数や作業説明・クリーニング
価格をお伝えした後、衣類の引き渡し・タグ付け・レジ打ち・工場への作業依頼等をする事がメインの仕事に
なってきます。またシミ抜き等の特殊なクリーニングについては別途相談を受ける事もあるでしょう。
また受付仕事をする以上は顧客からクリーニング後の想定コンディションを聞かれる事も多く、
「クリーニングしたらどれくらい色落ちする?」「衣類が傷む事はない?」など専門的な質問を投げかけられる
事もよくあるので、深い知識を求められる事もある仕事です。またその他の業務として空いた時間等を利用して
顧客への割引ハガキの作成やセールス電話・日報作成などの事務作業を任される事もあります。
またクリーニング屋と一言に言っても主には3タイプあり、①つは個人店・②つ目はFC店(取次店)・③つ目は
宅配店です。まず①の個人店のクリーニング屋というのはその名の通り個人の店主が経営している店舗であり、
自分のお店で受付から洗い・仕上げまで一貫して自店で行っている店舗が多いのが特徴です。また店舗によっては
熟練の職人さんやベテランスタッフが多いのが特徴的で、また自店の工場でクリーニング作業を施すため、
専門的な相談を投げかけてもその場で回答してもらえるといった事も少なくありません。
次に②のFC店のクリーニング屋ですがこれはよく街中で見かけるような大手のクリーニング屋が多いでしょう。
○○クリーニングといったようにチェーン店の店舗名を聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。
全国的に知名度があり顧客からしても大手で名前を知っているので安心感が持てるといった人もいるようです。
また多くの加盟店から工場へ一括してクリーニングを施すため、その作業料金は安価な店舗も多く、激安の
看板を掲げて商売をしているFC店もよく見かけます。ただし多くの場合、フランチャイズ本部の提携する
工場を利用する事が多く、受付で衣類に関して専門的な質問をしても十分な回答を得られないケースもあります。
副業として考えるのであればこのFC店のクリーニング屋の受付アルバイトが一般的と言えるのではないでしょうか。
最後に③の宅配のクリーニング店というのもあります。これは最近多くなってきている業態であり、主には店舗を
持たず顧客の自宅などで直接衣類を受け取り、そのまま工場へ直送してしまうような店舗になります。
また衣類を配送するのも宅配業者などを利用しているケースが多く、顧客もクリーニング屋のスタッフとは
直接やりとりをしない事が多いのが特徴的です。またクリーニング後も同様に宅配業者が衣類を自宅まで
届けてくれます。高齢化の影響で家からの外出が難しい世帯や、仕事が忙しい単身世帯・重い衣類を運ぶのが
面倒といったニーズに合わせて最近勢いのある業態でもあります。ただし顧客からしてみればクリーニング屋
のスタッフと顔を合わせる機会が少ないため、衣類に関しての相談は事前に問い合わせる等して確認を取る
必要がある等の難点もありそうです。
またクリーニングの受付の仕事として応募をしたとしても、特に①の個人店のクリーニング屋の場合には
受付の他にクリーニング作業等も手伝わされるケースもある等、幅広い労働力や高めのスキルが求められる事
もあります。副業として考えた場合には本業に支障が出ない程度に、自分が出来る範囲の仕事ができる店舗を
選ぶようにしたい所ですね。
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クリーニング屋の仕事をするには?給料は?
クリーニング屋の仕事をするには求人誌やネット求人・店頭の求人ポスター等で求人を見つける事が出来ます。
またFC店のクリーニング屋であれば本部のHPなどから求人を募っている所もあるでしょう。
クリーニング屋は基本的には衣類が多く持ち込まれる土日祝やセール日が一番忙しい曜日となっています。
逆に平日や昼間の時間帯は閑散としているクリーニング屋も多いでしょう。募集を積極的にかけているのは
やはり週末曜日が多いように思います。
時給制となっている事が多くその時給は850円~900円程度が一般的。長く就業していれば時給がアップ
するケースもありますが多くは望めません。クリーニング屋自体が薄利な業態であり、さらに競合店が多く
その上ロイヤリティがのしかかる為、どの店もギリギリでやっているような状態です。平日の売上げで言えば
2~3万で廻している店舗も割と多くあるかと思います。当然そのしわ寄せは人件費にも影響してくる事があり、
時給がいつまでも上がらなかったり、客数が多いのに受付カウンターは常に1人対応など、店舗によって待遇や
忙しさが変わり易い職種でもあります。
例えば週末の2日間だけ1日5時間勤務したとすると月に3~4万円の副収入にはなるのでお小遣い程度の副業にも向いていると思います。
またシフト制となっているクリーニング店が多いので副業としても検討出来ますし主婦業を抱えている人にも出来るお仕事です。
あとは余談ですが客層は主婦層のおばさま方が多いので、中高年女性の対応が苦手な人はクリーニング屋は不向きと言えるのかもしれませんね。
また僅かながら男性の方もクリーニング店で働いている事があります。
男性の方でクリーニング店勤務を考えている方は、こちらの記事も参考になります。
参考記事:クリーニング店のバイトは男性もできる?離職率が高い理由とは
クリーニング屋の仕事のつらい所は?
クリーニング屋の仕事のつらい所はまず苦情が多いという事です。クリーニング屋はクレーム産業と呼ばれる
事があるほど、苦情件数の多い業態でもあります。やはり衣類の引き渡し時に小さなほころびや汚れが発見
できなかったり引き渡し時の説明と違う・プリントが剥がれてしまっている、、等のクレームが発生するケース
もあります。どんなに細心の注意をして受付をしたとしても苦情が発生する場合があるので、タフな精神力が
必要な副業でもあります。特にブランド製品などは苦情が付いて店舗側が補償をするとなると高く付くので
注意が必要です。また店によっては苦情の内容によってはスタッフの自腹システムが確立している店舗もある
ので事前に確認をしておくようにしましょう。
また顧客によってはかなり受付が厳しい衣類を持ち込んでくる人もいます。変なニオイが付着している衣類
などは日常茶飯事ですしカビが付いている衣類・子供のウ○チが付いている衣類など、面倒な衣類をあえて
クリーニング店に持ち込んでくる人もいます。思わず顔をしかめたくなるような衣類もありますが、そこは
冷静に汚れの付着や素材を確かめて料金等を精算しなければなりません。
クリーニング屋の副業は細かい神経を使い、且つ精神的なタフさが求められる仕事でもあります。それだけに
時給と労働内容が折り合っていないと感じる人もいるのかもしれません。
洋服や洗濯が好きな人・クリーニング屋の仕事に興味がある人は一度挑戦してみるのも良いのかもしれませんね。
今回はクリーニング屋の受付の副業について挙げてみました。
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