レンタルドレスの副業は儲かる?開業は?

今回はレンタルドレスの副業について挙げてみたいと思います。

家の中にある不用品には、一度使用したっきりでタンスや押し入れにしまったままの商品というのが割と多くあるものです。

旅行グッズ・アウトドア関連用品・マッサージチェア・着れなくなった子供服など、将来的にも二度と使用しないであろう商品が眠っている事も多いのではないでしょうか。

パーティードレスもそのようなアイテムの1つであり、不要なドレスをレンタルするサービスが存在しています。

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レンタルドレスの副業とは?

レンタルドレスの副業とは自宅のタンスの中に眠っているパーティードレスやフォーマルドレスを、ドレスレンタル会社へ送付する事が主な作業となります。

パーティードレスを一般向けに販売をしている会社や店舗は街中に多くありますが、販売をせずレンタルのみをサービス対象としている会社もあります。

そのような会社に自分の不要なドレスを貸し出し、それが他の顧客にレンタルされると自分に何割かの報酬が支払われるといった仕組みが一般的となっています。

 

ドレスと言うと結婚式やパーティー・謝恩会など、特別なシーンでのみしか使用しない事が多く、購入したとしてもそれ以降使用しなくなってしまったという経験は誰にでもあるものです。

そして最近ではドレスは購入はせずレンタルだけで廻すといった顧客も多くなってきました。

レンタルであれば様々なドレスが安価で楽しめますし体系の変化を気にする必要もありません。

車や家事代行など、様々なシェアサービスが普及してきた昨今ではこのようなサービスがウケるのは自然な流れと言えるのかもしれません。

 

またドレスはパーティーシーン等、特別な日だけに利用される洋服とイメージする人もいるかもしれませんが、例えばキャバクラやクラブに勤める女性にとってはドレスは日常服でもあり、そのような方たちが毎回ドレスを買い替えるというのは非効率でもあります。

このようなニーズを汲み取り、販売はせずレンタルサービスのみを打ち出すレンタル会社が多くなってきており、それらの会社に自分の不要なドレスを委託してレンタルしてもらう事がこの副業です。

 

レンタルドレスの仕事内容は?

レンタルドレスの仕事内容は前述したようにレンタルドレスサービスを行っている会社へ自分の不要なドレスを送付する事が主な作業となります。

ただし単純にドレスを送れば良いという訳ではなく、大抵はどの会社でも簡単な事前審査が必要となっている事が多いです。

ドレスの状態やデザイン・ブランド・購入時期・着用回数などによってレンタルの回転率も変わってくるため、審査をパスできるような品質の良いドレスである事が条件となってきます。

またドレスの状態が分かるように画像を会社へ送付する事を求められたり、送付前にクリーニングを求められるケースもあります。

 

そして審査をパスすればドレスを会社へ送付し、いよいよそのドレスがレンタルサービス開始という流れになります。

人気のあるドレスではあれば高回転も期待でき、また1着だけではなく複数着のドレスを委託すればその分収入も上がりやすい為、需要のありそうなドレスを複数レンタルに廻したい所です。

 

レンタルドレスの収入は?

レンタルドレスの収入はレンタル会社によって報酬率が異なりますが、大抵は15~20%程度に設定されている所が多いように思います。

例えばドレスレンタル料金が3800円だったとすれば、委託者に支払われる報酬は700~750円程度といった所でしょう。

4着のドレスを委託して月にトータルで10回レンタルされたとすれば7500円ほどの副収入が入る事になります。

金額を見てみればわかる通り、はっきり言えばさほど大きな副収入にはなりません。

 

ですが廃棄を覚悟していた不要なドレスがこれくらいの副収入を生んでくれたと考えれば、お小遣い程度の収入としても良いのではないでしょうか。

また人気のドレスであったり多くのドレスを委託すればさらに収入が増えていく事も期待できます。

 

ただし注意したいのはレンタルドレス会社によっては、このような委託サービスを現在では休止している所も多いという事です。

やはり会社側もドレスの委託を受けるからにはそのドレスを管理する場所や人件費も必要になり、またそのドレスがレンタルされなければ在庫だけが増えていく事になります。

現在ではどちらかと言えば供給過剰となっている部分があり、自分のドレスを委託できる会社を見つける為にも小まめにサイト等をチェックしておく必要があります。

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レンタルドレスの開業は難しい?

さて様々なレンタルサービスが普及する中、このようなドレスレンタルサービスを自分で立ち上げる事を検討している人もいるのかもしれません。

中古品の販売を行う場合には警察署へ古物商の申請が必要ですが、基本的には誰でも開業でき取り組めるサービスである事から参入者も多くなっているのでしょう。

 

ドレスレンタルを考えた場合、まずはレンタルするドレスが必要になりますが、ブランド製品も含め大抵は衣類は中国で生産している会社が殆どかと思います。

既製品をそのまま販売している業者もありますし、自社ブランドで企画・デザインをして製造している会社もあるでしょう。

 

例えば既製品の輸入を考えた場合には、ノーブランドの安価なドレスであれば中国では50~100元(日本円で1000~2000円程度)で購入でき、国際送料や関税を考えてもさほど大きなコストにはなりません。

この手のドレスが日本国内では大体7000円~1万円前後で販売されている事もあります。

パターン・デザインから考えた場合には小ロットでは採算が取れずそれなりに大量に生産する必要があり、その分ロット数が必要になってきます。

 

ただしレンタルドレスの場合、やはり顧客から人気のある商品は人気ブランドのドレスである事が多く、ノーブランド物や無名ブランドのドレスをレンタルするというのは中々難しいものです。

むしろ一度きりしか着ないからこそ顧客はブランドドレスに袖を通したいのであり、安価なノーブランドであれば購入に踏み切る人も多いでしょう。

 

そのため商品の仕入れ費にお金をかけずにブランドドレス等を仕入れるにはやはり前述のようなレンタルサービスとして、委託者からドレスを預かりレンタルに回すといった事が中心として考えられます。

国内にはまだまだ溢れた不要なドレスが眠っているように思いますので、仕入れも工夫をすれば廻っていくようにも思えます。

ですがドレスをそれを置くスペースとしてテナントが必要となればテナント初期費用も必要になりますし、人を雇う必要があればその分人件費も必要になります。

顧客は当然に女性が中心となる事から、ドレスについてアドバイスができるセンスの備わった人材が必要になります。

また着用後のクリーニング費用を顧客負担にするかどうかによっても固定費が変わってきますし、商品の送料負担割合をどうするか・傷や汚損があった場合の責任負担・返送期限の遅延などについてもルール詳細を決めておく必要があるでしょう。

 

一方で収益について考えてみれば例えば1着4000円で貸し出したとし、20%を委託者に支払うとすると3200円程度の利益。

仮に月に30着のレンタルがあれば10万円前後の収入にはなります。

その他にもパーティーバッグやボレロ・予備ドレスなど付随商品のレンタルで収入を底上げする事も可能かもしれませんし、ドレスの他にも卒業式や入学式・成人式・七五三などのフォーマルな衣装を平行して取り扱う方法もあるでしょう。

その他にもキッズドレスや大きめサイズの展開・ウエディング専用など、角度を変えればやり方はあります。

ビジネスモデルだけを見れば在庫は委託者が補充してくれますし自宅開業の分にはテナント費もかからず、家族や友人の手を借りて自分1人でやる分には人件費もかかりません。

 

しかしレンタルサービスやシェアサービスと言うと効率が良く割りの良い商売のようにも聞こえますが、実際には目に見えない所で人の手がかかったり想定外のコストがかかるケースが多く、レンタルサービスとして十分な売り上げを確保できている企業は意外に少ないように思います。

また現在では競合他社が多くなり、売上も頭打ちになってきている所が多い印象もあります。

レンタルサービスとして成功させるには多くの試行錯誤・努力が必要になるのかもしれませんね。

今回はレンタルドレスの副業について挙げてみました。

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