コスプレ衣装制作の副業

今回はコスプレ衣装制作の副業について挙げてみたいと思います。

アニメやコスプレを趣味にし、そこに多額のお金を投じる人というのはマニアの世界では多い

ものです。中にはコスプレ衣装に生活費の大半を投じ、趣味の世界に没頭している人もいます。

特にこれらの人たちはその衣装のクオリティに拘る風潮もあり、衣装作りが好きな人にとっては

このコスプレ制作の副業も大きな副収入となる可能性があります。今回はそんなコスプレ衣装制作

の副業に触れてみます。

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コスプレ衣装は売れる?

実際にコスプレイヤーと呼ばれるコスプレを趣味にしている方々の出費は大きなものです。

コスプレをするとなれば衣装だけではなくウィッグ・カラコンなどを揃えるのにもお金がかかりますし、

またコミケ等のイベントに参加するにも地方に住んでいれば交通費にも多額のお金がかかります。

衣装を制作するにしても時間がかかりますし学生やOLをしている人であればその製作時間の捻出にも

苦労する部分があり、イベント前には連日徹夜で衣装制作をしている人もいるでしょう。

また衣装制作をするにしても誰もが裁縫技術を持ち合わせている訳ではなく、多くのコスプレイヤー方々が

既製品の洋服を改造して好みのコスプレ衣装にしたり、簡単に手芸本や型紙を購入して自作したり

していますが、そのクオリティに満足出来ている人ばかりでなくやはり自作に限界を感じていたり

オーダー注文として依頼したいという人が一部いる事も事実かと思います。しかしコスプレ専門店で

オーダーをしてしまうと凝った衣装であれば10万円を超える事も珍しくなく、やはり出費が多いコスプレイヤ

ーには高いハードルと感じてしまう部分も。そこでその合間を縫うように個人でコスプレ制作を請け負って

いる人もおり、専門店よりも安価な価格でオーダーに応じている人もいるようです。また衣装素材も国内や

海外から素材仕入れをし原価2~3割程度から制作できるものも多く、裁縫技術と手間をかける時間さえあれば

実際に副業として成立させている人もいます。特に最近ではハンドメイド作家を目指す人が多い事や

フリマアプリ・ハンドメイドアプリ等も普及しており販売チャネルが多く出来ている事から、販売集客に

苦労をする事もなく、実店舗を構える必要もありません。しかし単純に制作のみを請け負えば良いという

訳ではなく、コスプレ衣装を制作するには当然に近日中にあるイベントなどが関係するケースが多い事から

その納期等もしっかりと守る必要がありますし、着る人がいる以上はサイズ調整やオーダーメイド・お直し

の知識は必要になります。また全てを把握する必要はありませんがマニアだけが分かるような細かいディティ

ールや人気のある衣装テイスト等を理解しておく事も大切でしょう。今でも秋葉原などに行けばコスプレ喫茶

やコスプレキャバ・コスプレ居酒屋等、多くの人気店が存在し、その店舗の多さからもこのマーケットの大きさ

を感じる部分があります。やはり一部の人だけがこだわるコスプレ衣装だからこそその制作には強いこだわりが

存在し、その心情を理解しておく事も副業繁盛の秘訣なのかもしれませんね。

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コスプレ衣装制作でいくら稼げる?

コスプレ制作が儲かるかと言えばやり方次第という事は言えるでしょう。自分1人で材料を購入してきて

制作を作る分には利益率は高くなるのでそれなりの副収入にはなります。例えば衣装を1着3万円程度で

販売するとしても衣装デザインにもよりますが大抵はその原価は5~6千円以内には収める事が出来ます。

自分で制作をする分には3万ー5千円=2万5千円の利益ですから利益率自体は悪くありません。仮に月に

4着販売しても10万円の副収入にはなりますので副業としても成立はします。

その他にもネットショップで販売をするにはサーバ代やショッピングカートレンタル等が必要になる事は

ありますが、無料HPが簡単に作成できる時代ですので大きなコストにもならないですし、オークションやアプリ

等の販売チャネルもあるので困る事も少ないでしょう。

ただし自分1人で制作をする分にはやはり副業レベルの収入にしかなりません。そのため規模を大きく

するのであればやはり同業のハンドメイド作家と交流を持ったり服飾学校の生徒等からアルバイトを募集

したりと横の繋がりを持っておく事も大切と言えます。また人気のあるコスプレ衣装に目を通しておく等、

普段から流行にアンテナを張っておく事も必要となってきます。

著作権侵害となる可能性も

しかしコスプレ衣装の元となるそのアニメやキャラクターにはアニメ制作会社や専門メーカーが存在している

事が普通です。そしてその衣装を制作するとなると普通は制作者側にライセンス許可等を得てから制作を

する事が普通であり、本来無断で制作をする事は出来ません。商標やロゴのないコスプレ制作が著作権侵害に

なるか否かは難しい部分でもありますが、それでも明らかに海賊版や複製衣装を無断で制作したとなれば

やはりその制作者は刑事罰等に処される可能性はあります。特に私的使用ならともかく、依頼を受けて

報酬を受ける事で制作を請け負ったいたという事であればその可能性はさらに高まるでしょう。

ご存じの方も多いかと思いますが現実問題として先日に戦隊モノのコスプレ衣装を中国の工場で作らせていた

事で、ある衣装専門店の役員が逮捕される事件がありました。これにより今まで当たり前のようにコスプレ

衣装を制作していたコスプレイヤー達にも衝撃が走った感があったと思います。一方でコスプレ制作を代行

する業者は今でも多く存在し、店舗によっては多額の利益を得ています。またそれがコスプレ衣装であった

としても一般的な衣服に近いデザインのものや市販品を組み合わせた衣装等は著作権侵害とならない可能性

もあり、判別が難しいグレーな難しい問題でもあります。最初からライセンス許可を取れば良いという話にも

繋がりますが個人レベルではそこまで行き届いているケースは稀で、トラブルにならない程度の販売量に留めて

いるという業者や、牽制の内容証明等が届いてから初めて手を引くといった業者も多いのではないでしょうか。

権利侵害は重罰であり責任も重くトラブルにならないように仕事を請け負わなければならず、副業レベルだから

責任逃れをできるといった事ではありません。本格的にコスプレ制作に取り組むのであれば専門家を交えて

メーカー側としっかりとした交渉の上で取り組む事が望まれますね。

今回はコスプレ衣装制作の副業について挙げてみました。

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