今回はスナックのアルバイトについて挙げてみたいと思います。

スナックと言えばお酒を飲んだり手軽な食事もできたりする酒場。

多くは男性がフラっと立ち寄り気軽にお酒を飲んだりカラオケを楽しんだりと、盛り上がっているお店も多くあります。

クラブ等とは異なり入店時の敷居も低く、誰でも簡単に入りやすく親しみやすいのもスナックの魅力の１つです。

そんなスナックでも多くの店舗がアルバイトを募集している事が多く、その時給も一般的な飲食店等より好待遇で募集を出しているお店も多いでしょう。

本業だけでなく副業としてスナックのアルバイトをする方もいます。

スナックのバイトの仕事内容は？

スナックと同じ水商売のお仕事にはキャバクラやガールズバー・クラブホステス等があります。

スナックのバイトのお仕事を選ぶ人の中には、キャバクラのようにキャスト同士のしがらみや派閥が嫌いであったり、ガールズバーでは年齢が若すぎる・組織立ったお店が嫌い・落ち着いて接客をしたい・風俗には行く気はないといった人達も多くいます。

やはりスナックの客層は近隣に住む顧客も多い事から、気軽な付き合いや接客ができそうというイメージもあるようです。

スナックでのバイトの仕事内容は多岐に渡ります。

キャバクラでは顧客と話したりお酒を注ぐ・灰皿を交換してあげる等のテーブルに付きながら出来る仕事が多くを占めますが、スナックの場合にはその他にも調理をする事もありますし、カラオケで歌って盛り上げる・おしぼりを出してあげる・食器などの洗い物をする・料理やお酒を運ぶといったように、店の中の全般的な仕事をこなさなければなりません。

またキャバクラであれば接客マニュアルがあったり指名や同伴といった毎月の数字に追われる事も多いものですが、スナックのバイトの場合にはそのようなルールは少なく、売上よりも気配りや付き合いの良さ等が重視される傾向があります。

客層も高級クラブのような富裕層は少なく、どちらかと言えばサラリーマンや既にリタイヤをした人など一般の顧客がメインとなるため、話の話題も政治ネタや時事ネタよりは親しみやすい世間話に近いコミュニケーションを求められる事が多いようです。

またスナックで勤める女性は２０～３０代の女性も多いですが、顧客の多くは４０～６０代の年上の客層が多く、時には顧客から物事を教わるスタンスで会話を進めていく事も大切になります。

スナックはキャバクラ等と比較すれば店舗面積が狭い店も多く、ママさんが事業主として１人で店を切り盛りしている店も多いので、働く環境はママさんとの相性や店の雰囲気にも大きく影響されます。

特にスナックのママさんは近所でも付き合いが多い名物ママと呼ばれるような独特・多少クセのある人も多いので、ママのお手伝いをしながらどのくらい店の中に溶け込めるかが鍵となってくるでしょう。

スナックのアルバイトの仕事をするには？

スナックのバイトは一般的な求人誌に掲載されている事もありますが、店舗に貼ってある求人チラシやポスター等から応募する事も多いものです。

ホステス・ホールスタッフ・フロアレディ・カウンターレディ等の名称で募集をされているケースが多く、面接も大抵はママさん自身が務めます。

服装もキャバクラのように毎回ドレススタイルを求められる事は少なく、比較的ラフな服装でもOKとしているスナック店も多くあります。

勤務時間としては４～５時間から。特に開店時の夕方～夜間までの忙しい時間帯の募集をしている店舗が多く、店舗によっては閉店まで勤務可能な所もあります。

スナック側としても店に馴染めるかどうかはまず入店してみてから…というスタンスの店が多く、履歴書は形式程度のもので学歴や容姿というよりはスナック向きのコミュニケーション力や接客センスがあるかどうかが重視される事が多くなってきます。

スナックのバイトの時給・給料は？

スナックのアルバイトの給料は１５００～２０００円程度の時給制になっている店舗が多いように思います。

ただし入店当初は１０００円前後からのスタートとする店舗も多く、特にスナック未経験者は最初のうちは時給が低いケースも良くあります。

例えば時給１５００円としても週２勤務で１日５時間勤務であれば月に６～７万円の副収入にはなりますので、副業としても成立します。

チーママクラスになると時給３０００～４０００円の女性もいます。

ただし個人経営の店舗が多く、中には労働法等の考え方が通用しにくい店舗もあり、酷い店舗では給料不払いや罰金制を設けている店舗もありますので、事前に店のシステムをきちんと確認しておくようにしたい所です。

スナックのバイトで容姿は関係ある？

スナックでも容姿が関係ないとは言えませんが、他の水商売と比較するとそのハードルは低めかと思います。

中には割と太めの女性であったりあまり容姿に自信がないという方もいますが、それでも長年スナックに勤めている女性もいます。

むしろ容姿の悪さをキャラにできたり笑いに変えられるくらいの機転や気の強さは必要なのかもしれません。

スナックに行った事がある人であれば分かるかと思いますが、お店にもよりますが決して全員が美人な訳ではありません。

逆に美人であっても話がつまらなかったり気遣いができない女性にはお客さんも付かないでしょう。

スナックでは会話や笑顔・気遣いが大切であり、容姿に自信がない場合にはなおさら努力が必要とされます。

スナックのバイトに年齢は関係ある？

スナックの募集年齢は大抵は１８～４０代くらいまでの募集が多いかと思います。

スナックの場合には年齢よりも話しやすさ等が重視される事から、キャバクラ等と比較すると年齢層は高めです。

ですが若い年齢の女性を積極採用しているスナックも多く、中には「大学生歓迎」等の募集もよく見かけます。

理由としては１８歳以上でないと法律により深夜の仕事ができない事も関係していますし、また１８歳以上であったとしても、飲酒等は２０歳以上にならないと出来ません。

また１８歳であったとしても高校生は不可となるでしょうし、２０歳以上でもお酒が苦手な人はNGというお店もあります。

その他にもスナックのバイトにはママさんの年齢も関係してきます。

必然的にスナックで働く女性はママさんよりも年下になる事が多いです。

そのためママさんが若ければその店の平均年齢も低いことが多いため、自分の年齢と店の平均年齢のバランスを考えて応募する事も大切かと思います。

スナックのバイトは４０代でも大丈夫？

先ほども挙げたようにスナックのバイトでは１８～４０代くらいまでは働き口があると思います。

やはり他の水商売と比較しても年齢層は高めであり、中には平均年齢が５０～６０代のスナックまであるくらいです。

特に顧客の年齢層が高めのスナックであれば、４０代女性でも十分に採用機会はあるかと思います。

ただし若い子たちと比較すると、やはり自分に求められる事が多く出てくるのは確かです。

まずは顧客と楽しくお話が出来ないといけませんし、多少の下ネタや小言などは気にしない位の気構えは必要でしょう。

またママさんに対しても面接時にはやる気をアピールする必要がありますし、年齢が上の分若い女性スタッフをフォローしたり連携を取っていったりと、周囲に気を遣わせないような配慮も必要となります。

お店によってはスナックのバイトは４０代も可能ですが、それなりの努力が必要になる事は覚悟しておいた方が良いでしょう。

スナックのバイトは男性でもできる？

スナックは女性のお仕事とイメージされる方も多いですが、男性でもスナックで働いている人はいます。

主にはボーイとして勤務している方が多いでしょう。

ボーイとしては接客だけでなく店内の雑務を中心にこなしていきます。

開店準備や女性スタッフの送迎・店内での調理・清掃・グラスや灰皿の交換・買い物・客引き（違法です）・スタッフのサポートなど、見て分かるように縁の下の力持ちとしてお店を支えます。

またお酒が入る分、マナーの悪い客がいればボーイが対応しなければなりませんし、キャストが顧客とトラブルになった時には仲裁に入らなければならない事もあるでしょう。

スナックは女性中心の世界だけに下手に男性が入ると店の雰囲気を壊してしまったりお店の邪魔になってしまう可能性もゼロとは言えないので、その場の空気が読めて臨機応変に動ける人が向いているのかもしれませんね。

スナックのバイトのきつい所は？

スナックの副業のつらい所は、やはりキャバクラ等と比較すると店舗全体の仕事を任される事が多いという事です。

接客をしなければならないだけではなく、前述したように調理やお酒の補充・店内の清掃や客引きなど、キャバクラであればボーイがやってくれるような仕事も任されます。

またキャバクラであればチェンジやバックが付く事も多いですが、スナックの場合にはそのような事は少なく、歩合給が付く所も少ないでしょう。

店舗のシステムにもよりますが、頑張った分の成果が給与に反映されにくいのもスナックの難点と言えます。

また他の水商売でも同じ事が言えますが、やはり毎回お酒を飲む量が多いという事が言えます。

お酒が好きな人であれば問題はないかもしれませんが、そうではない人にとってはスナックは苦しい職場です。

また自分の好きなタイミングでお酒を飲むのと仕事で仕方なく飲むのではお酒の味も変わってきます。

お酒を飲みながらも、店舗の事に気を配って仕事をしていく事は想像するよりも大変な事です。

また客層は当然に男性客が中心となりますが、中にはアフターに誘ってくる人もいます。

特にアフターの場合にはホテル等への誘い等をされる事もあり、スナックは普段からの馴染み客が多いだけに断りづらい雰囲気になる事もあるでしょう。

それ以外にも店内での接客中に体を触れられたりする事もあります。

得意客は大切にしながらも、時にはきっぱりと断れる姿勢が大切という事は言えるのかもしれませんね。

今回はスナックのバイトの副業について挙げてみました。