新聞配達のバイトの評判は?中学生でもできる?仕事内容や給料も解説
今回は新聞配達のアルバイトについて挙げてみたいと思います。
アルバイトの代名詞とも言えそうな新聞配達。
昔からお金に困った時に新聞配達のアルバイトをした事がある人も多いのではないでしょうか。
新聞配達は特別なスキルも必要とせず、年齢も若者から中高年まで幅広く取り組んでいるのも特徴です。
今回はそんな新聞配達のバイトに触れてみます。
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目次
新聞配達のバイトの仕事内容は?
新聞配達のバイトの仕事内容は、当然ですが新聞を購読している家庭に新聞を配達する事が仕事になります。
ただし配達だけが仕事ではなく、チラシを用意したりそのチラシを新聞の中に挟み込む・また雨や雪の日は新聞にビニールをかける事もありますし、集金業務や営業の仕事をする事もあります。
まず配達については原付で配達をする事が多いですが、当然に配達先は戸建だけではなくマンション等の集合住宅も含みます。
そのため体力が必要な仕事でもあり、女性よりも男性の方が従業員が多いのも特徴的です。
また配達時間も決められている為に遅配は出来ませんし、配達先を間違えると苦情に発展するので、時間に追われながらも慎重な配達が必要とされます。
効率的に配達をするためにも配達順路が大切で、新聞配達のバイトを始めた頃は配達用の地図を渡され先輩と一緒に配達をする事が基本となりますが、最初の数カ月は迷ってしまう事もあり、道順を頭に入れるだけでも大変な作業です。
集金については主に月末や月初に既に契約を頂いている顧客宅にお伺いをし、購読料を集金する仕事になります。
人によって200~300件ほどの件数をこなします。
また購読の契約期間が終了しそうであれば継続購読をお勧めする事もありますし、不在宅がある事が普通なので集金が完了するまで何度も訪問をします。
既存客からすれば新聞屋と顔を合わすのはこの集金業務のタイミングである事が殆どで、この時ばかりと苦情を言われる事もあります。
ただし件数をこなす要領を覚えたり顧客毎の在宅時間をある程度把握していれば集金は効率的に稼ぎやすい分野でもあり、新聞配達のバイトと兼業で男女問わず長年集金の仕事をしている人も多いものです。
営業に関しては新聞屋の仕事の中でも難易度が高めの仕事です。
新聞勧誘に良いイメージを持っていない人や新聞離れが進んでいる昨今では、中々思うような営業成績が残せないケースも多くあります。
また新聞営業によって様々な業界用語があったりもします。
例えば今まで新聞を取った事がない購読者への営業を「新勧」・過去に新聞を取っていて今は取っていない・もしくは他の新聞を取っている顧客への営業を「起こし」・継続契約を勧める事を「止押し」等と呼称しています。
当然に新規客が対象になる「新勧」が一番難易度が高く、契約の継続を勧める止押し等は比較的ハードルが低めです。
また契約期間によって給料が変わってくる事もあるので、断られてもめげずに多くの件数を廻って営業をかけていく姿勢が必要になります。
新聞配達のバイトを副業として考える場合には、朝刊か夕刊だけに絞ったり集金業務だけに絞る等、1つの業務だけを検討するのも良いでしょう。
新聞配達のバイトをするには?
新聞配達のバイトを見つけるには、新聞の折り込み求人・求人誌やネット求人などの求人を見て応募をする事が一般的です。
もしくは働きたい営業所が決まっている場合には、直接そこに問い合わせをしてみても良いでしょう。
面接も会社面接のようなカッチリとした雰囲気で行われる事は少なく、服装もきちんとした格好であればスーツで面接に臨む必要もないと思います。
新聞配達のバイトでは時間管理がしっかりとできるかどうか・長期間勤められるかどうかを重視している事が多く、副業であっても配達時間の厳守や長期就業ができる点をアピールする方が良いかと思います。
また頻繁に出勤する人は、自宅から配達所が近い所を選択した方が良いでしょう。
新聞配達のバイトは採用率が比較的高めであり、やる気やモチベーションがあれば採用してもらえる事も多いかと思います。
1社受けてNGだったとしても他社で数回面接を受ければ採用される可能性が高いアルバイトでもあります。
新聞配達のバイトの評判は?
新聞配達の評判にはどのようなものがあるのでしょうか。
配達員によって以下のような声があるようです。
- 寮を提供してもらえるのが有難い
- 正社員でも年収は300~400万円
- 住み込みだと拘束時間が長く感じる
- お客さんの都合次第で仕事が増えることも(集金など)
- 体力的に厳しい(濡れる・集合住宅の昇り降り・事故の可能性など)
- 残業手当が明確でない店舗
- 昼夜が逆転する
- 積立金制度・新聞奨学生がある
- 仕事とプライベートのメリハリが付きにくい
- 家族経営の店舗は相性の問題も
実際には配達員によって、仕事が楽という人もいれば、二度とやりたくないという人もいます。
新聞配達のバイトが気になる人は、まずはアルバイト等から始めてみるのも良いかもしれませんね。
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新聞配達のバイトの給料は?
新聞配達の給料体系は大きく分けると3パターンに分ける事ができます。
- 配達部数に応じて支給額が変わる部数制(歩合制)
- 時間に応じて給与が決まる時給制
- 社員のような固定給制
部数制(歩合制)の場合は配達する件数によって給料が変わるシステムであり、特にベテラン配達員のように件数を多くこなせる人ほど有利な給料体系になります。
ただしそもそもの単価自体が低い場合には多くを稼げないので、入社時に部数や単価をよく確認しておく必要があります。
初心者のうちは100件前後配るのがやっとかと思いますが、慣れてくると200~300件と件数は多くなっていき、7~10万円程度の副収入を得る事も可能でしょう。
次時給制ですが、配達所によってはエリア毎に配達時間が決められている事もあり、例えばAエリアの配達は2時間の配達でいくら~といったように賃金が決められている場合もあります。
そのため2時間で配達が終了すると決められているエリアで実際の配達が3時間かかったとしても、支払われる賃金は2時間分といったような事も考えられます。
最後に固定給の場合ですがこれは一般的な職種と同じく、月額の給与がいくら~といったように決められている場合です。
例えば朝刊のみ8万円・夕刊のみ5万円・朝夕刊で12万円~といったように毎月の給与が固定されています。
勤務日数が多くなる事も多いので自分の空いているスケジュールを確認してから自分に合った配達所を選択するようにしましょう。
高校生は新聞配達のバイトはできる?
高校生でも新聞配達のアルバイトはできます。
中には保護者や学校長の許可が必要な場合もありますので、あらかじめ店舗に確認をしてみましょう。
高校生で注意が必要なのは朝が早いことです。
新聞配達は時間を守ることが大前提なので朝が苦手な人は向いていないかもしれません。
また法律により時間帯によっては高校生は朝刊のバイトは出来ないので、夕刊配達や折り込みの仕事を探していきましょう。
時給にすると1000円前後になりますが、効率よく働けば5~6万円の給料を稼ぐことができます。
中学生は新聞配達のバイトはできる?
一般的に中学生はアルバイトは不可となっています。
通常は高校生になってからアルバイトを始めるのが一般的です。
労働基準法という法律でも中学生の労働は原則として禁止となっています。
労働基準法56条
使用者は、児童が満十五歳に達した日以後の最初の三月三十一日が終了するまで、これを使用してはならない
ですが新聞配達のバイトは中学生でもできる可能性があります。
保護者の同意や手続きを行うことにより、アルバイトを認めてもらえる可能性があるという事です。
この点においても労働基準法にて定められています。
労働基準法56条
(前略)児童の健康及び福祉に有害でなく、かつ、その労働が軽易なものについては、行政官庁の許可を受けて、満十三歳以上の児童をその者の修学時間外に使用することができる。
また中学生が新聞配達のバイトをするには、一般的に以下のような書類が必要となります。
- 保護者の同意書
- 学校長の証明書
- 公的書類(住民票など)
ただしバイトとは言ってもお小遣い稼ぎではなく、例えば家計を助けるため等、働くための明確な理由が必要となってきます。
また中学生の場合には労働をする時間帯にも制限が出てきますので注意が必要です。
そのため中学生がどうしても新聞配達のバイトをしたい場合には、まずは両親や学校にあらかじめ相談が必要と言えます。
新聞配達のバイトのきつい所は?
新聞配達の副業のきつい所は、まず天候に左右されやすい所です。
特に雨や雪の悪天候時には配達も厳しくなります。
もちろん事故にも注意しなければなりませんし、誤配などがあればクレームにも発展してしまいます。
また新聞は休刊日などを除いてほぼ毎日配るものですからどうしても悪天候を避けては通れない部分もあります。
また朝が早すぎる事もこの仕事の難点でもあります。
夜中の2時頃には起きて新聞にチラシの挟み込みを行います。
そして夜中の3時頃から配達に廻り、200~300件前後の配達をしなければなりませんので、もちろん夜遊びなどは出来ません。
眠い中で何十キロもある新聞の量を1件ずつ正確に配っていくのは、慣れが必要であり体力仕事でもあります。
また運転中は車と接触しそうになったり、天候が悪い日は新聞が潰れてしまう事もあります。
また新聞配達は年収も低めで、平均年収は300万円台となっています。
どんなに営業を頑張ったとしても、やはり年収には限界があります。
お金をたくさん稼ぐことが目的の人は他の営業職を検討した方が良いかもしれません。
また新聞配達はスキルに繋がりにくく、また他の職種への潰しが効きにくい仕事でもあります。
中には新聞配達に慣れてしまい、若い頃から長期間この仕事を続けている人もいます。
ただしルーティン業務がほとんどでありスキルを磨けるといったような仕事ではありません。
またある程度の年齢になってから退職をした場合、他の職種への転職が難しい場合もあるでしょう。
新聞配達を本職にするのであれば良いですが、そうでない場合には一時的なアルバイトや副業として検討する必要もあります。
配達系のバイト・副業は他にもたくさんありますので、色々なお仕事を検討したいですね。
関連記事:配達で稼げる副業20選!サラリーマンでもできる仕事をご紹介
新聞配達のアルバイトまとめ
新聞配達のバイトについて幾つか挙げてみました。
新聞配達のお仕事は体力的にはきつく、また朝も早いため厳しいと感じる人も多くいます。
ですが朝に強くなれる事や、黙々と作業をしたい方にも向いています。
これから初めてのアルバイトを始める高校生などでも検討できるでしょう。
新聞配達に興味がある人・体力に自信がある人は挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
今回は新聞配達の副業について挙げてみました。
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