ハンドキャリーのバイトの仕事内容は?副業向き?学生はできる?
今回はハンドキャリーのバイトの副業ついて挙げてみたいと思います。
日本国内では宅急便や宅配・バイク便や自転車便など色々な配達業者があります。
しかしそれらの業者では海外への配達が難しい場合や、遠方への配達で時間的に間に合わない場合などの不都合が生じる可能性もあります。
ハンドキャリーは少しでも早く荷物を届けたい場合や、海外へ書類や荷物を届けるのにもよく利用されます。
普段から海外へ行く事が好きな人にも向いている副業と言えるでしょう。
今回はそんな各所を飛び回るハンドキャリーのバイトの副業に触れてみます。
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目次
ハンドキャリーバイトの仕事内容は?
ハンドキャリーのバイトの仕事内容は、依頼主から頼まれた国内や海外の配達先へ荷物や書類を届けるサービスです。
依頼主は法人相手も多く、商社や海外代理店等が依頼主になる事もあり、もしくは個人客が対象になる事もあります。
ハンドキャリーの渡航先は依頼主によって様々ですが、近年では中国やベトナム・タイ等に荷物を運ぶことも多くなっています。
ハンドキャリーのバイトで扱う荷物としては書類や試作品・精密機器部品などが多く、手に持てる程度の大きさや重さの荷物が中心になります。
前述したように国内には配達業者がいくつもありますので、依頼主ハンドキャリーを利用するシーンとしては以下のようなケースで利用される事が多くなります。
- なるべく早く届けてもらいたい
- 海外への配送で利用したい
- 精密部品のため手で届けてもらいたい
- 美術品を運びたい
- 海外に行ける社員が自社にいない
- 税関の問題
- 航空便だと間に合わない
- 少量の貨物を運びたい etc…
企業によっては例えば海外へ荷物を配達する際でも、船便や航空便を利用してはかなりの時間がかかってしまう為、多少のコストはかかっても緊急的に荷物を配達してもらいたいというニーズもあります。
ハンドキャリーのバイトとして、海外へ配達する時には当然飛行機を利用しますし、国内の配達先であれば新幹線や車を利用する事もあります。
そのため1日に引き受ける件数は国内であっても2~3件に留まるケースもあります。
海外への渡航の場合には入国時の税関等の手続きも済ませ、受け取り主に荷物を渡しサインをもらって終了となります。
移動時のタクシー等の費用は清算が必要になりますので、きちんと領収書を保管しておきましょう。
ハンドキャリーと言うと海外旅行気分で副業バイトができると考える人もいるかもしれませんが、チケットを手配する必要もありますしパスポートも必要であり、入国ビザが必要な場合もあります。
また案件によっては語学が必要になる事もありますし、輸送手段の検討・通関や税金・インボイスの作成など様々な事を考えなければなりません。
渡航先で宿泊が必要になった場合には宿泊先を確保する事もあるでしょう。
また荷物自体が通関での規制品であった場合にはハンドキャリーをした人自身が止められる可能性もあり、輸送禁止品などの知識も頭に入れておく必要があります。
ハンドキャリーのバイトでは依頼主の大切な荷物を持ち運びしますので、正確なスケジュール管理と余裕のある時間設定での移動を心掛ける必要があります。
ですが渡航費や交通費は無料ですし配達が完了した後は自由時間が確保できるケースもあるので、地理に慣れた人やよく海外に行く人はハンドキャリーのバイトに挑戦してみる価値はあるのかもしれません。
ハンドキャリーのバイトをするには?
通常のアルバイトであれば求人誌やネット求人等を中心に探す事も多いかと思いますが、ハンドキャリーの仕事は見つける事自体に苦労する事も多いかと思います。
特に海外へのハンドキャリーの仕事案件は少なく、どちらかと言えば国内の募集が多い印象です。
ハンドキャリーはその仕事の特性上、業者と繋がりのある関係者や従業員が仕事をこなすケースも多く、会社によっては外部の人間には殆ど任せないといった風潮もあるようです。
また既存の宅配業者が多いだけにハンドキャリーはコスト高となることもあり、既に人手が足りているという事情もあるのでしょう。
緊急の仕事もあり週2~3日といったシフト希望では受け付けてもらえない事が多く、大抵は週5日~などみっちりとシフトに入れる人が優先になります。
そのためハンドキャリーの仕事をするには関係者が周囲にいる場合には伝手をたどってみるか、ハンドキャリー業者のHP等から直接申込みをしたり転職サイト等に時々掲載される案件にエントリーするといった流れが多いかと思います。
ハンドキャリーバイトの求人数は少ないですが、こまめに求人を見ていけば見つかる事もあるでしょう。
また求人募集があったとしても応募条件にハードルが設けられている事もあります。
例えば年齢制限がかけられていたりパスポートの有無・並レベルのPCスキル・日常英会話程度はできる人といったように、一定条件がかけられている事も多いものです。
そのためハンドキャリー未経験の学生さんや、普段時間がないサラリーマン等には難しい副業と言えるのかもしれません。
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ハンドキャリーのバイトの給料は?
ハンドキャリーの給料は出来高制である会社が多く、1勤務にいくら~といった形で報酬が支払われる事が多いでしょう。
例えば1日勤務で1万円程度・海外渡航の1泊2日で2~3万円程度支給される会社など、渡航先ごとに報酬にバラつきがあるのも特徴です。
海外に行けてこれだけの報酬がもらえれば割りが良い仕事と考える人もいるかもしれませんが、時給換算してみるとさほど給与は高くはないケースも多く、渡航先で滞在日数が増えるリスク等も考えれば決して高額報酬とは言えないのもかもしれません。
またハンドキャリーで正社員雇用の求人を見かける事もありますが年収400万円~前後の会社も多く、平均的なサラリーマン年収と大きな変わりはないように思います。
多くを稼ぐのは難しいかもしれませんが、海外へ渡航して飛び回る事が好きな人には向いているアルバイトとも言えます。
ハンドキャリーのバイトは学生もできる?
ハンドキャリーのバイトは、まず学生さんの場合には難しいケースが多いと思います。
大学生やフリーター等であれば働いているケースもありますが、学生の受付自体を不可としている会社も多いようです。
ハンドキャリーの場合には週5などフルで入れる人を優先する会社も多いので、授業などが不定期にある学生さんでは時間的に勤務が難しいかもしれません。
また手荷物とは言え10kg以上の重い荷物を運ぶこともありますし、交通トラブル等があっても自力で解決してルート確保できるほど機転が利く人が求められます。
怪しい会社がもしあるとすれば、違法薬物や偽ブランド品などの禁輸品を運ばされるリスクもゼロとは言えないのかもしれません。
もちろん必ずしも学生さんが不可という訳ではありませんが、他のアルバイトも並行して探していく方が良いようにも思えます。
自分に合ったアルバイトを見つけるようにしたいですね。
ハンドキャリーってどういう意味?
そもそもハンドキャリー(handcarry)というのはどのような意味なのでしょうか。
直訳すると「手に持って運ぶ」という意味になりそうですが、ハンドキャリーは「海外へ物品を手荷物扱いで運んだり、逆に海外から手荷物扱いで運んでくること」を意味しているようです。
実際の仕事内容からしても、鉄道や航空機などの公共交通機関を使って手荷物として運ぶことを意味しているようですね。
アルバイトをするにあたってはハンドキャリーの正確な意味までは求められないかもしれませんが、おおまかな意味くらいは理解しておきましょう。
ハンドキャリーのバイトのきつい所は?
ハンドキャリーの仕事のきつい所は、まず緊急性の高い仕事が多いという事です。
依頼主の立場からすればすぐに海外へ輸送して欲しい等の要望である事も多く、当然にそれに対応できる人でなければ仕事が務まらないケースが多くあります。
翌日に海外へ飛んでほしいというのであればまだしも、今日○○へ行ってほしい・今から数時間後に海外へ飛んで欲しいといったように突然の依頼が入る事もあります。
そのため本業を抱えている人や普段時間の余裕がない人には向かない仕事と言えるのかもしれません。
また例えば一般的なバイトであれば、シフト制が組まれており勤務曜日が決まっている事も多いものですが、ハンドキャリーの副業は不定期である事が多く、受注ごとに行動するといったスタンスが中心になります。
そのためいつ仕事が舞い込んでくるかも予想が付きづらい部分があり、プライベートな時間を確保する事が難しい場合もあるでしょう。
また例えば海外へ渡航したとしても事前のスケジュール通りに帰国できるとは限らず、渡航スケジュールの関係やさらにそこから他国へ飛ぶケース等も考えられます。
その場合には国内で他の本業仕事を抱えているダブルワーカー等にとっては、やはり不向きと言えるでしょう。
ハンドキャリーのアルバイトまとめ
ハンドキャリーのアルバイトについて幾つか挙げてみました。
ハンドキャリーのバイトは各地に移動する事もあり、知らない地に足を運ぶことが好きな人にとっては向いている仕事でもあります。
ですがそれは旅行気分とは違い、やはり本質は仕事であるという意識を持って取り組まなければなりません。
特に1件1件が依頼主の大切な荷物であり、正確な時間にお客様のもとに届ける必要があるので責任感が伴うバイトでもあります。
時間的な余裕がある人や普段から移動に慣れている人は挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
今回はハンドキャリーの副業について挙げてみました。
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