今回はパーキングスタッフの副業について挙げてみたいと思います。

街の所々にある駐車場。車を所有している人であれば普段から駐車場を利用している人も多いかと思います。

自宅に駐車場がない人・車で外出をした時・買い物の一時利用など、駐車しなければならないケースは多々あります。

無人やコインパーキングの駐車場もありますが、大きな駐車場であれば管理スタッフが常駐している事も多い筈です。

駐車する車をスムーズに誘導してあげる為に、パーキングスタッフは大切な役割を担っています。

パーキングスタッフとは

パーキングスタッフというのは、駐車場に出入りする車を誘導したり、駐車券を発券したりと、利用客がスムーズに駐車場を利用できるように作業をするスタッフの事です。

一言で言えば、駐車場で管理の仕事に従事する人のことを指しています。

特に最近では駐車場の自動化・機械化が進んでいる事から、利用客の車の出入りを監視したり機械を操作する・自動車を安全に保管するといった仕事がメインになります。

機械化されているとは言え、細かい作業はやはり人の手が必要となり、パーキングスタッフの役割は大切です。

パーキングスタッフの仕事をするにあたっては、特別な資格は必要なく、自動車免許も必須という訳ではありません。

また若年層だけでなく中高年まで幅広く勤務しており、雇用主としては駐車場オーナーやビル管理会社などが多くあります。

学歴などもあまり問われないケースが多い事から、会社によってはアルバイト目的や副業として働くことも可能です。

若者の車離れが話題にもなっていますが、街中や繁華街などでは駐車違反の取り締まりが厳しいこともあり、パーキングスタッフの需要もまだまだあるように思います。

パーキングスタッフの仕事内容は？

パーキングスタッフの役割は大まかに言えば駐車場の管理人です。

仕事内容としては、駐車券の交付や駐車台数の確認・不正駐車の監視・トラブルの防止・車の入出管理などがメインになります。

利用客に対し駐車番号が記載された駐車券を交付します。

出入り口の駐車場利用客の車を中へ誘導していきます。

高さ制限や横幅を確認し、スムーズに入出庫ができるように誘導する必要があります。

多くの駐車場では機械式になっていますが、駐車場内に不正利用者がいた場合には対応が必要ですし、機械の誤作動などにもスタッフが対応する必要があります。

精算機のつり銭を補充したり、領収書用紙の補充や駐車券の回収なども精算機から行います。

窓口や精算機からの料金の精算業務を行います。

車庫入れする場合には駐車場によって大きく２通りで、１つは顧客が自分で車を運転して車庫入れする場合、もう１つはスタッフが顧客から車を預かり、そのままスタッフが運転をして車庫入れをする場合です。

後者の駐車場の場合にはスタッフにも運転免許が必要になります。

駐車場やコインパーキングでは無人の所も多く、そのような所ではゴミをポイ捨てしていく利用客もいます。

また屋外の駐車場では雨風などで汚れる事もあることから、パーキングスタッフは普段の清掃も欠かせない業務になります。

またスタッフが車庫入れをする駐車場では、車に傷を付けてしまえば当然苦情に繋がりますし、車庫入れに時間がかかってもクレームになります。

そのためパーキングスタッフは運転にある程度慣れている人が望ましいと言えますし、車を誘導するにも大きな声で案内することを求められます。

パーキングスタッフの求人は？

パーキングスタッフの仕事は、求人誌やネット求人などで見つける事ができます。

最近では派遣社員としての求人も多くなってきました。

また勤務したい施設や建物が決まっているのであれば、その施設の掲示板等に求人チラシが貼ってある場合もあります。

パーキングスタッフの年齢層としては、若年者～中高年まで幅広い世代が勤務しているのが特徴的で、性別割合としては男性が多めの駐車場が多いでしょう。

パーキングスタッフはその駐車場によって繁忙度がかなり異なるものの、暇でラクな駐車場ほど人の入れ替わりが少ないため、求人自体が見つかりにくい事もあります。

希望するエリアでパーキングスタッフの求人を見かけた場合には早めにエントリーしておくのも良いでしょう。

パーキングスタッフの給料は？

パーキングスタッフの給料は日中で９００～１０００円程度の時給設定が多いように思います。

また研修期間は５０～１００円ほど時給を低めに設定している会社もあります。

夜勤がある駐車場であれば深夜手当がつく所もあるでしょう。

パーキングスタッフは実際の所、金額だけを見ればさほど割りの良い仕事とは言えません。

ですが駐車場の中には、ほとんど座っているだけといったような暇な現場も多く、たまに来る車の誘導や管理さえしっかり行っておけば問題ないケースも多いです。

もちろん全てが暇な駐車場ばかりではありませんが、忙しい現場が嫌いな人や単調な作業が好きな人にとってはパーキングスタッフは適職と言えるのかもしれません。

また交通費の支給の有無も会社によって異なるので、応募前にはきちんと確認しておきましょう。

パーキングスタッフは楽？

駐車場にもよりますが、パーキングスタッフの仕事は比較的ラクな所も多いです。

基本的には駐車券を渡したり料金の精算が中心になるので、ハードな仕事は少なめになっています。

また利用客が車庫入れをする駐車場であればアルバイトが運転をする必要もありません。

駐車場によっては一人勤務の所やアルバイトだけで働くことが多いため、上司の監視が少ないことも楽と言われる理由かと思います。

営業職のようにノルマもありませんので、比較的マイペースな人にも向いています。

唯一、屋外駐車場などでは寒暖差が厳しい所もありますので、気になるようであれば館内駐車場を選ぶと良いでしょう。

またもし暇な駐車場で働きたいのであれば、事前に平日・土日の駐車場内の混み具合をチェックしておくと良いですね。

パーキングスタッフの志望動機は？

パーキングスタッフの志望動機はどのような文章が考えられるでしょうか。

パーキングスタッフの志望動機例を一つ挙げてみます。

以前はイベント会場の警備員の仕事をしておりました。

夏の炎天下や真冬も長時間屋外で立ち仕事をしており、人の誘導と案内業務をしておりましたので体力に自信があります。

また普段から車の運転が好きなことも今回志望させて頂いたきっかけになりました。

パーキングスタッフは未経験ではありますが、前職の経験を活かして一日でも早く業務を覚え、車をスムーズに安全に誘導をしていきたいと思います。

上記は簡単な一例ではありますが、パーキングスタッフの志望動機としては運転が好きな事や、なぜその駐車場を勤務先として選んだのか、面接官に伝わりやすい理由を挙げるようにしたいですね。

パーキングスタッフに正社員登用はある？

パーキングスタッフとして正社員になりたい人もいるかもしれません。

求人の中にも、実際に「正社員登用あり」としている会社もあります。

ですがパーキングスタッフで、アルバイト→正社員になった人を私の周囲ではまだ知りません。

また最初から正社員として募集をしている場合には、年収ベースで２００～３５０万円程度の求人が多いように思います。

仕事自体もシンプルな作業で高いスキルが求められる事は少なく、アルバイトスタッフでも慣れれば十分に対応できますので、アルバイトから正社員に登用されるケースは少ないと考えておいた方が良いかもしれません。

ですがパーキングスタッフにはシニアの方々も多く活躍しているので、長期的に勤務したい方には良いかもしれませんね。

パーキングスタッフのきつい所は？

パーキングスタッフのつらい所は、特に屋外の駐車場の場合には天候や時期に左右される事も多く、特に真夏や真冬日の勤務は厳しく感じる事もあるでしょう。

また空調が効いていない駐車場も多いので、特に真夏日などは空調や排気ガスの関係で空気がこもっている事も多く、蒸し暑さに悩まされる事もあります。

時間帯や場所によっては１人で作業をするケースもあり、その際に顧客とトラブルになったり機械が故障した場合にはパニックになる事も考えられます。

人間関係に悩まされる事は少ないものの、最初の研修期間は先輩に同行して作業をしっかりと覚える必要があります。

また特に立体駐車場などではスタッフが車庫入れをしなければならない事も多く、その時に車を傷つけたりすれば顧客からクレームが入るだけでなく、明らかにスタッフに過失があれば会社によっては罰金を課される会社がないとも限りません。

会社側は大抵は保険等には加入しているかと思いますが、それでも車庫入れ等を頻繁に行う現場では運転にも慣れが必要です。

またどちらかと言えばパーキングスタッフは中高年のスタッフが多く、若年のスタッフは少ない印象です。

主婦や定年後の中高年など、家計の補助や副業的に仕事をしている人も多く、若いスタッフは働きずらいと感じる事もあるのかもしれません。

またパーキングスタッフは意外と人気の仕事でもあり、特に暇な時間の自由度の高さが従業員の定着率を高めているようです。

そのため小まめに求人を見ておかなければ、希望の仕事は中々見つからないケースもあります。

パーキングスタッフの副業まとめ

パーキングスタッフのアルバイトについて幾つか挙げてみました。

パーキングスタッフは駐車場によって忙しさが異なりやすい仕事ですが、長期間勤める人も多く、慣れていければ固定収入を得やすいかと思います。

また比較的体力的に楽なことが多いのも、この仕事の利点と言えるでしょう。

車が好きな方や、駐車場勤務に興味がある方は挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

それでは今日はこの辺で。