試食販売のバイトのコツは?売り方から仕事内容・給料や求人も解説
今回は試食販売のアルバイトについて挙げてみたいと思います。
デパートやスーパー等には様々な食品が並べられていますが、売り場の中での試食販売を見かけた事がある人も多いかと思います。
試食販売はスーパーや商品メーカーからの要請で、商品の販売促進やPRを目的に行われるお仕事です。
試食販売は来店客が多くなる土日祝等に行われる事も多く、副業にも適しています。
また仕事内容にとっては高収入を得られるのも試食販売の魅力です。
今回はそんな試食販売のバイトについて触れてみます。
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目次
試食販売のバイトの仕事内容は?
試食販売のバイトの仕事内容は食品や飲料水を来店客に勧めて試食をしてもらい、その商品を購入してもらう事が主なお仕事になります。
商品はその売り場によって異なり、例えば以下のような商品の試食販売があります。
- ウインナー
- ヨーグルト
- お菓子
- ステーキ
- ピザ
- 鮮魚
- 野菜
- ワイン
- ビール
- ジュース etc…
食品の場合にはホットプレート等で簡単に調理をしたり、ドリンクの場合には紙コップ等に少量のドリンクを注いでPRをしていきます。
来店客に実際に試食をしてもらい購入してもらう事がメインの仕事となるので、笑顔でハキハキと大きな声で丁寧にアピールをするのが基本です。
特に試食販売のバイトはクリスマスや年末・夏の連休時期などに仕事が多くなり、求人数も多くなる傾向があります。
また一般的に試食販売では女性が採用されやすい傾向があり、残念ながら男性の求人は少なめです。
試食販売と似ている仕事としてキャンペーンスタッフがありますが、キャンペーンスタッフの場合には2~4人のチーム制で商品PRをする事が多いのに対し、試食販売の場合は通常は1人で勤務する事が多く、人間関係が苦手な人や1人でじっくりと仕事に取組みたい人にとっても向いています。
ただし逆に言えば売り場作りや調理・声掛けなど全て1人で行う事が基本となるため、責任感も伴います。
また会社にもよりますが、ある程度の販売目標を掲げられてる所もあり、勤務後に「販売数の報告」を義務付けている会社もあります。
この場合には試食だけではなく一定数の販売を念頭において仕事をこなす必要があり、中にはノルマからのプレッシャーを感じる人も多いようです。
試食販売のコツは?
試食販売のコツにはどのような点があるのでしょうか。
ここでは試食販売のコツを幾つか挙げてみます。
試食販売のバイトをするからには、声だしをする事は避けられません。
商品をPRするには、出来るだけ大きな声で声出しをすることが大切です。
特にスーパーでは野菜や鮮魚など、店員が大声で売り出しをしている事も多いので、小さな声ではかき消されてしまいます。
また小さな声では遠くにいるお客様に声が届きません。
声を張り上げたり怒鳴ったりする必要はありませんが、出来るだけ大きな声で声だしをするようにしましょう。
試食販売員が初めての方の中には、決められたフレーズだけ声出しをしている人もいます。
ですが商品に興味を持ってくれたり近づいてくる方には、少し声のトーンを落として話しかけてみるというのも1つの方法です。
そこから具体的に商品の説明をしてあげたりちょっとした会話をする事で距離が縮まり、購入に結びつくケースもあります。
ランダムに声を出すだけでなく、周囲のお客様の関心度にも注意しながら声出し・声かけをするようにしましょう。
自分が一生懸命に販売をしていても、お客様は買い物に夢中です。
むしろ試食販売員の声はほとんど届いていないと考えても良いでしょう。
そのためお客様に足を止めてもらうには、つい試食してみたくなるキャッチコピーが必要です。
例えば30文字程度で「美白効果も期待できる○○の栄養素がたくさん入った美味しい○○」といったように、つい見てみたくなるようなフレーズも必要となります。
試食販売をする際には、商品は少しだけ少な目に盛るようにしましょう。
試食というのはその名のとおり、お試しとして商品を食べてもらう事です。
お客様の立場からすれば、少しだけ盛ることで気軽に食べやすくなりますし、試食数も伸びます。
周囲に人だかりも出来やすくなりますし、量が少ないと「もう少し食べてみたい」という気持ちもそそります。
スーパー等では女性客が多いですが、男性客は比較的購入してくれやすいです。
販売員が女性の場合には特にその傾向があるように思います。
特に年配の男性などは「せっかく試食をさせてもらったから…」といった感じで購入してくれるケースもあるでしょう。
女性客だけでなく男性客にもPRしていきましょう。
試食をした事がある人であれば分かるかと思いますが、何度も試食をしていると不思議と「買わないといけないような雰囲気」になる事もあるかと思います。
特に何度も試食させてもらったり売り込みをせず好意的に商品を勧めてもらうと、「1つ買ってみようかな」という気持ちになるお客様も多いものです。
ガツガツと売り込みをするのではなく、好意的に商品を勧めていくことで結果的に購入に結び付けられることもあります。
試食販売のコツは他にもありますが、多くは何度か試食販売のバイト経験を重ねる中で、自分なりに培っていくものです。
何度も仕事をしてみて、自分なりのコツを見つけていくようにしたいですね。
試食販売のバイトの給料は?
試食販売のバイトの給料は日給制で設定されている事が多く、勤務時間にもよりますが大抵は9000~13000円程度の日給設定の仕事が多いです。
一般的なアルバイトと比較するとやや高めの給与設定のケースが多いでしょう。
例えば土日だけ勤務をしたとしても月に7~8万円の副収入にはなるので、副業としても十分に成立します。
そのため1日だけサクッと稼ぎたい場合や、短期間で週末だけ稼ぎたい場合などにも向いています。
ただし派遣社員として仕事をする場合には、派遣会社に登録に行く際や勤務先への交通費が支給されなかったり、エプロンやトレー・ホットプレート等を自費で用意しなければならないケースもあるので、事前にどのような備品が必要になるか確認をしておきましょう。
また試食販売のバイトは比較的人気職でもあるので、応募者が多い場合には経験者が優先的に採用されやすい等の傾向もあります。
そのため気に入った案件が見つかった場合には早めに応募する等の工夫が必要です。
試食販売の求人はどこで見つける?
試食販売のバイトをするには、求人誌やネット求人等から応募をする事が一般的です。
また多くの試食販売の仕事は、派遣会社経由で仕事をするケースが多くなります。
そのためまずは派遣会社に登録をし、登録後に自分の好きな仕事にエントリーをします。
そして採用後に派遣先(売り場)に派遣されるという流れになります。
また派遣会社の他にも、大手スーパーやキャンペーン運営会社・広告代理店などが試食販売の求人を出している事もあります。
どの求人に応募するかはもちろん自由ですが、出来れば複数の会社に登録をしておく方が良いかと思います。
会社によっては登録をしても希望の仕事が回ってこないケースもありますし、経験者や信頼度の高いスタッフに優先的に仕事が割り振られてしまうケースも考えられます。
また会社によって請負のメーカー等も異なりますし時期によっても仕事量にばらつきがあるので、やはり複数社に登録する事で希望の仕事に就く可能性を高めることが出来ます。
特に試食販売のバイト求人を多く取り扱っている派遣会社等に複数登録をしておくのがお勧めです。
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試食販売をする効果とは?
試食販売のバイトは数多くありますが、そもそも試食をすることによってどのような効果があるのでしょうか。
これだけのPR活動が行われているのであれば、試食販売はお店やメーカーにとって大きな効果が期待できるのでしょう。
例えば試食販売によって、以下のような効果が見込めます。
- 商品を顧客に知ってもらえる
- 売上増に繋がる
- 新商品に興味を持ってもらえる
- SNSなど、口コミ波及が期待できる
- 将来的なリピートに繋がる可能性
- 消費者のニーズが分かる
- マーケティングデータに利用できる
- 商品の問題点の洗い出し
試食販売をするには多くの効果や意味があります。
アルバイトをする上ではそこまで細かく考える必要はないのかもしれませんが、大まかにでも試食販売の効果を理解しておく事で、仕事の進め方に役立つこともあるかもしれませんね。
試食販売のバイトは男性もできる?
試食販売のバイトは男性でもできるのでしょうか。
確かに試食販売員は圧倒的に女性が多いですが、男性マネキンもいます。
男性の試食販売はお店の存在としても目立ちますし、売り場の中で声が通りやすい事もあるかもしれません。
男性の場合には清潔感に配慮することも大切です。服装が汚れていたりヒゲや長髪も認められない事が多いでしょう。
また男性の中には調理が苦手という人もいるので、もし試食販売のバイトをするのであれば簡単な調理の試食をした方が良いかと思います。
男性の試食販売のバイトは存在しますが、女性と比較するとその求人数自体が少ないのがデメリットと言えます。
「男性歓迎」「男性積極採用」など、実際に試食のお仕事に就けそうな求人を見つけるようにしたいですね。
試食販売のバイトは高校生でもできる?
試食販売のバイトは高校生もできます。
登録会社によって高校生歓迎としている会社も多くあるでしょう。
ただし派遣会社によっては高校生不可であったり、登録を18歳以上としている会社もあります。
また試食する商品等によって年齢制限がかかる事も考えられます(お酒など)。
高校生にはお洒落でアクセサリーを付けたりネイル・マニキュアや染髪の方もいるかと思いますが、試食販売のバイトでは食品を販売する関係上、衛生面には厳しい会社が多いです。
また派遣会社によって良し悪しもあるので、周囲の評判等を参考にして自分に合った会社を選ぶようにしたいですね。
試食販売でマスクは持参する?
試食販売のバイトでマスクを着用していくかどうか迷う人もいるようです。
確かに食品を扱う以上はマスク着用を考える人も多いですが、必ずしも持参が必要とは限りません。
会社から指示があった場合にはマスクを持参していくべきですし、売り場の店員が全員マスクを着用しているようであればマスクを着用した方が良いでしょう。
また風邪気味の時などはマスクを着用しておきたいですし、あまりにも体調が悪い時は会社に連絡をして休養をもらう事も大切です。
マスクをすると声がこもってしまう人もいますので、着用をしていてもハキハキと話すようにしたいですね。
試食販売のバイトのつらい所は?
試食販売バイトのつらい所は、まずは立ち仕事という事です。
試食販売は7~8時間の勤務になる事が多く、その間はほどんど立ちっぱなしと考えておいた方が良いでしょう。
立ち仕事に弱い人や腰痛持ちの人などは、特に辛く感じる事もあるかもしれません。
また基本的に来店客に声掛けをし試食を勧めるため、どちらかと言えば社交的な人の方がこの副業には向いており、人に話しかけるのが苦手な人には向いていない場合もあります。
試食商品によって勧めやすさも変わってくるのが特徴であり、商品によって顧客の反応も大きく変わります。
特に主婦層などにウケの良い商品の場合には試食も勧めやすくなりますが、不人気な商品の場合には中々試食もしてもらえない事もあります。
また一言に売り場とは言ってもスーパーや商業施設・デパートなどで来店客数は大きく違い、人で賑わう売り場では試食も勧めやすいですがその分忙しくなります。
逆に来店客が少ない閑散とした売り場では試食を勧めるのが難しい反面、暇な時間も多くなる等、売り場によってモチベーションや忙しさが大きく左右される特徴があります。
売り場も自分では選べない場合もあり、こればかりは運次第としか言えませんが、どのような売り場に派遣されたとしても自分なりに商品を積極的にPRしていく工夫が求められます。
また差別的な意味合いになってしまうかもしれませんが、採用されやすいのはどちらかと言えば18~30歳代くらいまでの女性が多く、高齢になるほど採用の枠は狭くなる傾向があります。
そのため試食販売員として経験を積んでいったとしても、将来に渡ってこの仕事をやり続けていくには相応の努力が必要になってきます。
試食販売のバイトまとめ
試食販売のバイトについて幾つか挙げてみました。
一般的なアルバイト等と比較すれば稼ぎやすい試食販売のバイトですが、仕事を組み立てる工夫や声掛けをする積極性などが求められる仕事ではあります。
ですが販売をする難しさやお客様との会話のコツなどを学べる面白みのあるアルバイトでもあります。
人とコミュニケーションを取る事が好きな人や販売職が好きな人は一度挑戦をしてみるのも良いかもしれませんね。
今回は試食販売のアルバイトについて挙げてみました。
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