ポスティングのバイトは稼げる?配布するコツは?高校生も可能?

今回はポスティングのアルバイトの副業について挙げてみたいと思います。

ポスティングのバイトはご存じの方も多い通り、チラシやパンフレットを各家庭のポストに配布していく仕事です。

地道な作業なので人と関わる事も少なく、コツコツ型の人や人間関係が苦手な人も取り組んでいる事が多い仕事になります。

一見簡単に見えるポスティング仕事ですがそれなりに配布するコツや苦労があります。

今回はそんなポスティングのバイトについて触れてみます。

スポンサーリンク

ポスティングのバイトの仕事内容は?

ポスティングのバイトの仕事内容は、まずは依頼主(ポスティング会社)からチラシと地図を受け取る事から始まります。

その日にポスティングをするエリアを確定し、その地図通りにチラシを配布していきます。

チラシの受け取り方にも幾つかのタイプがあり、そのエリアまでチラシを取に行くタイプや、事務所までチラシを取りに行くタイプ・定期的に宅急便などでチラシを送ってくれるタイプの会社があります。

 

慣れるまでは先輩が同行してくれたり、グループで配布する事もありますが、基本的にポスティングは一人で行うことになります。

チラシを投函する建物としても、一戸建てやマンション等がありますので、自分なりに効率の良い方法を考えて配布していく事が大切です。

ポスティングバイトはマイペースで行える副業と考えられがちですが、平均して一時間に200~300枚配布しなければならない事もあり、ある程度はスピード感をもって取り組む必要があります。

 

また勤務時間が終了しチラシ配布が完了すると、事務所に報告をしなければなりません。

一度事務所に戻って退勤処理をしなければならないケース・電話やメール連絡のみで良いケース・直行直帰の場合など、業者によって様々です。

 

ポスティングのチラシにも様々な種類があります。

例えばピザ宅配・不動産屋・タウン誌・引っ越し業者・通販カタログ・風俗関係など、業者によってチラシの種類も様々です。

チラシの種類によっても顧客側の反響は様々で、クーポン券が付いたチラシ等は喜ばれる事もありますし、逆に興味がないチラシなどは苦情になる可能性もあります。

ポスティングのバイトは作業自体は簡単で、煩わしい人間関係もない事から取り組みやすい副業ではありますが、収入面や体力面には十分に注意する必要があります。

 

ポスティングのバイトは稼げる?収入は?

ポスティングの副業は気楽な反面、安易に稼げる仕事ではありません。

配布するチラシの枚数も膨大であり一度の勤務で1日200~400件程度、集合住宅などが多い地域だと500~600件のチラシを時間内に配布する必要があり、それなりに急いで終わらせないとノルマはこなせません。

 

またポスティングの場合には、給料形態は「歩合制」「時給制」があります。

歩合制の場合の収入としては会社によって異なりますが、相場としてはチラシ1件につき2~5円程度が一般的。

そのため例えば時給1000円を確保しようと思えば1時間あたり200~500件のポスティングをしなければなりません。

 

一方で時給制の場合には都道府県の最低賃金と同額程度の時給が多く、都内でも1000円前後の時給となっている会社が多いでしょう。

ポスティングのバイトでは、ベテランスタッフでもまともに稼げていない人も多く、その他のアルバイトをした方が効率的に稼げるケースも多々あります。

 

また上記以外にも、成果報酬制を取っている会社もあります。

例えば不動産業などのポスティングでは、枚数単価ではなく、配布したチラシから反響(問い合わせ)が来たり、売買契約が成立した時に歩合給が支払われるといった報酬制度もあります。

この場合には成約報酬が数万円~数十万円になる場合もあり、大きな報酬が期待できる可能性もあります。

 

ポスティングバイトのコツは?

ポスティングバイトは闇雲に配っていれば良い訳でもなく、効率的にチラシを配布していくには幾つかのコツがあります。

ここではポスティングバイトのコツについて幾つか挙げてみます。

 

戸建てか集合住宅か

ポスティングをする場合、チラシによってどのような住宅に配布していくのかイメージを固めることも有効です。

例えば単純に多くの枚数を配りたいのであれば集合住宅が適している場合もありますし、反響制のチラシなどじっくりと目に留めたい内容の場合には戸建てが良い場合もあります。

 

ルートをイメージする

あらかじめ地図を見て配布するルートを決めておく事で、効率的にチラシを配布することが出来ます。

ルートを把握していないと、同じ場所を何度も廻ってしまったり、同じ建物に二重投函してしまう事にもなり兼ねません。

効率の良いルートや建物の配置などをある程度頭に入れてポスティングをした方が良いでしょう。

 

時間帯を工夫する

配布する時間帯によっても、チラシを読んでもらえる確率は変わってきます。

例えば主婦向けのチラシであれば午前中~お昼頃に配布した方が良い場合もありますし、サラリーマン向けのチラシであれば午後~夕方の配布が良い場合もあります。

 

チラシ禁止の家には投函しない

「チラシ禁止」等と書かれている住宅には、チラシを入れないようにしましょう。

苦情に繋がることもありますし、そのような家ではチラシが投函されていてもすぐに捨ててしまいます。

またチラシ禁止と書かれていなくても、住人が家の前にいる時は投函しない方が良い場合もあります。

 

雨や雪の日は避ける

雨や雪の日にポスティングをすると当然にスピードが鈍りやすくなりますし、自転車や原付等で配布する際には事故も起こりやすくなります。

またチラシ自体が濡れてしまう事もあり、見栄えもよくありません。

登録制のバイトの場合には、事前に天気予報などを見て仕事を入れた方が良い場合もあります。

 

高校生はポスティングバイトはできる?

ポスティングのアルバイトは会社によっては高校生も可能です。(20代~OKといった会社も多くあります)

特にこのお仕事は年齢を幅広く募集しており、10代~50代など年齢層も様々です。

高校生や大学生の場合、春休みや夏休みなどを利用して短期的に稼ぐ人もいます。

会社によっては3~4時間程度の勤務から可能な場合もあり、また髪型や化粧なども自由な会社が多いため、高校生などの学生さんでも取り組みやすいアルバイトと言えるのかもしれません。

 

ですが時給換算すると他のバイトよりも時給が低めな事もありますし、夏や冬など暑さや寒さで辛いと感じることもあります。

ポスティングの際には住人に怒られたり犬に吠えられたりなどポスティングならではの厳しさもあるので、アルバイトをする際にはよく検討してから始めた方が良いでしょう。

 

また配布専門の会社だけでなく、飲食系のポスティングバイトもあります。

例えばピザ屋のバイトでは、ポスティングバイトを募集している事もあります。

関連記事:ピザ屋のインストアのバイトの仕事内容は? 注文受付も解説

特に暇な時間帯はポスティングに行かされる事も多いです。

自分が好きな職種から選ぶというのも1つの方法です。

スポンサーリンク

ポスティングで使うのは自転車?バイク?

ポスティングをする時には、徒歩・自転車・バイクの3種類が一般的です。

遠くまで移動してのポスティングとなると、自転車やバイクを使用する事もあります。

体力的にはバイクが疲れにくいですが、事故の可能性やガソリン代、住宅の前に気軽に置いておけないといった心配もあります。

 

自転車であればバイクよりは疲れるにしても、前カゴに多くのチラシを入れる事ができますし、徒歩のように大量のチラシを自分で持たなくて済みます。

集合住宅など、その都度自転車を駐輪する手間はあるにしても、疲労度を考えると個人的には徒歩よりも自転車の方がお勧めです。

会社によって配布方法にルールがあったり、人それぞれの好みもありますので、自分に合った配布方法を選ぶようにしたいですね。

また移動が面倒という方は、似たお仕事としてサンプリング配布のバイトを検討してみるのも良いかもしれません。

 

ポスティングのバイトは子連れでもできる?

小さなお子さんがいる主婦の方など、子連れでポスティングをしたいと考える人もいるかもしれません。

ポスティング会社側が子連れでもOKしてくれるかどうかという問題もありますので、まずは会社側に問い合わせをする必要があります。

 

また子連れでのポスティングがOKであったとしても、夏や冬場には体への負担がかかりますし、集合住宅等の階段の上り下りはきついものです。

おんぶをしたりベビーカーに乗せてポスティングをする事も考えられますが、子供を頻繁に抱っこしたり降ろしたりするのは大変ですし、子供が泣き出したりしてしまう不安も残ります。

小さな赤ちゃんの場合には、おむつ替えの場所なども気になる所でしょう。

会社によっては子連れでもポスティングOKとしている所もあるようですが、お子さんの様々なケースを想定して慎重にお仕事を選ぶべきかと思います。

 

ポスティングのバイトの不正はバレる?

アルバイトさんの中には時間内にチラシ配布が終わらないために、枚数をごまかそうとチラシをどこかのゴミ箱に捨ててしまったり、1つの家庭に複数枚のチラシを入れる人も中にはいます。

ですがそのような行為が会社側にバレてしまうと、減給や今後の仕事にも響いてくる可能性があるのでやめておきましょう。

 

どこかにチラシを捨ててしまってもバレないと考える人もいるかもしれませんが、チラシをきちんと配っていれば平均的に〇%の反響率があるケースが多く、極端に反響が少なければやはり会社にバレてしまう事もあります。

また例えばどこかに大量のチラシを捨てたとしても、そのチラシを見つけた近隣住民からクレームが入る可能性もあります。

中には配布者にGPSを付けて見張っている会社もあると聞き、そのような場合には位置情報からバレてしまう事もあるかもしれません。

 

特にポスティング初心者の方は、途中で配布が面倒になってしまったり、配布ルートが分からなくなってしまい、途中で捨ててしまう等の不正をしてしまう事がありますので、しっかりと最後まで仕事を全うするようにしましょう。

 

ポスティングバイトのつらい所は?

ポスティングのアルバイトのつらい所は、やはり体力を使う仕事だという事が挙げられます。

ポスティングでまともに収入を稼ごうと思えば数時間駆け足でしっかりと配布する必要があり、それでも収入的には一般のアルバイトと同程度か、それ以下の場合も多くあります。

中には原付バイクや自転車での移動が認められている会社もありますが、ほとんどは歩いて行う配布が多く、かなりの疲労を伴います。

 

晴れの日であれば良いですが、これが雨や雪の日になればさらに配布環境は厳しくなりますし、真夏日のポスティングは特にかなり疲労度が増します。

またマンションやアパートのように集合住宅で密集しているエリアであれば効率良く配布できますが、一戸建てが多いエリアだと配布効率が悪くなる事もあり、尚更時間がかかります。

 

また配布するエリアによってはポスティングを嫌う家庭など、チラシを入れる事で苦情を受ける可能性もあるので、注意して配布をする必要があります。

特にチラシ配布が禁止されている住宅や、以前にクレームを受けた住宅は注意が必要です。

会社によって以前にチラシ配布でクレームが来た家庭などは配布厳禁としている事も多く、そのような家庭にチラシを配布してしまわないように注意して作業をしなければなりません。

 

また深夜のポスティングも防犯面から禁止されている会社が多いものです。

特に女性の方などはどのようなエリアをどの時間帯に廻ることになるのか、事前に確認をしてから応募する方が良いかと思います。

夜道に暗い場所で女性一人でチラシを配布していくとなると、思わぬ事故等に巻き込まれる恐れもありますので十分に注意したいですね。

 

ポスティングのアルバイトまとめ

ポスティングのバイトについて幾つか挙げてみました。

ポスティングの仕事は空いた時間内にどれだけ効率よく配布枚数を稼げるかという事がポイントになってきます。

また天候にも左右されますので予報等を確認してからシフトを入れる事も大切ですし、自分が担当するエリアを確認して事前にどのようなルートで配布していくのか、あらかじめ計画を立てて配布するとスムーズに回れる事も多くなるでしょう。

 

メリット・デメリットのあるポスティングバイトの副業ですが、無理をせず自分に合った働き方を選択したいものですね。

それでは今日はこの辺で。

スポンサーリンク